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「四年に一度じゃない!一生に一度だ」というチケット争奪戦に敗れたラグビーファンに捧げるポエム

こんばんは、ゴリコンです。
twitter友達のカッパちゃんのリクエストで、ちょっとラグビーワールドカップのチケットのお話を書きます。

基本、書きなぐりでポエムみたいなものだから、みんな怒らないで読んでね!

1 制度的な設計のこと

先行販売の申し込みは抽選が前提でした。
1IDで1試合6枚までとか、同日開催は選べないとかの制限がありましたが、まあこの辺は普通ですね。

特徴としては、ポイントを持ってる人が抽選で有利になるシステムだったことです。

これまでのラグビー歴とか、住んでるところとかで判断されて、抽選で有利になる仕組みが準備されていました。優しいですね。

ということは、申し込みの順番=セッションではなく、登録したIDが鍵になっているということです。
登録したIDに紐付いている情報をもとに判断するので当然ですね。

事前登録してるから、その場で記入させるのよりはいいですよね。ただログインしてから情報を呼び出して申し込みしてる風なので、動きが重かったのかなとは思います。ここは選択するときにもIDで判断してるのでしょうがないとこですね。

なので、みなさんお馴染みのいつまでも進まない人のマークを見つめることになる訳です。

2 最初の失敗 ~ 「当たったら全部払うの!?」からのキャンセル増加 ~

これは運用の面ですが、せっかく当たったのにキャンセルする人がいました。理由は簡単。払えないぐらい当たったから。結構、みなさんの回りにいませんでしたか?

抽選で当たったチケットは全部購入か、キャンセルの二択でした。

一応、サイト内には書いてはあったのですが、見ない人はどんなに書いても注意書は見ないという法則が、ここで発動します。

長い時間、並んで買えなかった人がいる一方で、恐らく結構なキャンセルが出たと思います。

感覚的な印象ですが、高額チケット買った人ほど当たっていたように思います。

そこで思ったのですが、日本協会が先に出した割り当て分、高い席が多くない?という疑惑です。

外れた場合は席種を選ばずに再度選ばれるというチェックもあったのですが、みんなチケット代が高くなったらどうしようと使わなかった人が多かったと思います。

でも、注意書は読まないぜ!タイプは、ここも突破しちゃいます。

当たったらいい試合だけ選ぼうと思うからです。

キャンセルしちゃえばいいじゃん、飲み会だってやってるし!

・・・・・・・・

もはや無敵。

ということで、協会の思惑は外れます。

高い席から売りたい!やった売れた!
→キャンセルの嵐→その煽りで安いチケットも戻る(全部キャンセルしかないですからね)

本来、安いチケットからでも埋まれば、何回も抽選することなく、しぶしぶ高い席を買う人も出るのですが、このキャンセル無敵の存在で、予定してた仕組みが台無しになりましたとさ。

3 再販売のミスはミスらしいミスで致命的

というわけで、キャンセルのチケットが残りました。高い席も安い席も。

再販売するしかない!

ワールドラグビーはグローバルスポンサーしか認めなかったので、チケットしかお金にならない!
ということで協会も必死です。

なので再販売、残席売るぞ!となったのですが、ここで仕組みがえらく面倒になりました。

(早くから予定はしていたとは思いますが、おそらく想像よりも多く残ったので何らかの変更が必要だったのではと思います)

ここまでは、以下の仕組みでした。

残席=確定した状態
ID=登録済み
申し込みで抽選

それが再販売では以下の形になります

残席=申し込みで減る
ID=登録済み+前回の申し込み情報
先着販売

ここで一個大事な要素増えてますよね。

そう、時間。
先着販売なので売り切れたら終わりです。
入った順番も大事になります。
時間の概念がようやく登場です。

過去の申し込み情報を引き出して、参照しつつ、順番に処理していくという形なので、先行販売とは全く違う動きをするシステムが必要になります。

おそらく部屋に入る人数も制限しないといけないだろうから、さらに処理は遅くなりますね。

紐付いている情報も増えてるし、入室管理も必要、申し込みチェックも必要というなかで、いくつかトラブルもあったようです。

複数のブラウザで入らない等の注意喚起はなかったので、まあ仕方ないですね。

3 まとめると?

今回の販売の失敗は3つ!

1 「注意書は読まないぜ!」という無敵の人を読みきれなかった協会

2 高い席から売っておきたかった協会は、安い席当たらないよとか、キャンセルか全部購入だよと親切に伝えなかった(なんとなく高い席に申し込む人はちゃんと払うだろ的な性善説があったような気はします)

3 こんなに余るとは思ってなかったので、考えてたシステムに合わなかった(入室するのに並んでる人数がメンテナンス時間に間に合わないところまでは考えてはいたが、メンテナンスが終わっても並んでるのは想定外かなと・・・サーバー代とか高そう)

システム自体はそんなに問題なかったはずなのにうまくいかなかったなーというのは、やはりユーザーの顔を見間違えてましたという話で、まさにマーケット見えてますか?という疑問が、ラグビー協会には残されたことになります。

以上、長い長いポエムでした。

妄想なので間違ってると思うけど、みんなも読んでモワモワ妄想してくださいね!では、また!

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