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2024年人権教育推進活動委員会の活動について

第一回ふれあい人権セミナー【ひきこもり支援】

第1回ふれあい人権セミナーの様子

「誰もが人生の主人公 ひきこもりからの脱出」の、講演会に参加しました。
2022年11月時点で15歳から24歳の若年層だけで146万人の引きこもりの方がいると推計されると知り、とても驚きました。ひきこもりになる要因は、ある日突然であること、自信がなくなる、大人になって生きづらさ、働きづらさ、人が信用できないなど様々です。
考える時間がたくさんあるが故に悪い想像も増えるという悪循環に陥り、様々な葛藤を抱える方々が一歩前に踏み出したいと思う気持ちに寄り添う事の大切さとそれも持続せず心が疲れたら弱音を吐ける居場所が大切と教えて頂きました。そのためには、何よりも信頼関係を気づくこと、諦めず寄り添うことが大事だと思いました。
                  (葛小中・掖上小・名柄小PTA)

差別をなくす市民集会【つながる命、大切な命】

市民集会の様子 

初めて第51回御所市「差別をなくす市民集会」参加しました。
記念講演のテーマは「つながる命 大切な命」講師は大島花子さんでした。お話以外にも何曲も歌って頂き美しく透き通った歌声がとても素敵でした。また歌に合わせて手話も披露されお土産にと「夕焼け小焼け」の手話も教えて頂きました。歌われた曲に対して大島さんの体験や思いを語られていましたが私が一番心に残ったのが「会いたい気持ちは「愛」です。」という言葉でした。数年前に亡くした母を思い出しました。
もっと親孝行したかったと後悔だらけです。そしてもう一度元気だった母に会いたい。何も出来なかった私にはその言葉に救われた気がしました。
この講演を通し今すぐ自分の中で何かが変わるわけではありませんが、日々生きていることを大切にしたいと思います。      (大正中PTA)
 
坂本九さんの娘さんである大島花子さんの記念講演でした。人権という分かりにくいワードを自身の父親を亡くすという体験とこれまでの歩みの中で学んだ事を父親が教えてくれたという手話も用いて、「伝える」事と「感じ取る」事の大切さを改めて教えてくれました。恐らく、父親を亡くした事よりも、坂本九さんの娘である事で、様々な葛藤があったんだろうと思います。それがあったからこそ、説得力のある公演でした。一番戻りたい時がいつかを自問自答し、父親がなくなる前日の何でもない玄関掃除の一場面で、何気ない日常が大切である事を話された時は、息子や嫁が元気で、仕事を続けられている事に改めて感謝しないといけないと思いました。(秋津小PTA)

大島花子さんの講演を聞いて、改めて人と対話することは大切なことなのだなと感じました。
ただ話すだけでなく相手にちゃんと伝わっているか、相手の言いたいことを理解してあげられているのか、理解してあげられることができたら他にもやってあげられることが増えるのではないかと思いました。
人の数だけ色々な考え方、想いがあるし、悲しいこと辛いことは無理に乗り越える必要はない、後悔や過去を思い出すことは悪いことじゃないと大島さんは仰っていました。
私はあの時こうしていれば…と後悔することがたまにあるのですが、そういう時に自分1人で考え込むのではなく、人に話して理解してもらうことで心が救われたりするのかなと思いました。        (御所幼PTA)

歌声は優しく清らかで、伝えることの素晴らしさや、伝えられるありがたさを表わされているように思いました。
また、手話を使い、聾者の音のない世界で歌う体験をしましたが、声を出して歌っていなくても、手話をしていることでまるで音が聞こえるような不思議な感覚でした。伝えようとする気持ちがあると方法や手段はいくらでもあり、同じように感じることができるのだなと思いました。
そして、普段の何気ない時間こそが、後になってかけがえのない日常の輝かしいものであることに気
がつくというお話を聞き、子どもにはよく言いがちですが、自分自身が日頃から当たり前のことに感謝して「ありがとう」を相手にきちんと届けるように伝えられているかなと振り返ってみる機会になりました。
                          (葛城小PTA)

第2回ふれあい人権セミナー【部落差別】

第2回ふれあい人権セミナーの様子

今回「大きな社会の小さな声~私と私の中の被差別部落」として潮崎識衣さんの実体験を通しての赤裸々なお話を聴かせて頂きました。
潮崎さんのご出身は神奈川県の被差別部落地域だったそうです。私はこの部落問題とは近畿圏に多いとばかりに思っていましたので、神奈川県と聞いて局所的な問題、歴史ではなかったのだと知りました。被差別部落に対する思いは無関心から恐れに変化する中で「部落出身であることは隠して生きていこう」と自分のルーツを隠すことは安心して暮らせる唯一の方法だと信じて、矛盾や葛藤を抱えながらも過ごしていました。お話の中でマイクロアグレッションという単語が出てきました。自覚なき差別。悪意なく傷つけてしまう可能性を持つ言動や行動についてです。偏見は偏見と気づかない限りただの情報である。誰しもが差別を助長する可能性を秘めているからこそ、知ることから始める、知ることを続けることが大切とおっしゃっていました。
今では被差別部落の方々のための交流の場を設けたりショートエッセイなどを掲載する活動をしているとのことです。
潮崎さんがお話の途中に当時悩んでいた頃の記憶が思い起こされるようで涙を流されていたのが印象的でした。気づかないところで今大変な思いをされている方々が沢山いるのだろう…と思います。私も知り続けることが必要なのだろう、とおもいました。              (御所中PTA)

今まで部落問題について、あまり自分とは関係の無い事と認識していて深く知ることの機会がなかったのが現状です。今でも奈良県では根強い部落差別があると知りました。
私も「あそこの地域の人は…」「ややこしい人多いよ」など情報を生活していると、他者から聞いていたりして知らずのうちに自分自身偏見があったのかもしれません。しかし、潮﨑先生の仰るように触れてはいけないことでは無い、オープンに話せるように世の中に1日でもなれるよう社会や子育てしてる私たちから次世代に繋げれるようにマイナスの意識を変えていかないといけないと思いました。潮崎先生が書かれているフリーぺーパーも手に取りやすく読みやすい感じに興味をもちました。部落問題の事ばかりでなく、自分自身これから生きていく上で大事な事が沢山書かれていて大切なルーツに気付かされた思いです。みんな平等で1人でも多くの人が気持ち楽に笑顔が増えるよう願います。                 (名柄小PTA)


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