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レンズマウント部品の設計

写真用レンズをお作って販売したいなどと言っていますが、光学ガラスと光学設計ソフト開発の話ばかりであまり進んでいません。本当にやる気あんのか?と言われそうです。

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レンズ系を設計するためのソフトを開発するというややこしいことをしているわけですが、ソフトを開発してレンズ系の寸法を決めないと鏡胴の設計も進まない部分もあります。画像のように3DCADで設計しています。取り付け部の寸法は純正レンズやカメラをミツトヨの(←ここが本気度が高いポイント)ノギスで測定しました

ちなみに私は以前工場で測定業務をしていたので測定や検査のスキルはあります。

画像の部品は、形状から察しが付く方もいるでしょうが、タイトル通りのマウント部分の部品です。ねじを通して別の部品に取り付けるための穴(いわゆるバカ穴)や外径の滑り止め(ローレット)加工などがしてあります。そこそこ複雑な形に見えますが、通常の工作機械で通常の工具を使って生産できるように設計されています。スキルについては

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断面図。


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一枚目の反対側の面はシンプルに皿形になっており別パーツに被せる形ではめ込んで三か所のねじで締結する設計になっています。一番左の一か所だけ少し細長くなってる穴はねじを通す穴ではなくカメラ側マウントの回転防止ピンをひっかけるための穴だったりします

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二次元の図面も3Dと並行して作成しています。(機密情報もいいとこなので若干ボカしています)。




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