人知らずして慍(いきどお)らず

NewsPicksに掲載されていた小泉進次郎大臣の記事を読みました。

セクシー発言とかステーキ大好きとか不倫とか、色々と叩かれるネタに困らない小泉進次郎氏ですが、私は結構評価してます。と言うか、見せ方がうまくて人気を集めるのが上手だな、と。人気を集めるのって才能でもあり、能力でもあり、なので、その能力はぜひフルに活用して、革新的なことをやってほしいと思っています。

特に若いですからね。若くて人気があって自分の言いたいことをはっきりと述べて、ってのはやっぱり期待しますね。

で、このインタビュー中に出てきたのがタイトルの言葉です。

他人に分かってもらえなくても、理解してもらえなくても、認めてもらえなくても、そのことに対して腹を立てるべきではない、という意味です。論語の言葉だそうで、この後ろに「また君子ならずや」と続くようです。「君子ってそういうものだよ」という感じの意味合いですかね。

「他人に理解されなくても腹を立てない」これはまさにアンガーマネジメント的な考え方ですね。

憤る、怒る、というのは、自分の思い通りにならないことに対しての要求や要望の発露なわけです。そこには「なんで自分のことを分かってくれないんだ」「自分はこんなにやっているのになんで誰も評価してくれないんだ」といった気持ちも含まれてくるでしょう。

でもそれって、こちらからコントロールできることじゃないですよね?評価するかどうか、理解するかどうか、これって相手に完全に任されていることであり、こっちから「理解させる」なんてことはできません。

だったらそこに捉われるのは時間と労力の無駄、ということになります。そう、まさに「人知らずして慍(いきどお)らず」ということなのです。

そう簡単な話でもないのですけど、そういう気持ちを持ってやっていくことで、だいぶ気楽に過ごせるようになるんじゃないかと思います。

ぜひ皆さんも少し意識するようにしてみてください。

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