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EBウイルス、コロナより苦しい説②

①の続きを書いていたのに気づいたら更新しないまま一年弱経ってました。爆笑
今更だけど続きを上げます❗️

入院したのが午後だったのでお昼ご飯が出ず、
売店で買ったサンドイッチを食べました。
どう考えても喉が痛くてサンドイッチなんて食べられるはずもないのにアホだから選んでしまった。
でもお腹が好きすぎて死ぬ寸前だったので、いろはすの桃味で流し込んでなんとか食べた。

大きい病院にきたところで、EBウイルスに特効薬がないのは変わりない。
基本的には対症療法しかないので、治療は点滴。体に栄養を取り入れるための点滴と、2次感染(?)を防ぐための抗生物質の点滴をしますと説明を受けた。その数1日6本、、、
あとは、痛み止めとしてカロナールを処方された。

その日の夜はマジで眠れなかった。
慣れない病院だからというのももちろんあったと思うが、シンプルに喉が痛すぎて寝れなかった。

まず、唾が飲みこめないので息ができない。
苦しくて夜中4回くらい目が覚めてしまい、おそらく3時間くらいしか寝れなかったと思う。
すでにロキソニンが効かないレベルなのにカロナールが効くわけもなく、ただただ痛みに耐えながら朝を迎えた。

6/15(木)
起床。
ダメだ、喉が死ぬほど痛い。
わかってた。そんなにすぐ良くなることなどないことは。
でも大きい病院で点滴を6つもして、一晩寝れば多少なりとも起きたら良くなっていると信じたかった。でも全く変わらなかった。

人生初の入院生活は過酷だ。
毎朝6時半には起こされ、検温をされる。
そのあと7時過ぎには耳鼻科の主治医が部屋に来て「診察するから10分後に降りてきてね」と言われ、7時過ぎには耳鼻科に行って診察。
部屋に戻るや否や8時から朝ごはん、終わったら点滴パラダイス、途中で午後、午前1回ずつ耳鼻科での吸入に呼ばれ、終わったらまた点滴……そんな日々。

でも家でジッと耐えてるだけではしてもらえなかった治療だ。
少しずつ良くなることを信じて頑張ろうと決めた。

6/18(日)
入院5日目。この日ようやく体調に変化が出た。
まず、朝の検温時、毎朝37.5弱あったのだが、36.8〜37.1くらいまで熱が下がってきた。
そして心なしか喉の痛みが若干マシになった気がする。これは、、、希望が見えてきたぞ、、、、

扁桃腺にびっっっちりついていた膿も若干減った気がする。
というか、出した。笑
入院3日目くらいから、鼻の奥が死ぬほど痛くて、鼻水が喉から降りてくるような、ズーーーンと重いような感覚が出始めた。

鼻の奥のズーーーンを感じるたびにうがいをしまくり、鼻水なのか膿なのかよくわからない黄色い液体を、鼻の奥から意識して口から出し続けた。

荒治療だし医者的にオッケーなのかは不明だが、わたしはこの方法で、少しでも扁桃腺についている膿を取る努力をしたのが効いたと思っている(笑)

6/19(月)
起床。朝の検温は平熱だと!?
そして昨日よりも明らかに扁桃腺の膿が減ったではないか。そして喉の痛みもかなり和らいできた。
そして何より嬉しかったこと。
声が出る。出る!出る!!!!!!!!

大きい病院を紹介してくれと頼みに行ったあの日より少し前から、そして入院してからも、唾が飲み込めないせいでしばらく喋るのがつらかった。
リアルにボビーオロゴンみたいな喋り方しかできなかった。

でもこの日から7割くらい普段通りの自分の声で喋れるようになったことを実感した。
血液検査もして、肝臓の数値も段々と良くなってきているとのこと。

症状が軽快しはじめたので退院日が25日(日)に決定した。

そのことを伝えるために職場の人と電話をしたら、声が違う!喋れるようになってる!と言われた(前電話した時はボビーオロゴンだったから)

喉の痛みがマシになったので七分粥から全粥にしてもらったが、余裕だったので明日の朝から普通のご飯を依頼した。

6/20(火)
起床。今日も平熱だ!!!
どうやら熱のピークは超えたらしい。
そして昨日よりもさらに出しやすくなっている声に感動した。
喉の痛みも無くなってきた。まだ扁桃腺に膿はついているので、違和感はすごいが。
そしてなにより、ご飯美味しい(泣)普通の白米おいしい(泣)

入院してから1週間、七分粥を食べ続けていた生活からようやく解放された。白米にサンキュー(泣)

入院中は1日に何回か検温するが、時間によってはたまに微熱になりながらもほぼ平熱を保てるように。
体のだるさもなくなり、かなり元気になってきた。
ここまで一週間。長かったな………

そして元気になってきたこのタイミングで、最終費用諸々を計算することにした。

まず問題のベッド代。
初日の個室が8,800円、2日目からは1ランク下の6,600円に移動させてもらったのだが、それでもここまでで48,400円かかっている。た、たけえ〜〜、、、(2回目)

結構元気になったし、夜も何回も起きちゃう、ということは無くなったため、明日から大部屋に移動することを決意。
さようなら、わたしのストレスフリーな個室生活……また会う日まで………

6/21(水)
大部屋1日目。
大部屋のストレス半端ねえ。舐めてた。

あーそうだよな〜、年寄りってこうだよな〜を実感しまくった。
まず、個室だった時も起床時間は6時だったが、わたしが起きないからなのか看護師さんは毎日7時くらいまでは寝かせてくれた。
それが大部屋はどうだ。
朝4時半から周りのおばあたちが動き始めるのだ。
うるさくて二度寝もできない。

そして何よりのストレスが、ご飯のたびに毎食毎食文句を言うのだ。頼む。黙って食べてくれ。。。

わかる。きっと長く入院してて1日の楽しみがご飯の時間しかないのだろう。
でもみんな同じ食事食ってるんだわ。野菜が柔らかいだの味が薄いだのおかずが少ないだの、よくもまあ文句が出るな。逆に感心してしまった。

それと同時に、病院の個室とは、金でストレスフリーを買うということなんだなと実感した。
退院まであと4泊。わたしは生きていけるのだろうか。

6/22(木)
やっと点滴が外れた!
もう喉の痛みはすっかりなくなり、声も出るように。
ただ、扁桃腺の膿はほとんどなくなったものの今度は喉の上側の皮がむけはじめてグロい。
朝の診察で先生に相談したところ、ステロイドを長くやってたらこうなることもある、的なことを言われた(うろ覚え)。でもそのうち治るらしいので気にしないことにする。

ちなみにこの日の夜、恋人にワイヤレスイヤホンを持ってきてもらったので同室おばあたちの雑音ストレスから少しだけ解放された(個室にいたのでイヤホンを持ってきていなかった)。

6/24(土)
いよいよ退院前日を迎えた。長かったーーーーーわーーー!!!!!!!!!!!!
気圧のせいなのかなんなのか朝から頭が痛いし微熱があるがきっと気のせい。
今日はとにかく早く寝よう。あと一泊すればわたしは家に帰れるのだ!

6/25(月)
㊗️退院!!!!!!!!!!!!

……そんなこんなで約2週間の入院生活が終わり、無事退院したわけである。

症状が出てから入院するまで家で死ぬほど苦しんでいた期間を入れれば丸1ヶ月。
その間仕事は休んだので6月は1日も仕事に行けなかった。
でも1ヶ月ぶりに出社したら、自分のデスクに職場の人から大量のお菓子が置いてあって愛を感じた。𝑳𝑶𝑽𝑬

ちなみにこの記事を書いているのは2023年3/31なのでもう一年弱経ってしまったのだが、
今でも鮮明に思い出すくらい本当に辛かったです。

まさに今、もしもEBウイルスで苦しんでいる人がいたら、この記事を見て勇気を出して欲しい。
1ヶ月くらいはかかったけど必ず治りますので!!!!!!!!!!!!

でももう二度とやりたくない。

そのくらい辛い病気でした。おわり






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