エイバルとアーセナルとコーナーベット
こんにちは、goroです。
今日は今までにない記事を書きます。
(具体的なベットに役立つ可能性はありますが、特定の条件とライブで試合を観れることが必要になります。)
若干私の主観や感性もありますが、それは1つの個性としてご理解頂ければ幸いです。
それでは本題に入っていきましょう。
まず、「エイバル」と「アーセナル」(今のアーセナルじゃなくて17、18年前のチーム:以下「アーセナル」は全てこの時代のチームを指します)と聞いて何が思い浮かぶでしょう??
この2つのチームの共通点が分かった方は私の言いたいことの8割はすでにご理解頂けていると思います。
さぁ、なんでしょう??
(すぐわかる方は私と気が合いますww)
正解は…
「ホームスタジアムのピッチサイズが狭い」ということです!
国際サッカー標準:105m×68m ※カンプノウ・ベルナベウなど
エイバルホーム「イプルーア」:103m×65m
アーセナルホーム「ハイベリー」:100m×67m
※ハイベリーは老朽化により解体され、今はエミレーツスタジアムですね!
これは各リーグの中でも最小クラスのピッチサイズです。
これで何が言いたいかと言うと、「エイバルやアーセナルなど特殊なホームスタジアムを持つチームは独特なサッカーをする」ということです。
当時のアーセナルは正方形に近いハイベリーの特徴を生かし、コンパクトな陣形の守備と機能美あふれるサイド攻撃でプレミア無敗優勝という快挙を成し遂げました。(もちろんアウェーでも強かったです)
アーセナルの特徴はアンリ・ベルカンプの最強2トップに目が行きがちですが、攻撃の肝は明らかにピレス・リュングベリの両サイドハーフでした。
ピッチサイズの違いにより普段とはポジショニングの異なる相手チームのギャップを突いたり、はたまたワイドに展開したり、彼らが崩しの重要な局面を担ってアンリ・ベルカンプがフィニッシュを仕上げていたのです。
エイバルで言えば、メンディリバルが素早くサイドをワイドに使ったサッカーを植え付け、強豪相手でもホームでは互角に戦えるチームを作っていますね。(今シーズンはやや不調ですが…)
そのエイバルの特殊性を象徴する記事がありました↓
*2018年2月 第18節エイバルvsセビージャ戦について*
※試合は5-1でエイバルが大勝。セビージャは屈辱的敗戦
https://qoly.jp/2018/02/04/montella-on-eibar-iks-1
ヴィンチェンツォ・モンテッラ(セビージャ監督)
「今日の試合にはとても失望している。なによりも全てのファンに謝りたい。そして、(レガネスとのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグがある)水曜日は決勝進出のために我々をサポートしてほしい。序盤が悪かったし、フィジカル的にもメンタル的にも相手より劣っていた。
(エイバルのホームであるイプルーアは)とても狭いピッチで、とても奇妙だった」
モンテッラのコメントにもあるように、ピッチサイズの違いは数mですが、慣れているホームチームと慣れていないアウェーチームではかなり感覚の違いがあるのです。
現代のサッカーではポジショニングが重要視されたり、スペースが無くなってきていたり、より緻密な戦術が求められるようになりました。
そういった際にこのような「小さな違い」は「大きな違い」につながるのです。
と、ここまでが前置きになりまして、今から本題です。
では、エイバルとアーセナルの違うところは何でしょう?
これは大した答えじゃないですが「戦力」です。
当たり前ですがロンドンに本拠地を置くアーセナルと人口数万人の町をホームとするエイバルでは予算規模も違いますし、当然戦力にも差ができます。
結果として、それぞれが披露する特殊なサッカーがアウェーで通用するかどうかに差が生まれます。
単純な個人技で違いを作れる選手が複数いたアーセナルに比べ、エイバルはそのようにはいきません。
つまり、エイバルはホーム/アウェーで異なる顔を見せることがあるのです。
(長くなってすみませんがここからが重要です!)
具体的には・・・
サイドアタックを最大の長所として戦うエイバルはアウェーで攻撃がうまくいかなくなると相手よりコーナーが少なくなるのです。
ここからはケーススタディを含めて説明します。
1月26日セルタvsエイバル
セルタホーム「バライードス」
ピッチサイズ:105m×68m(国際標準)
この試合途中、確か前半20分過ぎだったと思いますが、私がこんなツイートをしました。
https://twitter.com/goroflalala/status/1221423642791141376
そうです、タピオカ女に愛のメッセージ・・・じゃなかった、コーナーベットをライブでベットしたのです。
私がベットした時点でのコーナーの状況はセルタ1本、エイバル2本でした。
ベット内容は「セルタ前半コーナーハンディ+0.5 2.21倍」ですので、前半終了時点でセルタのコーナー本数がエイバルの同数以上であれば私のベットが勝ちとなります。
ここでなぜ私がセルタのコーナーにベットしたかというと、エイバルの両ウィングであるペドロ・レオンと木下ゆき…じゃなかった、乾のプレーエリアが「ややインサイド寄り+セルタの敵陣深くに侵入できていない」と感じました。
ポゼッションではセルタに分があったため、時間の経過とともにセルタのコーナーは増えるはずで、少なくともエイバルがコーナー数を上回った状態で前半が終了することは無いだろうと判断し、ベットしました。
結果どうなったかというと・・・
1st Halfコーナー セルタ3本 エイバル2本 =ベットWin!
上の画像の右側にレオンと乾のプレーエリアが出ています。
私の予見はあながち外れていなくて、敵陣深くには侵入できておらず、メインのプレーエリアはハーフラインを少し超えたところですね。
乾についてはやはりプレーエリアがインサイドに寄っており、レオンもばらつきがあります。
※もともと乾はインサイドに入る癖がありますが、それにしても低い位置のインサイドでプレーしてました。
サイドアタックが魅力のチームがこれではコーナーは増えないでしょう。
途中から映像を見たため、最初にエイバルがコーナーをどのように獲得したか見逃してしまいましたが、良いタイミングで良いベットができたと思います。
ちなみにこの試合のコーナーは最終的にセルタ6本、エイバル3本となり、エイバルは伸び悩みました。
このようにエイバルはアウェーだと両サイドのポジショニングが変わるため、インサイド寄りにボールを受けることが多くなり、サイドアタックが生かしきれないことがあります。
要因はいろいろなご意見があるかと思いますが、私は前述した「ホームのピッチサイズ」が影響していると思います。
横幅の小さいイプルーアに慣れているエイバルは、アウェーだと3m+αの差に悩まされているはずです。
その他の事例としても
・8月18日マジョルカ戦(マジョルカホーム:105m×68m)
・11月4日レガネス戦(レガネスホーム:105m×70m)
・12月1日ソシエダ戦(ソシエダホーム:105m×68m)
などが同じような現象が起きています。
※すべてのアウェーゲームで同じことが起きるわけではないです。なので、ライブ映像とスタッツサイトをよく見て、このようなパターンになりそうか検討いただくといいと思います。
再現性の高い手法のようなものが提供できればよかったのですが、上記はそこまでのものではありません。
ただ、今後エイバルがアウェーで試合をやってる際に、「これエイバルのコーナー増えないんじゃね?」と思うことがたまにあるはずです!
そこを上手く突いて一緒にベットに勝ちましょう!!!
以上になります。
分かりにくい点や私の主観が強い部分もあったかもしれませんが、「こういう見方もあるのね」程度に読んでいただけたなら幸いです。
ご質問等あればTwitterでお気軽にお声掛けください。
それではまた!
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