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うちの子紹介⑤ロゼ

こんにちは。うちの子紹介のお時間でございます。
今回紹介するのは、先日更新しましたハーメルン版「魔法少女シトラス the series」にて登場しました、シトラスとキルシェの先輩にあたる魔法少女・ロゼです

pixiv版時代には存在しなかったキャラクターで、「魔法少女シトラス」という作品を長期的に続けていく上で先輩ポジションのキャラクターも欲しいな~となり、考えたキャラクターでございます。

お陰さまで反応も上々で、途中参戦のキャラクターながら読者のみなさまに受け入れていただけたことを嬉しく思います。

ロゼのキャラクターデザインはシトラスとキルシェを手掛けてくださったお竹さん(@taketi)が再度手掛けてくださりました!お嬢様らしさの伝わる気品とカリスマの伝わるキャラデザとなっております…!毎度うちの子をかわいく形にしてくださり本当にありがとうございます!

それでは今回も張り切ってキャラ紹介してまいりましょう!

イラスト お竹さん(@taketi)


ロゼ・アルページュ(Rosē Arpege )


種族…人間
誕生日…9月4日
星座…おとめ座
魔具…魔弦バイオレット・スコア(バイオリン)
魔力光の色…紫
所属…聖フローラ学園高等部3年/聖フローラ学園高等部生徒会 会長
得意魔法属性…光/音
趣味…バイオリン、ティータイム、乗馬

聖フローラ学園高等部の生徒会長を務めるシトラスとキルシェの先輩で、三人目の魔法少女です。
といっても、実は魔法少女に目覚めたのはシトラスとキルシェよりも早い2年前。ラコルトの街に魔獣が現れるようになる前から、密かに魔法少女として活躍していました。

彼女の父は聖フローラ学園の他にも複数の学校や幼稚園、児童養護施設を運営するミネルヴァ財団の理事長。財団は教育方面の他にもさまざまな分野に進出しているようで、コネが効く企業もいくつかあるようです。

ちなみに母親は世界的に活躍するバイオリニスト。現在も世界中を飛び回っておりなかなか自宅には帰ってこないようですが、ロゼや夫とはビデオ通話を頻繁にしており、仲は良好なようです。

母親の影響で音楽に囲まれた幼少期を過ごしたロゼはバイオリンの才能をめきめきと伸ばし、小学生の頃には既に天才バイオリン少女としてもてはやされていました。

今では現役高校生ながらもプロとして活躍するほどの腕前。海外留学中には母の計らいで有名オーケストラのステージに立つ機会にも恵まれ、ラコルトでも既に有名バイオリニストとして名を轟かせています。

ちなみに同年代へのバイオリン布教も兼ねて、動画サイトに自身の演奏動画をアップしており、話題曲を演奏しては度々バズっている模様。キルシェもこれがきっかけでロゼにハマり、フローラ学園内の非公式ファンクラブに入会するほど沼ってしまいました。

ひょっとすると本編開始前の時点ではこのネームバリューを上手く使って、魔獣の不穏な気配のする地域であえてコンサートを開き、魔獣を浄化していたのかもしれませんね…

誰にでも優しく聡明な彼女は誰とでも分け隔てなく接するため常に人に囲まれていましたが、そんな生活が一変したのは12歳の頃。
父の財団が関わる施設で起こったある事件がきっかけで学校内で孤立。心無い言葉や根も葉もない噂話に傷付いたロゼは、不登校になってしまいます。

ロゼの父はこれを見兼ねて、彼女の教育係兼執事として雇っていたレオンと相談の末、バイオリンの音楽留学と言う名目で海外で過ごさせ、彼女の心の傷を癒させようと試みました。

結果としてこの留学がきっかけで、ロゼはバイオリニストとしての経験と実績を積むことに成功しますが、心に不安を抱えたままラコルトへ帰るための船「ハーモニーオーシャン号」に乗りました。

この航海が、彼女の運命を大きく変えることになると知らずに…

ロゼとレオンは船内で魔獣に襲われ、その混乱の中でレオンが実はこの世界の人間ではなく天界から来た「聖獣族」であること、魔獣もまた人間界を襲う目的で異世界から送り込まれたものだという事実が判明します。

突然知らされた事実に困惑するロゼですが、人間ではないとわかっても長年自分に仕えてくれたレオンに対する信頼は揺らぎません。ロゼを守るために負傷したレオンは、自分の身を犠牲にしてでも魔獣を止める覚悟で戦地に赴きますが、彼を見捨てられないロゼは魔獣の前に飛び出してしまいます。

それが、彼女が魔法少女に覚醒するきっかけとなりました。

ハーモニーオーシャン号を襲った魔獣をレオンと協力して倒したロゼはその後も、各地に現れた魔獣をレオンと共に人知れず討伐して事態を収束していました。しかし、彼女たちの住むラコルトの街にも本格的に魔獣が襲来するようになります。

そしてそれと時を同じくして、新たに二人の魔法少女が現れたのです。

その二人はなんと彼女が通う聖フローラ学園の生徒。ロゼは二人と協力して黒き明日(ディマイン・ノワール)の野望を食い止めることを決意するのでした。

性格はお嬢様らしく上品で落ち着きがありますが、実際にはお茶目で好奇心旺盛な一面もある年相応の少女らしさも持ち合わせています。

執事のレオンと出会ったのは10歳の頃で、彼には単なる主従関係を超えた信頼を寄せています。彼の淹れてくれる紅茶が好物で、生徒会の仕事が立て込んでいる時には生徒会室でもお茶を入れてもらうことがあるようです。そのため生徒会の面々もレオンの事を知っており、雑務の手伝いやお茶を提供してくれるレオンに感謝している模様。

魔法少女としての大きな特徴は、シトラスとキルシェと違い魔具が楽器の形であること。そして、主な能力が「魔力補助(バフ)」「魔力妨害(デバフ)」であることです。

主に支援型の魔法少女で、味方の攻撃力のサポートと、敵の弱体化を得意としています。
また、バイオリンの弓に魔力を纏わせることで近接攻撃を仕掛けることも可能です。

レオンに対してはどうやら特別な思いを抱いているようですが、果たして気付いてもらえているのか否か…
主従関係が長かった分、なかなか関係性は変わらないようです。

🍇作者のひとこと
お金持ちのお嬢様キャラを出したい!!出すか、お嬢様。
ということで、出来上がったキャラクターでございます。

名前の由来なのですが、葡萄をモチーフにしたキャラと言うことで、葡萄と言えばワイン、ロゼワインだ!!ということで「ロゼ」になりました。
一応調べたところ、「ロゼ」と呼ばれる葡萄の品種もあるようです。

ファミリーネームの「アルページュ」は音楽用語から取っており、一般的には「アルペジオ」として知られている和音を美しく分散させて演奏する音楽用語です。「アルペジオ」をフランス語風に発音すると「アルページュ」になるのです。

元々先輩キャラとして物語開始時点では既に覚醒していて、シトラスたちのピンチに変身した状態で現れて正体を明かす、という流れは決めていたのですが、プロットを組んだ後に自然と「どうして魔法少女に覚醒したのかもちゃんと書いてあげたいな…」と思い、番外編として「序曲:運命の協奏曲(アンサンブル)」を書きました。

お金持ちキャラの執事やメイドがそのキャラの正体を知っている協力者、という設定にもロマンを感じていたため、レオンのキャラも同時進行で誕生した感じです。

彼女を作るにあたって色々な作品のお金持ちセレブキャラを参考にしたのですが、今後ロゼさんが財力に物を言わせてみんなで旅行する回とか出来たらいいな…なんて。

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今回は拙作「魔法少女シトラス」の登場人物・ロゼの紹介でした。
まだ固まってない部分や、今後変更する要素もあるかもしれませんが、何となくこんな感じの子だと思っていただければ幸いです。

それでは、皆さまが良い日々を送れますよう。

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