パチスロサクラアルバイト六分咲き伝 #5
ラオウとの死闘からしばらく経ち、その後も何度もサクラのバイトをしたAですが、ある日公園に着いてボスから
「Aは北斗以外に打てんのか?」
と聞かれました。
この頃になるとAの名前と顔がサクラ軍団の中で認識さる様になり、ボスとも世間話をするくらいまでに慣れていました。
Aはサクラのバイト代で色々な台を打つ様になっており
その上、性分なのかわかりませんが様々な台の解析を頭に入れる様にしていました。
そんな事もあり、少し自信ありげに
「昔の俺じゃ無いです、打てますよ」
と恥ずかしげも無く言ったそうです。
それを聞いた上で決めたのかどうかはわかりませんが、その日指定された台番に向かうとそこに待っていたのは液晶が無くパトランプと蝶々が目立つ台
【南国育ち】
Aは液晶が付いていない台は打っていなかったそうで、確保したのちにトイレに行き解析を検索したそうです。
この台を簡単に説明すると、キュインと音が鳴ってパトランプがクルクル光れば当たり
その上最後に蝶々が飛んだ様に光れば更に当たり
と言う、簡潔な台
そして、設定6が死ぬ程分かりやすい
基本、単発→三連→単発→三連をひたすら繰り返す挙動
6がわかりやすいと言う事は凄く目立つと言う事
他の島以上に沖スロの島は閉鎖的で独特の雰囲気があったので、知らない奴が6をツモろうものなら何かしらのアクションが取られます
つまり目立つと言う事は沖スロ常連の皆さんから嫌がらせを受けると言う事です。
まあ、私にしてみればサクラの方が邪道なのでAの話を聞いた時、哀れみなどは感じませんでしたが
そんな事を知らないAは南国育ちを打ち始めました
この頃も南国や島娘などわかりやすい挙動の台はみんな注目していまして、朝一に蝶が飛んで何連するだとか、やれ花笠が光るだとか、なんなら島の全員が手を止めてその瞬間の挙動に注目していました。
その上初めまして沖スロの島に足を踏み入れたAは尚更注目の的
そして、いよいよAが初当たりを取り、当然の様に蝶が飛び、三連終了
この時、沖スロの島で設定6を確信していないのは初打ちの呑気なAだけでした
と同時にAだけがその島の全員の敵になりました
次回 だったらやってやろうじゃねーか
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