見出し画像

人生初の「普通のエアコン」で感動した話

以下の記事などで、引っ越しを機に買った家具を色々と紹介してきました。

まだ一番大きな…工事とか手続きとかが一番大変だった家電を紹介していません。

セパレートエアコンです。

つまり、普通のエアコンです。

いままで私は普通ではないエアコンしか使っていなかったので、
これが人生初の普通のエアコンです。


窓用エアコンの思い出


窓用エアコンの遺影
吹き出し口のシールを見ての通り、満身創痍。

いままで使っていたエアコンは、窓用エアコン・ウインドエアコン・ウインドウエアコンなどと呼ばれる物体です。

窓用エアコンは、室内機と室外機がくっついたエアコンです。
セパレートエアコンの「セパレート」とは、室内機と室外機が分かれていることを指します。

窓用エアコンはデカい本体を窓にガコッと嵌めて、
部屋側に冷風、屋外側に室外機ファンが来るようになっています。

  • 窓に据え置く以上、窓を開けていないとエアコンが使えません。

  • 窓が開いているので、微妙な隙間から外の熱風や虫が入ってきます。

  • 窓が開いているので、大雨や強風のときは使えません。

  • そして、クッソうるさい
    それはもうとても。

ブゥォォォォォォン!!!(コンプレッサー始動音)
ゴオオオオオオオオ!!!(屋内・屋外両方のファンが回る音)
ガタガタガタガタ!!!(振動で窓枠が揺れる音)
ガコン!!!!(一定程度冷えたので全部が止まる音)

これの繰り返しです。

ちなみに「一度適温になったらあとは弱めに動き続ける」機能は存在しないので、つねにパワーMAXかOFFかの2択です。
節電もへったくれもございません。

そして常時窓が開いているので、ろくに冷えません。
節電もへったくれもございません。

というか、冷風機と仕組みは一緒です。
窓に据え置くのを窓用エアコン、床に置くのを冷風機と呼びます。
つまり「スポットエアコン」と大差ない冷え加減です。
ここ最近の夏を考えると、無いよりはマシ程度。

以上より、ごろうさんはウインドエアコンは全くおすすめしません
ウインドエアコンしか設置できない場合、セパレートエアコンを設置できる部屋に引っ越すことをおすすめします。

冷風機か?ウインドエアコンか?で悩むなら、
冷風機か?引っ越しか?で悩んでください。

セパレートエアコン購入

というわけで引っ越しを選んだので、新居では人生初のセパレートエアコンを買いました。

今どきのエアコンってかっちょいいね。

新居が決まったのが5月中旬で、そこからエアコンを探し始めました。
近くの電気屋さんの店員によると、エアコン買い替えピークは過ぎた時期なんだそうで。

曰く、「23年モデルはほとんど売り切れた」「24年モデルになると値段が一気に跳ね上がるので、選ばないのであれば23年モデルを買うのがおすすめ」とのこと。

エアコンは1年前のモデルは1/3~1/4ぐらいの値段に落ちるものらしく。
逆に言うと、最新モデルは1年前のモデルの3倍~4倍の値段がします。
たった1年なのに。技術の進歩からしたら大差ないのに。
不思議な世界です。

というわけで、23年モデルの売れ残りが、シャープとダイキンでした。
そしてダイキンは予算をはるかに大きく超えていきました。超高級モデル。

シャープさんしかねえ!

というわけで先に貼り付けた2台を購入。
ついでに、人生初の値切りをしてしまい、予算内に収まりました。
というか値切ったつもりはないのに、意図を汲んでくれました。すごい。
名刺をいただいたらその店の接客部門の部長さんでした。
またお世話になります。

その方曰く「自動お掃除ではないエアコンのフィルター掃除は2週間に1回と書かれていますが、実際のところシーズンの終わりとシーズンのはじめにそれぞれ1回ずつで結構ですよ」ってぶっちゃけてくれました。
そうなの!?!?

設置しました

上が高いほう、下が安いほう
リモコンのサイズが全然違う
高いほう
目がついてる(目は動かない)

エアコンって、しゃべるんですね。

「エコ自動運転を始めます。暖房24度で運転します。」
「おはようございます。今日の天気は 晴れ ときどき曇りです。」
「お部屋の空気が少しこもっているようです。換気しませんか?」

って感じで、毎日話しかけてくれます。

え?普通はしゃべらないって???

最初は喋るとビビりましたが、半年弱ともに暮らすと慣れました。
ちなみに動いていなくても、天気予報は喋ってくれます。
オフシーズンの秋でも寂しくない。寂しくないとは?

喋るのは上位機種のみです。
上位機種はどうやらシャープさんのフラグシップモデルだったようで、
喋ってくれたり、CO2濃度センサーがついてたりするんだそうです。
これより低いモデルには付いていないとのことで。

ほぼ毎日2回ぐらい換気を促してくれます。ちょっとうるさい
やはり人間がいるとCO2濃度が上がるのは当然なのですが、
部屋に誰もいない夜間に何故か上がったりします。
不思議だなあ。

ちなみに高いほうはこんな開き方もする。初見だとビビる。
暖房時は基本これ。

セパレートエアコンがある生活

人生が変わりました。

いままで夏場といえば、自室は昼夜問わず35~39度
いままで真冬といえば、自室は気温1桁

今年の夏は、自室が26度ぐらいで推移しました。
冬は今のところ、自室が24度ぐらいです。

そんなことある?快適すぎでは???

さらにすごいのは、
それでいて電気の消費量が減ったこと。

冬はまだ結論に至れませんが、
夏は空調分と思われる電気の消費量は2/3~半分になりました。

いかに窓用エアコン常時運用が非効率か
常用するものじゃないです。あれは。うるさいし電気食うし。
やはり窓用エアコンはおすすめできない。

こんな優れた機械があったんだなあ…と思うのと同時に、
実は日本人の9割以上はこの恩恵に与り続けているのか…!?とも思いました。

苦行もしたほうがいいy…いや、いいや。
皆さんは今のままでいてください。
お使いのソレ、窓用エアコンを使うより電気代が安いんですよ。
だから電気代に文句を言わないでください。(謎の目線)

外の季節と関係ない暮らしができるようになったので、
これで生産性が上がるといいな…

…いや、7月の引っ越しの記事を9月に書いてる時点で、
生産性は特に上がってない気がするが?


いいなと思ったら応援しよう!