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なぜJ.Scoreが流行らなかったのかを簡単に考えてみた

J.Scoreって知ってる人どれくらいいるんだろう?人間のステータスを元にAIがスコアリングして、それに応じて貸付を行うファイナンスサービスです。

1,000点満点でスコアリングして、それに応じて利率とか貸付限度額とかそういうのが決まる、って内容です。

どんな内容でスコアリングするのか、というと、学歴だったり現在の仕事の内容だったり年収だったり。あと銀行口座とかYahooアカウントとか外部サービスとの連携でもスコアが上がります。

外部サービスと連携するだけでスコア上がるとか、AIスコアリングの意味ないやん、って思ったのは内緒です。

あと簡単な行動分析もあって、本読んでるとか運動してるとか、そういうのもスコアリングに反映されます。

また、スコアリングに応じて提携先でいろんなサービスが受けられます。割引とか、割引とか、あと割引とか。

で、これが見事にコケて、1/16で新規申し込みができなくなり、アプリも使えなくなり、1/31で新規契約も特典利用もできなくなり、今後の返済はLINE Creditが受け持つよ、ということになりました。

これがなんでコケたのか、私なりの考えを書きます。

もう単純で、単に「スコアが高い人ほど好条件で借りられる」っていうのが最大の要因だと思っています。

スコアが高い人って、学歴があるとか勉強しているとか年収が高いとか、そういう人なわけです。そういう人って、こんなので金借ります?借りないですよね?必要ないんだもん。

そういう「借りる必要のない人」に好条件を出して、「必要な人」には悪い条件を出してたら、そりゃ回るわけないですよね。

私も登録してたんですが、私でだいたい950点とかそれくらいです。でも借りる必要ないし、特典とかもいちいち使えるかどうかを確認して、ってやるのがめんどくさくて、一度も使ったことないです。

スコアが高い人ってこうなるんですよ、往々にして。

必要な人って他にもっといて、でもそういう人たちはスコアが低いので好条件で借りられない。どう考えてもアンマッチですよね。

もちろん、スコアが高い人のほうが返してくれる可能性は高いし、その分好条件になるのは普通のことだと思います。スコアが低い人は貸し倒れリスクが高いですからね。

でも、なんぼ好条件出しても借りてくれなかったら意味ないですからね。

だからJ.Scoreは失敗したんだろうな、って思ってます。登録してるときから「無理じゃね?」って思ってましたし。

じゃあこの手のサービスを運営する場合は何を考えるべきか。

これは難しいですね。必要としている人は上客にはなりえない人ばかりですからねぇ。だからこそ闇金とかが出てくるんでしょうけど。

J.Scoreの終了に合わせて、そんな事を考えていましたよっと。

あと、闇金ウシジマくんは面白いですね。山田孝之のドラマも面白かった。ついついサイハラさんまで観てしまいました。高橋メアリージュンの演技はどうなのよ?と思わなくもないですけどね。


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