しもやけ君登場
12月13日
週明けの月曜日に北海道への移送が決まったよ。
今日は荷物をまとめる為に領置室に。
甲府から訓練を受けにきていた人と二人で。それが終わって舎房に帰る途中。廊下の先にあの工場担当が立っているではないか!もう二度と会わないと思ってるし関係ないんだから別にいいんけど
「長い間おせわになりました。」という俺たちの言葉を待っているような、にやつき顔だな。しかし完全無視だ。邪魔ばっかりしやがって世話になったなんてこれっぽっちも思ってないっつーんだよ。
俺だって、いくら腹の立つ男だとしても普通なら挨拶くらいはするよ。でもこいつだけは別だ。
後ろを歩いてたやつもやっぱりシカトだった。同じ思いらしい。
通り過ぎてからしばらくたつと、連行のオヤジ、俺たちが気づかなかったのだと思い「どうした。さっきのオヤジ。電工のオヤジだろ?」ときた。
「ああ、関係ないですね」。って、二人同時に答えた。
しかし移送は年明けと思ってたから助かった。
寒いんだよ。布団に潜り込んでも本もよめない。そんなこんなで、しもやけになった。今年は来ないかと思っていたけど、。やっぱりきたよあのしもやけ君は。
痛いの我慢してまいにちもんでるよ。ああ早く暖かい北海道に帰りたい。
ってこれ、南国九州にいる人のセリフか?
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