Earthboatにニーズはあるのか。この一年の活動を振り返って
早いもので12月。もう2023年が終わってしまいます。
前回のnoteが2月で、LAMP横にEarthboat初号機が設置されてのレビュー記事でした。そこからかなり間が開いてしまい、Earthboat社としての情報をろくに公開していませんでしたので、この一年、会社としてどうしていたのかをお伝えできればと思っています。
まず、4月に6500万円の資金調達をしました。
16年ほど経営をやっておりますが、初めての資金調達となり、投資家の方のお金を預かる立場として身が引き締まる思いです。
この事業にニーズはあるのか
Earthboatは単純なトレーラーハウスの販売モデルではなく、各地でEarthboatを運営したいというパートナー企業さまと共同で展開していくビジネスモデルです。
それゆえに、まずはパートナーとして一緒にEarthboatを展開したいというニーズがあるのか、その上でそこに泊まりにくるお客様が満足していただけるのか、を実証していかないといけません。
ありがたい事に、たいしてウェブ上で情報発信をしていないにも関わらず、多くのお問い合わせをいただき、現在水面化で複数の開発プロジェクトが進行中となっています。手探りで一歩一歩ですが、土地を確認し、パートナーとして運営を希望する企業さまと会話を重ねながら、やはりこのビジネスモデルにはニーズがある、という自信を得られるまでにはなりました。
また、それと同時に一番最初に導入をしたLAMP野尻湖のEarthboat2台についても、2023年中は非常に高い稼働率でご利用いただけている状況です。運営する上での改善点も随時洗い出し、ブラッシュアップを重ねています。
Earthboatの理想を追求するプロジェクト進行中
まだ詳しい情報公開できないのですが、Earthboatを10台設置するプロジェクトも2023年の間、ずっと進めていました。初めての大規模な土地の開拓でてんやわんやでしたが、各業者さんのサポートもあり、なんとか形になってきました。
Earthboatを使った土地活用のモデルケースとして、今後全国展開への足がかりにできたらと考えています。
安定的な製造ラインの確保と、設計のアップデート
ニーズはあっても作れなければ仕方ない。
という事で、Earthboatを安定的に作り続けるための土地を購入しました。2000坪です。めっちゃ広いです。ここに10台以上の製造中のEarthboatが並んだら壮観だろうなぁ。
これまでに合計で17台ほどのEarthboatをすでに作り終えているのですが、1台作るたびに様々な観点から設計のアップデートリクエストがあがります。もう1年以上、このEarthboatの設計を担当してくれているPan-Projectsからは、「22㎡しかないのに、1年以上設計が終わらないなんて初めてなんですが…建築家として普通設計図面のアップデートってやらないんですけど…そろそろ終わらせたいです…」というありがたいお言葉を頂戴しています。
しかし、Earthboatは大量生産を目指しているので、ほんの少しでも利便性があがったり、施工性があがるのであればすべて設計に反映させ、次回以降のクオリティが上がるように調整しています。
一番効果がでたなと感じているのは施工性で、大工チームと連携し、どのようにすれば今後施行がやりやすくなるかを常に話し合ってきたので、かなり効率よく作る事ができるようになってきました。
メンバーも増えてきて、組織になってきました
最初はひとりで黙々と資料を作りながら、Earthboatの世界観を夢想していただけだったんですが、1年半くらいたち、メンバーも増えてきました!
基本、メンバーは長野に移住してもらってます。(もしくは近所に住んでいる人を採用してます)俺の地元である長野県信濃町にどっしりと根を下ろし、この田舎から最高のスタートアップにしていきます。
夏は野尻湖で遊び、冬は雪山でスノボやスキー。サウナはもちろんいつでも。まずは自分たちがしっかりと外で遊ぶ。外で遊ぶからこそ、外で遊ぶための最高のツール = Earthboat を作れるわけで。
IT業界に長くいたので、かなりのギャップがあるのですが、Earthboat社のモットーは「暗くなったら帰ろう」です。あとこれから冬本番になるので、「パウダースノー最優先」も追加しようかなと思っています。
2024年は諸々、広げていきます!
初期の検証フェーズは終わりました。
ニーズもあるし、製造ラインも作れました。
メンバーも増えて、来年からは複数のプロジェクトを同時に立ち上げながら、新規開拓もどんどん進めていきます。
がんばるぞ!
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