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オタワにあるカナダ国立美術館で先住民族の映画作家による映画を観て非常に感銘を受けた帰り、酒を買うためにカナダ人の友達と車でオタワを巡っていた。カナダで酒を買うのは簡単ではないようだった。 ホームレスが多いあるエリアを通っていたとき、男性が車の前に立ちはだかった。サングラスをかけていたが、先住民族の男性だったと思う。彼はしばらく無言で車の前にいて、前に進みたかったら俺を避けて行けとジェスチャーをした。そして、その通りに友達は車を動かした。友達(フランス系白人)は、こんな体験は
私の昔からの友人JとNというイギリス人男性(白人)が住んでいるフラットに引っ越した。 ある晩、Nはキッチンで料理している自分を発見し、話しかけてきた。初めてのまともな会話である。Nは哲学を読むのが好きなようで、二人で「哲学をする」とはどういうことか?等と議論して盛り上がった。 ひとしきり会話した後、Nはかなり酔っ払ったようだったので、自分は部屋に戻った。Nも自分の部屋に帰って寝た様子だった。ところが10分くらい経ってから、ノックの音がする。開けてみると、腕と胸が血だらけで
友人を訪ねてマンチェスターに行った帰り、駅で、「やった、やった!」という日本語が聞こえた。 何が起きているか観てみると、二人の日本人男性がイギリス初?の買い物に成功したことに興奮しているようだった。二人は、その後、記念撮影もしていた。 そのような興奮は自分はもう味わうことはないだろうけど、本当は、あちこちで、人に知られない小さな勇気が発揮されて世界が成立している。。。そんなことを思いながら、マンチェスターを離れた。