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うちの子紹介④シュバルツェ

こんにちは。うちの子紹介のお時間でございます。
今回紹介するのは、トルバランの部下であり、キルシェと付かず離れずな元敵幹部の青年シュバルツェです!

現行のレギュラーメンバーの中ではキルシェとほぼ同時に生まれたキャラクターなのですが…作者から見たところ、かなり読者の方から愛されているキャラクターです(主にキルシェとセットで)。

真面目で振り回され体質なところや不器用ながらもキルシェを思いやるところなどが皆さまの琴線に触れたのかな~など。

ちなみにこの子もまだキャラデザ絵が存在していないため、「とりんさまアート」にて取り急ぎ作成したイメージイラストを掲載しています。
何となくこんな雰囲気の子なんだな~と思っていただけたら幸いです。

それでは今回も張り切ってキャラ紹介してまいりましょう!


「とりんさまアート」にて作成

シュバルツェ・ベルガー(Schwarze Berger)

種族…魔族
誕生日…10月4日
星座…天秤座
魔具…双剣(改造により銃フォームにチェンジ可能)
魔力光の色…緑
所属…黒き明日(ディマイン・ノワール)→ウルカヌス工業大学 電子工学部
得意魔法属性…雷/闇
趣味…発明、電子機器の修理

トルバランの部下で、彼が去った後に穴埋めするような形で黒き明日(ディマイン・ノワール)内で出世した魔族の若者です。
生真面目な性格であまり人に笑顔を見せないので近寄りがたい印象を与えますが、実はかわいいものと甘いものが好きな一面があったりします。キルシェの顔がドストライクだそうです(極秘情報)。
ちなみに実家は魔界の中でも有名な魔法薬の専門店。シュバルツェ自身も幼い頃から家業を手伝っていたため、魔法薬の知識も豊富です。

元々は家業の薬屋を手伝いながらも発明家を夢見ていた平凡な魔族の青年でしたが、基本的に魔法でなんでも出来てしまう魔界ではかなり変わり者扱いされており、自分のせいで家族まで馬鹿にされた経験から他者に簡単に心を許さず、自己主張をしない性格になってしまいました。

黒き明日(ディマイン・ノワール)はそんな彼の魔法と科学を融合させようという発想力を買い、魔導工学部門のリーダーとして就任させます。
魔界の長である邪神に実力を認められ、己の才能を必要とされたことに心を躍らせたシュバルツェでしたが、その実態は彼の思っていたものとは少し違ったようです。

黒き明日(ディマイン・ノワール)で彼を待ち受けていたのは人間界への侵略を推し進める邪神による過酷な労働環境と、非人道的ともいえる魔獣や一部の種族に対する生物実験の数々。

人を助けるための品物である薬を売る家庭で育ったシュバルツェにとっては少なからず居心地の良い場所ではなく、言われた通りに仕事をこなしていきながらも自分の働きが果たして本当に正しいのか疑問を覚えずにはいられない日々でした。

しかし上司には恵まれており、短い期間ながらもトルバランの下で働いた時間は彼の心の支えになっていたようです。

ところがそのトルバランが突然魔界を裏切って人間界へ旅立ってしまったのだからさぁ大変。空いた席を埋めるように突如シュバルツェは出世し、これまでとは異なる立場に宛がわれます。

直接人間界に出向いて黒き明日(ディマイン・ノワール)の目的を阻む魔法少女と対峙することになったシュバルツェの前に現れたのが、自由奔放ながらも真っ直ぐに自分を見据える少女キルシェでした。

当初は飄々と振る舞いながらも自分を見透かしたような言動を取るキルシェに苦手意識を抱いて苛立ちをぶつけることもありましたが、その一方で敵であるはずの自分と正面から向き合おうとする彼女に惹きつけられていきます。

そんな矢先、シュバルツェは黒き明日(ディマイン・ノワール)の命でキルシェを尋問してある情報を聞き出せと命じられます。
キルシェを捕えること自体は成功しますが、彼女は情報を吐き出さないばかりか魔界の裏側を逆にシュバルツェに暴露し、「このまま邪神に従っていても良いことはない」と諭されてしまう始末。

情報を渡すことは出来ないが、自分のエナジーは渡せるというキルシェの口車に乗せられて彼女のエナジーを強奪しようとしましたが、密かに認識阻害の魔法をかけられていたシュバルツェは逆に彼女に無力化させられてしまうのでした。

この失敗によって実質左遷にあったシュバルツェは組織内でかなり立場が危ぶまれましたが、その後はキルシェ達の助けもあり黒き明日(ディマイン・ノワール)からの脱却を決意。

いつか魔界に帰るときに魔法と科学を融合させた技術でより魔界を豊かにしたいと思っているようで、人間界では工業大学の電子工学部に通っています。

自分の魔具も独学で機械化しており、近接戦向きの双剣フォームと遠距離攻撃にも対応している銃フォームに切り替えができます。


人間界のすがた(「とりんさまアート」で作成)

キルシェからは「シュバくん」と呼ばれています。
自分の好きなように生きてもいいということを教えてくれたキルシェには恩義を感じていますが、どうも彼女と話すときには素直になれず、憎まれ口を叩いてしまいがちです。
だけど彼女のことが嫌いなわけでは決してなく、敵同士だった時にやってしまったあれやそれのせいで距離感をなかなか掴めずにいるようです。

元上司であったトルバランのことは今でも尊敬しているようですが、時々揶揄われたり無茶ぶりをされることもあり、シトラスほどではないものの翻弄されています。

⚡作者のひとこと
ザ・苦労人ですね。魔界にいた時も仲間になった後もなんやかんやで周りに振り回されて苦労している子です。

キルシェのことは好きなんですが、敵同士の時にエナジーのやり取りをする過程であれやそれをしてしまったので順番がめちゃくちゃになってしまったこともあり告白できていない模様。早く男を見せろ。

名前の由来はドイツ語の「黒」ですが、ファミリーネームの「ベルガー」は「山奥に住む」「山の」という意味合いのドイツ語圏の苗字だったりします。

トルバランが貴族で仰々しい名前なので、それと対照的になるように敢えて普通の名前にしてみました。

実家が薬屋さんなので薬草や山菜なども山を連想させてくれるかな~と思っているので的を得た名前になっている…はず。

ちなみに「魔法少女シトラス」の登場人物の中では珍しく(?)、家族がみんな存命しています。黒き明日(ディマイン・ノワール)に入って以降はあまり里帰り出来ていないようですが、温かい家庭で育ったようです。

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今回は拙作「魔法少女シトラス」の登場人物・シュバルツェの紹介でした。
まだ固まってない部分や、今後変更する要素もあるかもしれませんが、何となくこんな感じの子だと思っていただければ幸いです。

それでは、皆さまが良い日々を送れますよう。

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