浮ついた気持ち

過去のお話を少し
過去にお付き合いをしていた彼がいた

はっきり言ってイケメンではない
が、優しい一面もあった

1年以上続いたある日
青春といえばのお泊まりの日
彼は数日前に飲みに行き2日酔い
いや3日酔いの最中

普段からあまり遊ばない私たちにとっては久々の遠出をしようと約束をしていた
その頃はまだ学生であった

計画を立てていた
目覚ましが鳴る
もちろん奴は起きるはずもない
起こしても起きない
「なんて日だ」と思いながら準備を先に進める
途中で起きた彼は言う

「今日は無しにしよう」
時が止まる
その頃気づきもしなかった
彼は帰って欲しそうな眼差しだった

私は怪しい勘に気づき帰らなかった
彼がトイレに行き帰ってくる
また寝る
私も準備をやめベットで寝る
彼は私に背を向け携帯をいじる

ふと静かになる
彼は携帯を握りしめたまま就寝
寝返りで携帯がこっちに来る
通知の音が鳴り止まない
ふと画面を見ると見知らぬ女性との内容

「浮ついてんな」と確信
通知の内容が丸見えの設定
次はいつ会えるの？寂しい。電話しよ
毎回ハートの絵文字がセット

「なんじゃこりゃ」の言葉とともに起こす
怒りというよりも笑いが起こった

優しいトーンで問い詰める
「ほいでほいで？」と優しく相槌をしながら聞いていた

友達と飲みに行った時他の友達がナンパした女の子と
彼が連絡先を交換していたらしい

私はバレずにするならまだ良い
丸見えすぎてダサいと思い呆れて家を出た

すぐに切り替えられるわけがない
数日後彼が謝ってきた

まだ好きだったあたしは表上許した

数日後SNSに匿名からDMが来る

あなたの彼はずっと浮気をしている
今も家に上がり込んでいる、と
長文で

あたしはその人に誰と聞くまでもなく

教えていただきありがとう！
親切ですね
と返して終わった

彼に別れを告げた

後々彼は1人ではなく2、3人と関係を持っていた
と共通の友人から聞く
その共通の友人がそのうちの1人だということを知らずに

別れて正解だと私は確信したのはその一年後

今別れた彼は何をしているかも知らない
関係をもった子に呪いをかけてしまったのか
その子は借金に追われる人生を

私は能力者ではない
日記程度に