[就活奮闘記]就活浪人を決意した

長引く就職活動。並程度の努力をしていれば、次の3月に大学院を卒業して4月から社会人として働けると思っていた。

インターンに応募したり参加したりしていた時期を含めると、私が就職活動を始めてもうすぐ2年になる。いろんな業界を見るために様々な分野の会社について調べて、説明会にも足を運んだ。大学院進学が決まったあたりから私は積極的に企業との接触を図っていて、一方で周りの友人は就活のことはそこまで深く考えていないようだった。側から見たら私は「意識が高い就活生」だったに違いない。友達から「そんなに早くから頑張らなくてもいいよ」と結構言われていた。今思い返しても行動量は他の就活生比べてダントツ多かったと思う。しかし、そんな私でも来年の入社は諦めて来年再度就活をしようとしている。

今年の就活が無駄だったとは思えない。今までこんなに自分と向き合い、将来のことを考えたことは今までなかったからだ。親からは「就活に失敗した」と言われるが、私は失敗というほど道を踏み外したとは思っていない。

1点、来年の就活に向けて改善点があるとしたら『軸をブラさない』ことだ。キャリアを取るか、子育てを取るか。当初私はどっちも諦めたくなかった。その結果、大企業からベンチャーまでいろんな会社を片っ端から応募し、受かった会社のうち女性が働きやすい福利厚生が整っている会社を選択しようとしていた。今の日本の現状を見ると女性が働きやすい福利厚生が整っている会社(主に大企業)に行けば、キャリアと子育てを両立することができるが、それ以外の会社に行くとキャリアか子育てどちらかを選択することになる。最終的には自分がどんなキャリアを築きたいのかも、どんな人生を送りたいのかもわからない状態で『内定をもらう』というミッションをクリアしようとしていた。

内定は数社もらったが、どれも女性が働きやすい会社ではなかった。内定をもらう度に自然と涙が出た。子供は諦めるか...。それと同時に、私ってこんなに子供欲しいんだ!と感じた。今までそれほど意識していなかったので新たな発見となった。今まで人生で妥協したことがなかった私は、人生初めて妥協しなければいけない局面に当たる。キャリアを取るならば、結婚して子供ができたとしてもキャリアを最優先させることになる。一方で、子育てを取るならば、子供ができたら仕事は辞めるしかない。

女性の中には福利厚生に頼らずに仕事と子育てを両立させている方もいると思う。しかし私は子育てにどれほどの労力や時間が必要なのかわからず、福利厚生がないことが不安だ。さらに、子育ては仕事と両立させたとしても、旦那の転勤でキャリアを諦めなければならない可能性もある。

結果、女性と男性でキャリアの描き方も私生活の考え方も全然違うということを身をもって感じた。私は制限された条件の中で自分がどんなことをやりたいのかを考えるしかない。叶えたい夢があるとか言ってられない。今まで自分のやりたいことを全て叶えてきたからこそ、非常にショックだった。

そういうわけで、私は来年度また就活をする。女性が子育てと仕事を両立させられる会社にフォーカスして戦略を考えようと思う。

今年の就活からさらにパワーアップした自分で、挑戦!!

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