見出し画像

ゲストハウス空穂宿

ユニークな空穂宿

韮崎にあるゲストハウス空穂宿。ホームページを見て、ここに決めた。
(後で聞いた話だけど、ホームページをみて振るいにかけられるとのこと(笑) 1、怪しすぎていくのをやめる 2、怪しすぎてくると決める 3、怪しすぎるけど、気になって保留。私は間違いなく2番!)
迎えてくれたのは陽気な女将と、こだわり屋のお爺。お二人ともとっても気さくで会話が楽しい。通していただいたお部屋は囲炉裏があって温かく、古風なお部屋。

画像1

16年前に廃墟となっていた古民家を購入し、お二人で3年かけて家から通い、本を読みながらDIYして今の状態にまで整えてこられました。

とっても気さくなご夫婦で、会話はトントン進みます。
この日の宿泊客は、なんと私一人!

やったぁ!ラッキー!インタビューし放題!

お二人のなれそめ話から、場所を見つけて家が完成するまでの話や、
完成してからの暮らし方、ご近所の方や移住者の方々とのお付き合いについても聞かせていただきました。

3年かけて通いながらのDIY

とにかく手作りにこだわってきているこのお二人。いろりも、お二人で土をこねて土台を手直しし、木枠も創られたとのことで、中までしっかり見せていただきました。

画像2

お爺が、アレンジする経験を持っていたとのことで、創ることに関しての土台はあったけれど、調べることも多かったとのこと。16年前のDIY中の写真もアルバムに保管されていて、見させてもらったけれど、本当に凄い。

何でもやってみないと分からない。やってみてわかることが山ほどある。
やろうと思えば何でもできるが、想像通りにうまくいくとは限らない。
思った通りに行かなかったらまた考えればいい。

経験者の言葉って、ぐっとくる

格子戸がきれいで素敵で、これも修繕したのかと尋ねたら、

なんと!

古い家屋が好きで、格子戸をコレクションしていたとのこと。
サイズが合わないのも工夫してあって、まるで最初から在ったかのように、うまく取り付けられていました。

「これなんて、長さが足りなくて継ぎ足したんだよ~」と、扉を外して
無邪気な笑顔で話すお爺

画像7

「☟こっちは長すぎたから切ったんだ。」

画像8

扉はちゃんとスーッと開く。この角度の付け方難しかっただろうなぁと、素人目に見てしまう。それにしても、素晴らしいリサイクル力!

Goodwill Forestのヒント

Goodwill Forestの話をして、旅の目的を伝えると、
以下のことを教えていただきました。
**********************************
*場所が決まったら、まずは市役所に行けば必要なコトは教えてくれる。
*ご近所の人を大切にする。安心できるように関わる。
*所有しないで行うのは、所有者の気持ちが変わる可能性があることも想定しておくこと。「(土地を)放置してるから好きに使っていいよ~」と言ってくれても、場所がきれいになっていく様子を見て、気が変わり「返して」という人もいる。
*建物を創る前に道具などを保管するために、小屋を先に創る。
*土地の四季を見る。
*木を土に直接埋める時(道具小屋)は、土に埋める方を1メートルくらい炭化させておく。
*建物を建てる時は、法律を調べておく。
*人間頭を使えば何でもできる。頭だけだとできないこともある。だからやれ!
*協力してもらう内容を生業にしている人には、お支払いする。
*パートナーの存在は、なにより大事!
**********************************

確かにそうだ!素敵なご夫婦の考え方に、
なるほどとうなる話ばかりでした。

画像3

画像4

夜、外に創られたデッキで夜空を見上げると、満天の星

澄んだ空気の中に天の川が見えました。

寒さ対策

寝袋とマットを持参して、お部屋で寝ましたが、10月中旬は凍えそうな寒さで、「寝たら死ぬ」と思いました。
10月以降は、お布団を借りることを強くお勧めします。

ガーデン

翌朝も晴れ、家の前にはガーデンが。

画像5

お庭も畑も全部お二人で作り上げてきたもの。植物の仕切りが瓦などが使われいて、雰囲気を作っている。そっか。こうやって工夫したらいいよね。
新鮮な空気、おいしいお野菜、色鮮やかな花々たち♡

朝のお食事をいただき

画像6

ご縁

女将から「今日はどちらへ?」と聞かれたので、
「自然との共生をしているところでおススメのところありますか?」と逆に尋ねたら、

いろいろとお友達に声をかけてくださって(本当に電話かけまくってくれてて、申し訳ないくらい💦)、自然の中で暮らしているお友達(土地を開拓して、セルフビルドで家を立てちゃったお友達)に訪問して話を聞かせてほしいという約束を取り付けてくださいました。

ありがたや~!なんていい人たち!

ということで、そちらに女将とお爺と向かうことに!

☞つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?