今までのエヴァまとめ(メモ帳です)その①

シンエヴァが始まる前に今までのエヴァまとめをしてみます
そもそもエヴァとは何かは置いておいて
まずエヴァには幾つか種類があります
第一にテレビ版エヴァ
第二に貞本版エヴァ(漫画版)
第三に新劇場版エヴァ
それぞれの関わりについて、特に新劇場版はまだ完結していないので一度そこは置いておきます。
貞本版も尺の都合などで色々削られていますが基本設定はテレビ版とは変わらないので割愛します


さて、そういうわけでややこしいエヴァの設定ですが、ややこしさの原因は設定の変遷があります。
エヴァはまず
企画段階の設定
脚本段階の設定
本放送の設定
これらに大分差異があります。テレビ放映版はそれらが一部入り乱れているためになお混迷を極めていると言えます。
もとはナディアのネオアトランティス残党がネルフの母体だったという設定もあったほどです

それらの差異は後々書くとして、まずはエヴァ世界の時系列順に書いていきます

時は人類が生まれるさらに昔、宇宙に最初の知的生命体第一始祖民族が存在していた。彼らは宇宙調べ自分たち以外に知的生命体がいないことを知っていました。そして遠くない将来自分たちが滅びることも知っていました。

彼らは宇宙に生命の卵"月"を宇宙中に飛ばすことを決めました。月には生命を生み出す"母体"、母体が暴走した時の緊急停止装置の"槍"、それらの"運用マニュアル"、そして生み出した生命に宿る魂の入ったガフの部屋が入っていました。

白き月には生命の実を宿した、不死身だが知恵を持たない生物を生み出すアダムという母体が搭載されていました。
黒き月には知恵の実を宿した、知恵は持つが短命の生物を生み出すリリスという母体が搭載されていました。

月は本来なら生物が居住できる惑星に一つ落ちることになっていました。そして現代から遡ること数十億年前に地球の南極に白き月は落下しました。
アダムは世界中に自分の子供たちを産み落とし、やがて休眠状態となりました。氷河期が原因なのか、休眠状態となった理由はわかりません。しかし目が覚めた後に地球は彼らの惑星となる予定でした。

ですが、それから時を待たずしてイレギュラーな自体が起きます。本来なら一つの惑星に一つと決められていた月が地球に落ちてきました。黒き月とリリスです。何故地球には二つ目の月が落ちたのか、第一始祖民族のプログラムミスなのか、或いはエヴァクロニクルにはアダムの持つ生命の実を狙ってリリスがやってきたのかもしれないと書かれています。

地球に落ちた黒き月、リリスはさまざまな生物を生み出し最後にヒトを作り出します。そうして人により地球は開拓をされていきます。

ある時ゼーレ、脚本上ではユダヤ教エッセネ派が月に入っていた運用マニュアルを発見します。彼らはこれを己の教義に当てはめて写本を残し、重要となる部分を秘匿しました。世間に出ている重要でない部分を死海文書、彼らが持ち去った部分を裏死海文書として、アダムからの生命の実の奪取と予期される未来に備えて行動を開始します。

それから長い時間が空き、20世紀の時代。ゼーレとしても裏死海文書はただの御伽噺程度の認識でした。しかし彼らは偶然にも、南極大陸にある月、そして完全な形での裏死海文書を発見します。地下の巨大空間、後にジオフロントと呼ばれる場所にアダムとアダムから生み出された生物に宿るべき魂の保管庫ガフの部屋を発見は、彼らに衝撃を与えました。

先祖の言ってきた事が御伽噺ではないと知ったゼーレは様々な既に行き詰まっていた人類を神に進化させる計画をこの裏死海文書をもとに立案していきます。

同時にアダムの持つS2機関(企画段階では陽電子機関)という無限に動く機関の調査、アダム自体での実験を行うために兼ねてからS2機関の研究を行なっていた葛城博士ならびに葛城調査隊を南極のジオフロントに向かわせます。この調査隊には後のネルフ司令碇ゲンドウも参加していました。

セカンドインパクトの当日、葛城調査隊はアダムの持つS2機関に提供者からの遺伝子ダイブを行う実験を行いました。人によるアダムの持つS2機関の始動実験です。

しかし実験中にアダムが目覚めるという事故が発生してしまいます。現状でアダムや、アダムの子供達が覚醒したなら人はなす術なく滅ぼされてしまう。
そこで南極に調査に行っていた研究者達はアダムを胎児にまで還元することで被害を最大限にまで抑えようと試みます。同時にこれ以上アダムの子供達、後に使徒といわれる存在を生み出さないためにガフの部屋を熱滅却処理し使徒に宿る魂を全て破壊します。
テレビ版ではただリツコのガフの部屋は空っぽだったという発言だけですが映画のdeathでガフの部屋の熱滅却処理という言葉が追加されています。

アダムの還元には成功し、アダムは粉々になりますが南極大陸は消滅。後にセカンドインパクトといわれる災害が起きてしまいます。人の遺伝子と接触したアダムによる生命活動リセットのアンチATフィールドが発動されていきますが、羽を広げ外に出た瞬間にロンギヌスの槍による封印が成功します。しかし南極周辺は全てアンチATフィールドによる生物の存在できない世界となってしまいました。

時期は不明ですがアダムを粉々にした後、ゼーレはアダムの魂をもと南極大陸からサルベージし、人型の肉体にその魂を宿らせます。S2機関への遺伝子ダイブを試みた男性をその素体としました。これが渚カヲルです

この事自体は当然彼も知っていますが、アダム時代だった記憶はほぼ残っていません。
脚本では綾波との初めての邂逅時にリリスの魂をいれたレイに向かい「お互いこの星で生きていく身体はリリン(人間)に行き着いたか」と皮肉とも自嘲ともいえる発言をしています。


本来、アダム、リリスは人類補完計画発動時のナビゲーターとして機能する存在だったために仮にリリスが機能しない場合の予備としてアダムの魂を搭載したカヲルを作り上げています。

セカンドインパクトの真実はゼーレにより隕石の落下として世間に公表されました。セカンドインパクトにより地軸は移動し、日本は夏だけの国となりました。また南極の消滅に伴い、水位はあがり沿岸地区は全て海に沈み、世界規模の地殻変動、大災害が引き起こされました。

難民戦争がはじまり、それを発端に全世界で紛争が勃発。東京は新型爆弾が投下され50万近くの人が死亡し、たった1年で人類の総人口は半分となってしまいました。翌年この紛争を解決するために2月14日バレンタイン休戦条約が結ばれこの紛争は漸く終了します。

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