GCP資格一覧
こんにちは。五輪猫と申します。
GCP(Google Cloud Platform)の資格一覧を纏めました。
資格取得の際に参考にしてみてください。
GCP資格とは
GCP資格は、Google提供のクラウドコンピューティングサービスに関する専門知識を証明するための資格になります。
GCPはAWSやAzureと比べるとシェア数が低いですが、エンジニアが少ないため高単価になる傾向があります。
資格全体像
レベルとしては、3つです。
Professionalが最上位のレベルになります。
Foundational
Associate
Professional
Foundational
Cloud Digital Leader
Cloud Digital Leader は、Google Cloud の中核的なプロダクトやサービスのさまざまな機能と、それらを使用して目的のビジネス目標を達成する方法を区別し、評価できます。Cloud Digital Leader は、クラウドの基本的な概念に精通しており、さまざまな分野でのクラウド コンピューティング知識の幅広い応用を実証できます。
Cloud Digital Leader の認定試験は特定の職に就いていることを条件としていません。試験では、Google Cloud プロダクトの目的と用途を理解したいと考えている方、またはその必要がある方の知識とスキルを評価します。
Cloud Digital Leader の認定試験では、次の 3 つの分野の知識が評価されます。
クラウドに関する一般的な知識(試験の約 15~25%)
Google Cloud に関する一般的な知識(試験の約 25~35%)
Google Cloud のプロダクトとサービス(試験の約 45~55%)
お勧めの勉強方法は、本とUdemyです。
Udemyでは英語版のみ提供されています。英語が苦手な場合は、Associateからのチャンレンジも検討ください。
Associate
Associate Cloud Engineer
Associate Cloud Engineer は、アプリケーションのデプロイ、オペレーションのモニタリング、エンタープライズ ソリューションの管理を行います。Google Cloud Console とコマンドライン インターフェースを使用して、一般的なプラットフォーム ベースのタスクを実行し、Google Cloud で Google 管理または自己管理のサービスを活用する 1 つ以上のデプロイ済みソリューションを維持します。
Associate Cloud Engineer 試験では、以下のことを行う能力が評価されます。
クラウド ソリューション環境の設定
クラウド ソリューションの計画と構成
クラウド ソリューションのデプロイと実装
クラウド ソリューションの安定稼働の実現
アクセスとセキュリティの設定
お勧めの勉強方法は、Udemyです。
Professional
Professional Cloud Architect
Professional Cloud Architects は、組織が Google Cloud 技術を利用できるように支援します。クラウドアーキテクチャと Google Cloud に関する専門的な知識を活かして、ビジネス目標を実現するために、スケーラブルで高可用性を備え、堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理します。
Professional Cloud Architect 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
クラウド ソリューション アーキテクチャの設計と計画
クラウド ソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング
セキュリティとコンプライアンスに対応した設計
技術プロセスやビジネス プロセスの分析と最適化
クラウド アーキテクチャの実装の管理
ソリューションとオペレーションの信頼性の確保
お勧めの勉強方法は、Udemyです。
Professional Cloud Developer
Professional Cloud Developer は、Google が推奨する実践方法とツールを使用しながら、スケーラブルで可用性の高いアプリケーションを構築します。また、クラウド ネイティブ アプリケーション、デベロッパー ツール、マネージド サービス、次世代データベースなどを取り扱います。さらに、少なくとも 1 つの汎用プログラミング言語に精通していて、コードのデバッグとトレースを行うための有意義な指標やログを生成できます。
Professional Cloud Developer 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
スケーラビリティ、可用性、信頼性に優れたクラウドネイティブ アプリケーションの設計
アプリケーションのビルドとテスト
アプリケーションのデプロイ
Google Cloud サービスの統合
アプリケーションのパフォーマンス モニタリングの管理DevOpsエンジニア
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Data Engineer
Professional Data Engineer は、データを収集、変換、公開することで、データに基づく意思決定を支援します。Data Engineer には、セキュリティとコンプライアンス、スケーラビリティと効率性、信頼性と忠実性、柔軟性とポータビリティに特に重点を置いて、データ処理システムの設計、構築、運用化、保護、モニタリングを行う能力が必要です。また、既存の機械学習モデルの活用、デプロイ、継続的なトレーニングもできなければなりません。
Professional Data Engineer 試験では、以下に関する能力が評価されます。
データ処理システムの設計
機械学習モデルの運用化
ソリューションの品質の確保
データ処理システムの構築と運用化
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Cloud DevOps Engineer
Professional Cloud DevOps Engineer は、サービスの信頼性の確保と迅速な配信との適度なバランスを保つために、開発プロセスの効率的な運用を目指します。また、Google Cloud を使用したソフトウェア配信パイプラインの構築、サービスのデプロイとモニタリング、インシデントの管理、およびインシデントから知見を得ることに精通している必要があります。
Professional Cloud DevOps Engineer 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
サイト信頼性エンジニアリングの原則をサービスに適用する
サービス パフォーマンスを最適化する
サービスのモニタリング戦略を実装する
サービスの CI / CD パイプラインを構築および実装する
サービス インシデントを管理する
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Cloud Security Engineer
Cloud Security Engineer を使用すると、組織は GoogleCloud で安全なワークロードとインフラストラクチャを設計および実装できます。セキュリティに関するベスト プラクティスと業界のセキュリティ要件についての知識を活かしながら、Google のセキュリティ技術を活用して安全なインフラストラクチャを設計、開発、管理します。Cloud Security Engineer は、ID とアクセスの管理、組織構造とポリシーの定義、Google テクノロジーを使用したデータ保護の提供、ネットワーク セキュリティ防御の構成、Google Cloud ログの収集と分析、インシデント レスポンスの管理、動的な規制の適用に関する理解など、クラウド セキュリティのすべての側面に精通している必要があります。
Professional Cloud Security Engineer 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
クラウド ソリューション環境内のアクセスの構成
ネットワーク セキュリティの構成
データ保護の確保
クラウド ソリューション環境内のオペレーションの管理
コンプライアンスの確保
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Cloud Network Engineer
Professional Cloud Network Engineer は、Google Cloud Platform でネットワーク アーキテクチャを実装、管理します。この個人は、クラウド インフラストラクチャを設計するアーキテクトとのネットワーキングまたはクラウドチームで働くこともあります。クラウド ネットワーク エンジニアは、Google Cloud Console やコマンドライン インターフェースを使用し、ネットワーク サービス、アプリケーションとコンテナのネットワーキング、ハイブリッドおよびマルチクラウド接続、VPC の実装、確立されたネットワーク アーキテクチャのセキュリティに関する経験を活用して、クラウドの実装を成功させます。
Professional Cloud Network Engineer 試験では、以下に関する能力が評価されます。
Google Cloud ネットワークの設計、計画、プロトタイピング
Virtual Private Cloud(VPC)インスタンスを実装する
ネットワーク サービスの構成
ハイブリッド相互接続の実装
ネットワーク オペレーションの管理、モニタリング、最適化
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Collaboration Engineer
Professional Collaboration Engineer は、ユーザーやコンテンツ、統合について統括的に考慮しながらビジネス目標を具体的な構成、ポリシー、セキュリティ対策に変換します。Collaboration Engineer は、組織のインフラストラクチャに関する知識を活かして、安全かつ効率的な方法で、共同作業、データ通信、データへのアクセスができるように支援します。エンジニアリングとソリューションの視点を持って業務に取り組む Collaboration Engineer は、ツール、プログラミング言語、API を使ってワークフローを自動化します。また、Google Workspace と Google のツールセットを推進しながら、エンドユーザーにトレーニングを実施し、業務効率の向上を目指します。
関連する職務: IT システム管理者、クラウド ソリューション エンジニア、エンタープライズ コラボレーション エンジニア、システム エンジニア
Professional Collaboration Engineer 試験では、以下に関する能力が評価されます。
Google Workspace の承認およびアクセスの計画と実装
ユーザー、リソース、共有ドライブのライフサイクルの管理
Google Workspace サービスの制御と構成
エンドポイント アクセスの構成と管理
組織運営のモニタリング
Google Workspace の採用とコラボレーションの促進
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
Professional Machine Learning Engineer
Professional Machine Learning Engineer は、Google Cloud テクノロジーに加え、実績のある ML モデルと技術の知識を使用して、ビジネス上の課題を解決する ML モデルを設計、ビルド、製品化します。ML エンジニアは、ML 開発プロセス全体において責任ある AI について検討し、他の職務と密接に連携してモデルの長期的な成功を確実にします。ML エンジニアがこの認定資格を取得するには、ML モデルのアーキテクチャ、データ パイプライン内のインタラクション、指標の解釈方法の全般に加え、アプリケーション開発、インフラストラクチャ管理、データ エンジニアリング、データ ガバナンスの基本コンセプトに精通している必要があります。ML エンジニアは、モデルのトレーニング、再トレーニング、デプロイ、スケジューリング、モニタリング、改良について理解し、スケーラブルなソリューションを設計、作成して最適なパフォーマンスを実現します。
Professional Machine Learning Engineer 認定試験では、以下に関する能力が評価されます。
ML 問題の枠組み
ML ソリューションの設計
データ準備 / 処理システムの設計
ML モデルの開発
ML パイプラインの自動化とオーケストレーション
ML ソリューションのモニタリング、最適化、メンテナンス
お勧めの勉強方法は、現在ありません。
終わりに
クラウドを知っているだけで、エンジニアの価値はあがります。
キャリアを構築する意味でも、挑戦してみください!
皆様、よきクラウドライフを!
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