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ワンピカード5弾(新時代の主役)環境あれこれ

ゴサク(@tdngsk)です。
Magic: The Gatheringというゲームでプロプレイヤーをしたりしていなかったりします。
この前はフィラデルフィアで開催されたプロツアーに参加してきました。

新時代の主役が発売され2週間ほど経ちました。
思考整理を兼ねて自分が見えている範囲で環境についてまとめます。
例によってチラシの裏系の内容になりますのであまり期待せず流し読んでいただけたら幸いです。

紫ルフィ

過去最高にゲームスピードを早めるリーダー能力
2~4ターン目のテンポ差を活かしてマウントを取るデッキ
現状数としては圧倒的Tier1

構築はまだ人によって様々だがアーキタイプ自体が大きく変わるようなバリエーションは無さそう
9カイドウだけは換えが効かないため多くの人が4枚採用しているが他は同じコスト帯に様々な仕事をするカードがある

ノーカウンターが多い構築が多く、実質ライフ4リーダー程度の防御力しかないので防御側に回るとそれほど強くない(赤ゾロ等)
また、2~4ターン目に展開したカードをより低いコストで処理するような動きも苦手(青黒サカズキ等)
お互いが10ドンに到達するターンまでにテンポ差を活かしきれないと単にライフが低いだけのリーダーになってしまう
上述したリーダーが若干苦手だがそもそもデッキパワーが高く相性差を覆してしまうような動きを持っている
Deck to Beat

黄エネル

ライフ1からとにかく死なないリーダー
ルフィと双璧を為す新時代の主役異常リーダー能力シリーズ、攻めのルフィ守りのエネル
使用率はルフィに次いで多い印象

シュラ採用の空島サーチ型とプリン採用のビッグマム海賊団サーチ型がある
どちらも8カタクリと9ヤマトでライフを回復しながらロングゲームを制する事を目標としているためこれらが採用されていない事はまず無い
ゲダツのおかげでアクティブのキャラに触りやすくなり黄色自体もロングゲームに持ち込みやすいよう強化された

ライフが1になった後の攻防が独特で、エネルのリーダー能力を使った段階では攻撃前と比べて手札の枚数は減っていない
そのため残りのアタック回数が1回のときにリーダー能力未使用かつライフ1のエネルにアタックするのはほぼデメリットしかない(トリガーリスクあり、手札整理もさせる)
ライフ1のエネルを倒すために高打点を複数回捻出できると手札を減らしやすい
また、同値アタックが通るほどの攻撃回数を確保されてしまうとあまりリーダー能力を活かせない

展開が早くアタックによる処理が難しいキャラクターを早いターンに展開してくる紫ルフィが苦手
青の10コストカイドウ、10コストビッグマムなども出てくるターンは遅いがそれを使うデッキがゲームをスローにする要素を持っているので嫌いなカード
後者は赤ゾロ程度では難しく、赤緑ローや赤紫ローのようなぶっ飛んだドンの踏み倒し方をしないと発生しづらい状況
赤緑ローは複数回の高打点という要素も兼ね備えており苦手な部類
いくつか苦手なデッキはあるがトリガーによる打開など、相性差を覆せる要素をしっかり持っている

青黒サカズキ

手札を安定させつつトラッシュ枚数を増やせる能力
ありとあらゆるコスト参照系の対処カードを+1コスト分範囲を広げて使える能力
と、便利な能力に噛み合った2色のリーダー
これまでのライフ4リーダーとは一線を画す汎用性だがカードの枚数が少ない状態で戦わないといけない点は変わらない

とにかく汎用性が高い上に意識する相手次第で使うカードが変わるため、構築が全然定まっていない印象
ただ4ルッチは2つの能力が噛み合い、青黒サカズキで使うとほぼ専用カードと言っていいレベルのパワーを発揮するためほぼ4枚採用されている

コストパフォーマンスの良い除去によるゲームの遅延や高打点の出力など、紫ルフィとエネルに有利な要素を組み込むことは可能だがライフ4で使えるカードの枚数が少ないため引き要求はシビア
あちらを立てればこちらが立たずになりがち
価値の低いキャラクターからの同値アタック連打、出たターンに仕事ができる速攻アタッカー、ブロッカーすり抜けが苦手でとにかくありとあらゆる方面から赤ゾロにボコボコにされる
青と黒には汎用性の高い1コスト+4000イベントがないため、5ルフィやディアブルジャンブによる高打点を一度だけ止められる、という手札になる事がほぼなく詰みが発生することも

新リーダーであること、カードゲームにおける「除去」というアクション自体にファンが多いため使用率自体はルフィ、エネルの次に多く見える

赤ゾロ

防御力の低いリーダーが環境に増えてきたこと、天敵のレベッカと白ひげが数を減らした事から再び台頭

現状自分が環境最速のデッキとなっているため、防御面をあまり意識せずノーカウンターの速攻キャラを多く採用した形が多い

紫ルフィも実質ライフが少ないリーダーである事、低コストキャラクターがあまり採用されていないため1コストキャラを処理しようとすると効率の悪い動きをする必要があるため基本戦略部分は紫ルフィに有利
一方キャラクターの場持ちが悪く高打点の複数回出力が難しい、縦置きキャラも終盤ですら9ヤマトに処理されてしまう等の噛み合いもあり黄エネルは苦手としている
単色でありながらアーキタイプが変わるレベルで構築の自由度が高いため今後もデッキリストの変化に要注目

赤紫ロー

5弾環境スタート直後にレベッカを駆逐した張本人
最初は多かったが紫ルフィがプレイするキャラのパワーがデカすぎて処理が追いつかず苦手、ということになり紫ルフィの隆盛と共に数を減らしてしまった
やれることが単調なので相手の出すキャラのサイズが噛み合うかどうかに依存して強さが左右されそう

黄カタクリ

よくわからない
序盤から7000アタックができる点は紫ルフィに強い
10マムが使えるのはロングゲームをしたいエネルに強い
要素を見ると強そうだがルフィには高コストが間に合わず、対エネルは10マムを含めても終盤の高打点への耐久力を鑑みるとカタクリ側の方がトータルのライフは低い印象

赤紫ルフィ

紫ルフィより麦わらの一味らしさが出ているためキャラで選ぶ人はどちらかというと赤紫ルフィを使いがち
先手で強力な動きはあるが、サーチに引っかかりにくいカードを要する上に使えるカード枚数が極端に少ないため引き要求が厳しく、強さのブレが激しい
紫の10ルフィがルフィなのにエネルと相性が悪くフレーバー的にちょっと残念

赤黄ベロベティ

2ターン目にベロベティにアタックする前に今トリガー踏んでも大丈夫なのかしっかり考えよう
最後のターンがあるかないかでめちゃくちゃ変わるのでラディカルとか入れたほうがいいんじゃない?

赤緑ロー

よくわからない
紫ルフィが処理を苦手としている軽量ブロッカーを防御手段としていること、エネルに対しては攻撃回数も高打点でも攻められる事から上位2デッキには強そう
強そうと言いつつ最速9カイドウにはくちゃくちゃにされそう

ライフ4のリーダーであるため赤ゾロが鬼門か
4弾環境の頃は赤ゾロも攻撃が多少マイルドなデッキだったがマグラまで攻撃に使われるとカード枚数の少なさが弱点として響いてきそう
ただマルコが減ったため軽量ブロッカーの信頼度は上がっている
青黒サカズキの4ルッチもリーダーがやりたいことを激しく邪魔するため苦手

白ひげ

紫4ローがあまりにも避けらんねえ


パッと思いついたところだけ書きました。
疲れたのでこの辺で!
今シーズンもワンピカード楽しんでいきましょう~

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