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まとめ読み その16

2014/5/15 記
 びっくりドンキーの皿を作ってる。新入は紙やすりでの仕上げだ。
 これを5ヶ月やってやっと機械場に回れたという話。



2014/5/17 記
 環境調整続行のことで、何にも手につかない。これまでいろんなことに耐えて我慢して来たのはなんのためか。そんな仮釈モードを今更満期モードに切り替えられるかって話。


2014/5/18 記
友人は裁判で便箋98枚の反省文をかいた。あいつには文才があった。現に裁判官から、この反省文を書いたあなたを信用します。なんて言葉をもらって大幅な減刑に成功した。
環境調整に関して出す作文に迫られた今、あいつならどんな文を書くのだろう。という話。




2014/5/22 記
 機械場に移って機械の講習を受けたが、まもなくシャバだと思ってる俺は気楽にやらせてもらいますなんて言ってた。しかし環境調整続行ではそうも言ってられないことをつげると、
「かわいそうに」
そういった視線が痛い。という話。


2014/5/28 記
 外はたんぽぽでいっぱいで、工場でエアーを拭けば白いワタが舞い上がって前が見えないほどで見たことない光景が広がる。空は広く、山並みは低く、カッコーの鳴き声と鶯の声。クワガタが惜しげもなく飛んでは、大きなハチが舞い込む。のどかな田舎は嫌いじゃないけど、やっぱり俺は都会が懐かしく感じる時があるよ。という話。


2014/5/29 記
 処遇に連れていかれるのはほぼほぼよからぬことと決まってる。
今日も一名呼ばれていったが、帰ると父親の死を知らせるものだったらしい。一週間仕事に出ずに、独居で喪にふすこともできるが、彼はそれを辞退して工場に戻って来た。
 なんと声をかければいいのか、
身内の不幸に立ち会えない。
やはりこれが1番、懲役では辛いことなんじゃないだろうか。
俺も親孝行に焦っているという話。


2014/6/3 記
 この誕生会に何回出てるだろうか。シャバじゃ嬉しいことかもしれないが、こんな誕生会はもう最後にしようという話。



2014/6/4 記
 近所に生活音のうるさいのが来たらしく、これが1番困る。
何をしても収まらないと、結局キレて大声出すようになる。昨日も叫んでからハッと気づく。あぶねえ、こんなところでバツには行きたくないからな。深呼吸して冷静に。という話。



2014/6/5 記
 涼しい北海道に来たはずなのに、なんと今日は日本で1番暑い場所だったって話。


2014/6/9 記
 長かった屋内運動が終わって来週からグランドで運動ができる。
その際、急に走る奴が必ず、転んだり、アキレス腱や、靱帯を切るなどの事故があるので気をつけろという話。


2014/6/10 記
 せっかく今日から外で運動できると思っていたら、行動訓練やるんだってさ。こんなのもう二度とやらないぞという話。



2014/6/11 記
仮釈がダメならダメと早く言ってくりゃいいのに、そんなのだからちょっとしたことでカチンとくるやばいモードに入りそうだという話。


2014/6/12 記
 どしても痩せない。
ふとらい奴が羨ましいという話。


PS
どんどん飛ばしていこう。
早いとこ月形編を終わらすために。

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