まとめ読み その15
2014/8/21 記
体調を崩す時、必ず夢を見るが、決まって学生服を着ている夢なのはなぜか教えてくれという話。
2014/8/22 記
隔離された場所にウイルスが入り込むわけもなく、風邪を持ってくるのは刑務官に他ならないという話。
2014/8/24 記
甲府刑務所は外の景色が見えて、夏には花火問屋の試作品が毎日のように上がって心和ませてもらったが、ここは外の景色は何も見えない。花火の音がするので覗こうとして頭をしたたかにぶつけた話。
2014/8/25 記
訓練から帰って、浴場で見かけたオヤジは子供のようなやつだったが、気がつけば半年前の工場のオヤジだった。あの時は大きく見えたが、きっと自分が来たばかりで、萎縮してたのだとわかる。
自分のコンディションで、相手が大きく見えたり小さく見えたりする。
これが本当なら俺も小さな男だ。
もっとしっかり自分を持って、一段上から見られるように相手を呑んでかかるくらいじゃなきゃ。
という話。
2014/8/26 記
なんでも首を突っ込んでやりたがる俺。いつまでも負けん気は強いが、体は正直に老化してるという話。
2014/8/28 記
とにかく懲役は食うのが早いという話。
2014/8/29 記
希望者はお盆法要に参加できる。お盆法要をうらぼんとか言うが、これはインドの言葉でウランボランから来てる、逆さに吊るされた苦しみから解き放つと言う意味なんだと。
お焼香は、ポータブルデーブルが回ってくるありがたみのないものだったと言う話。
2014/8/30 記
トイレの水を流しながら、石鹸で尻を洗う俺。
うっかり手を滑らせた瞬間、反射的に手を伸ばして石鹸を握ろうとしたらところ、便器の裏側の謎の塊を引っ掻き握ってしまった。
手を洗いたくても石鹸は流れたばかりと言う話。
2014/8/31 記
懲役で好き嫌いはたくなったが、なんでも見た目で箸をつけなかった俺は、食べてみたら美味しかったという経験も多い。人生食わず嫌いは損をする。
食えなかった、豚足、蜂の子、レバ刺し、スッポン、エスカルゴにイナゴの佃煮。ピータンにうなぎのキモ、馬刺し、ボタン鍋、柳川と、今度はなんでも口にしてから判断するようにしよう。ワニでもヘビでもカンガルーでも、鶏の足だってカエルだって必ず食うぞ。という話。
2014/9/2 記
関東の夏とは10度違う。
どんなに汚れても洗面器2杯の水で体を拭くだけの府中に比べてここは汚染入浴がある。午前も午後も氷が届き、冷たいお茶が出る。
楽な懲役だ。という話。
2014/9/3 記
消灯後に本を読んでて注意されたら懲罰だ。
そんな時は何度呼ばれても反応しない。本を読んでるうちに眠ってしまい、その後消灯になったようなフリで逃げ切るのだ。
という話。
2014/9/8 記
懲役同士のやり取りで、俺は別に腹も立たなかったのだが、聞いてたオヤジが急に怒り出した。
「日本語はっきり言えこの野郎」
言われた方もびっくりしてたが、相手の言い方を失礼に感じなかった俺がっれてるの?
人によって怒りのポイントは違うね。という話。
2014/9/10 記
3ヶ月に一度、300冊の本が入れ替わって、1回に3冊まで借りれる。これまで読書は全くしてない。
この絵日記を始めてしまったのでそんな暇がない。乗り掛かった船だから止めるわけにいかない。
やり切ったら、何か得るものがあるのだろうかこのクソ絵日記。
という話。
2014/9/11 記
卓球は意外と上手いらしく、結果を出してる。
そうなると調子に乗って有る事無い事言い出すのは悪い癖だ。
何事もでんと構えてはゃがぬように。時代遅れの男になろうじゃないか。それがかっこいい。
という話。
2014/9/13 記
テレビや雑誌から食い物の情報を受けると必ずノートにチェックする。
必ず食うと決めたからだ。
それが俺の絶対食うリストだ。
今回はじてめ、「水饅頭」ってのを食った。こんなに上手い和菓子はない。ジャバに戻ったらまずその水饅頭だ。という話。
2014/9/18 記
報奨金、
カレンダーの絵
PS
どんどん飛ばしていかないと、絵日記が面白いところになかなか辿りつかない。
今後も飛ばし読みは必要かな。
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