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『感情は脳をジャックする』感想


めっちゃ読みやすい本だった。感情に対して対談形式で論じられていて、普段自分がどれだけ多くの感情をスルーしてるのかを考えさせてくれた。

この本を読んで大きく学んだことは2つある。

1・感情とは絶対的なものであって、感情に良し悪しがあるわけではない。


不安とか恐れとか一般的に「よくない」とされてる感情があるが、それらも決して良い悪いの軸で判断するべきではなく、むしろ様々な感情を経験することが人生の豊かさにも繋がると言っていた。

これは一般的にネガティブとされている感情を持ちやすい人からしたら、非常にポジティブな意見だし、感情の捉え方として健全なのかなって思った。
なぜならこういう捉え方をしとけば、
恥ずかしい経験とかをしてしまっても「恥ずかしかったけど、人生の豊かさに繋がると思えば良い経験だったな」みたいな感じでポジティブに感情を処理していけそうだから。

2・感情のメタ認知が大事。


とにかく自分の感情に敏感になり、「あ、いま自分はこう感じてるんだな」って客観的になることが大事だなって読んでて思った。
感情任せではない判断ができるようになる。

感情はナイフのようなもので、ちゃんと扱えれば生活において豊かさや利便性をもたらすのに、使い方を誤ると人間関係や環境を壊してしまう凶器になりうる。
だからこそメタ認知が大事だし、メタ認知ができることで「感情に自分が扱われる」状態を避けることができる。


読んでいただきありがとうございました。