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#02 地球という刑務所から抜け出す方法はあるの?#はじめてのエイリアンインタビュー

参考:エイリアン インタビュー (リーダーズ・エディション)
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■ 地球は刑務所である

 エイリアンインタビューの内容は、どれも衝撃的だが、不思議なことに「たぶん事実だ」と直感してしまう。

 最もインパクトがあるのは、地球は刑務所であるという話題だ。

 旧帝国の支配下で「アンタッチャブル」とされた IS-BE(イズビー)は、次々と地球に送られたらしい。IS-BE は、魂と考えれば良さそうだ。

 地球では、肉体という乗り物に閉じ込められた。肉体が死ぬと、IS-BE は出てくるが、地球の周りに張り巡らされた電子バリアによって、捕獲される。

 いったん休憩しよう。ぜひ、ついてきてほしい(笑)。

■ 天国やあの世は「待合所」

 捕獲されたIS-BE は、強力な電気ショックであらゆる記憶を抹消される。そして「光に戻るように」命令される。光とは、天国とかあの世という概念のことだ。戻るべき場所がある、という催眠状態になるらしい。

 なんのことはない、光とは次の乗り物までの「待合所」だ。天国やあの世というのは、偽物の概念だったのだ。

 人間の肉体の耐久性能は、150年ほどらしいが、実際の寿命はその半分程度だ。70〜80年の転生をゼロから繰り返す、まさに終身刑である。これが、何百万年(!)も続いているらしい。

 電子バリアと電気ショックからなる「記憶喪失システム」は、西暦1230年に旧帝国が滅んだ後も機能しつづけており、ドメインの科学力を持ってしても、発見・破壊できないらしい。

■ 輪廻転生とは終身刑のことだった

 どうやら、これが輪廻転生の仕組みのようだ。

 なんのことはない、輪廻転生とは終身刑だったのだ。エイリアンインタビューは、1947年の出来事だが、戦後まもなくこんな情報がエイリアンから伝達されていたのだ。

 ここで、なぜ僕らが罪人なのか補足しておく。

 旧帝国は、ロボットのように従順で、きちんと所得税を納める市民「しか」要らなかったようで、それ以外は「アンタッチャブル」とされたようだ。

 もちろん、犯罪者も送られてきたようだが、「罪人とはひどいなぁ」というのが、ほとんどの人の見解だと思う。

■ 環境保全の方が重要とのこと

 実は、過去に地球で調査していたドメイン3,000人がこの「記憶喪失システム」に捕まってしまい、今も地球で暮らしているらしい。

 すべての所在は判明しているが、救出方法やこのシステムの破壊方法がわからないようだ。

 ただ、ドメインはこの記憶喪失システムの破壊に重きを置いていない。

 地球もドメインの支配下にあるのだが、銀河の片隅に住むIS-BE の解放など、優先度が低いそうだ。他にやることがたくさんあり、地球で言えば、環境保全の方が重要とのことだ。

■ 自分たちでなんとかせよ

 そのため、エアルはこの「記憶喪失システム」からの脱出を「自分たちでなんとかせよ」と説く。

 お気づきのとおり、記憶喪失システムからの脱出とは「解脱」のことだ。輪廻転生からの解放である。

 エアルは、インタビューの途中から英語を覚え、膨大な書籍を読み、スキャンしていく。エアルによれば、この脱出にうまく行ったのは、老子とゴータマ・シッダールタ(釈迦)だけだという。

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akuppā me vimutti. Ayamantimā jāti. Natthidāni punabbhavo’ti.

わが解脱は達成された。これが最後の生まれであり、もはや二度と生まれ変わることはない。

—  パーリ仏典, 聖求経, 26 Ariyapariyesana Sutta, Sri Lanka Tripitaka Project
───
参考:解脱 - Wikipedia
https://bit.ly/39VI43J

 最も重要な進展を見せたのは、2,500年前のブッダ(釈迦)の教えだという。しかし、長い時を経て、その哲学や技術は失われてしまったそうだ。

■ 解脱とは刑務所からの脱獄

「IS-BE を言葉で表すために人間が持っている最も近い概念は、神である:全知全能であり、無限である」

「どのような人間も、自分自身が-個人的にも集合的にも-神である、という事実に関して個人的な責任を引き受けることはない。この事実のみがあらゆるIS-BEが罠にかかる原因である」

 これらは「第十二章 不死についてのレッスン」に書かれていることだが、なかなか理解が難しい。ただ、2500年前の人たちが感じる難しさとは、異なる気がするのだ。例えば、

- 私たちは地球という星に住んでいる。
- それは宇宙に浮かんでいる。
- 宇宙には別の文明がある(かもしれない)。
- それらの文明同士が戦争する(かもしれない)。
- 前世の記憶がある(かもしれない)。

という内容は、理科の授業を受けたり、スターウォーズを見たり、オーラの泉で江原啓之さんの話しを聞いてきたから、2021年現在ならば、なんとなく理解できる。

 2500年前では、さすがに難しいだろう。いくら賢い人でも、イメージができないからだ。解脱が難しいとされてきたのは、イメージの問題かもしれない。

 解脱とは、刑務所からの脱獄である(笑)。

 実にシンプルだ。ここには、神様も宗教もない。ルパン3世にでもなったつもりで、脱獄作戦を考えよう。ヒントはこのあたりにありそうだが、さらに理解を深めていきたいと思う。

(つづく)

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