【会社設立日記 #2】事業内容は計画的に

前回記事はこちらです。

名前を決めるだけで1ヶ月くらいかかっているわけです。この後も思いやられるところですね。

名前が決まれば、後はfreeeの項目を埋めるだけ

意識して決めなくては行けないのは会社名くらいで、後は結構スムーズに進みました。freeeで決めるべき項目をちゃんと教えてくれるので、その項目を埋めるだけ、ですからね。

住所は自宅です。場合によっては会社に自宅を貸し出す、くらいのことも考えていますし。が、このことが後で少々面倒な事態を引き起こすわけですが、それはまた別の話。てか、今考えても避けようがない事態だったのでしゃあないと思ってます。

電話番号は取り敢えず私の携帯番号。まあこれは当面はこのままでしょうね。

で、代表社員です。ここをどうしようかな、と少々考えました。子供にしようと思ってたんですけどね。ちょっとここでハードルが。。。

合同会社では『社員』の意味合いが全く違ってくる

今回、私は合同会社を設立するわけですが、合同社員の場合は社長じゃなくて『代表社員』と言います。そもそもそこからして知らなかったんですが。まあ対外的には『社長』と名乗っても問題ないみたいですけどね。

で、この代表社員ですが、どこを見ても特に条件があるわけではなく、誰でもなれる、と書かれています。

そもそも合同会社の『社員』って、一般的にイメージする社員=従業員ではなくて、『出資をした人間』全てを『社員』と呼ぶようです。これも初めて知った。その中で誰か代表者を選定する、その代表者が『代表社員』ということですね。

で、代表社員以外の社員は全て『業務執行社員』と呼ばれます。株式会社の取締役に当たります。出資をすることで社員となり、社員の中から代表社員を選任し、それ以外の社員は業務執行社員となる、ということです。社員が取締役、代表社員が代表取締役、という考え方で良いと思います。

加えて、代表社員は複数人選定できるようです。代表取締役が複数人選定できるのと同じ、ということなんでしょうね。代表する人間が複数人いるなんて違和感がありますが、責任も分配できる、というのはメリットなのかもしれません。あとどっちかが死んでも会社動かせるとかね。

ということで社員や代表社員の考え方が分かったところで、次に考えるのは「誰を代表社員にするか」です。元々考えていたのは子供を代表社員にしようと思っていたのですが、そこには大きなハードルが。

実印を取れるのは15歳以上

上で『代表社員は誰でもなれる』って記載しましたが、実際のところは誰でも、というわけにはいきません。いくつかの条件があります。

まずは上記したように『社員』であること。すなわち出資していることが大切です。これは1円でも100億円でも構いません。ほんの少しでも出資している事が重要で、出資していたらその時点で社員であり、代表社員になる権利があります。

加えてもう一つハードルがあって、社員は印鑑証明の提出が必要なのです。

これ、色々見ててもどこにも「印鑑証明が必要」って書かれてなかったので、完全に知らなかったんですよねー。一般常識なんですかね?

もちろん私は家を買うときとかに必要なので、実印は持ってるんですけど、子供は当然ながら実印なんて登録してないわけですよ。この時点で子供を代表社員どころか社員にすらできないわけです。

しゃあないから子供の実印も登録したるかー、と思ったら、実印の登録ができるのは15歳から。まあアレですね、中学卒業したら、ってことなんでしょうね。実際に働けるのは法的には15歳からですし。

で、我が子はまだ15歳になってないわけですよ。中学生だし。数年はまだ実印登録できないということです。しゃあない、一旦私が代表社員になることにします。

てか、他の中学生とか小学生を社長にして起業している会社は、どうしてるんでしょう?よく知らんけど、株式会社もその辺は変わらないんじゃないの?もし印鑑証明なくても社員にできるんなら、私の勘違いで済むのでいいんですけどね。

事業内容が大変なことになった

私が代表社員になることにして、あと当面は私一人で登録することにして、さて次は事業内容です。

前回前々回でも書いた通り、事業内容は可能な限り色んなものを盛り込もうと思っていました。なので、「絶対にやらないだろう」という選択肢以外はどんどん放り込んでいきます。

ここも、freeeで選択肢を出してくれてなかったら、結構途方に暮れてたかもしれません。選択肢を出してくれていたからこそ「あー、こんなのもあるね」「これはやらない可能性高いけど、一応入れとくか」みたいなこともできました。

逆に絶対やらないだろう、っていうようなものとしては、『老人ホームの経営』なんかはそんな設備を用意するのもしんどいので、まず間違いなくやらないと思います。『整骨院の経営』『歯科診療所の経営』などはそもそも資格の問題がありますし。

また、法人口座の取得も考えていましたが、その際に調べてたら「古物商の許可がないのに事業内容に『古物営業』が入ってると法人口座の審査に通りにくい」ってあったので、古物の取り扱いはやる予定にしてたんですが、一旦外すことにしました。古物商の許可を取ってからにしようかと。

まあこの判断がそもそもの間違いなんですけどね。。。

なんやかんやで事業内容は100個になりました。ちょうど100個。狙ったわけでも何でもないです。たまたま100個になりました。いやめでたい。

ちなみに、事業内容が多すぎるのはあまり印象良くないらしいです。信頼感がないとかなんとか。まあ、個人的にはそんなのは与太話の類だと思ってますし、そもそも一人会社に信頼とかどうでもいいです。

決算期は適当で

あと決めなくてはいけないのが決算期です。通常の会社は3月決算ですよね。外資系だと12月決算が多かったりするのかな。私の勤務している会社は1月決算ですが。

これはそんなに複雑に考える必要ないと思います。むしろ私は3月決算じゃないほうが良いんじゃないか、と思っています。他社がバタバタする3月とか12月とかに我々もバタバタする必要ないですしね。

あと、諸々決算処理をしなくては行けないので、それを考えると自分がバタバタしそうな月は避けたほうが良いだろう、と思います。

どのへんですかね、私は10月決算にしてみました。一番余裕がありそうなタイミングかな、と思います。

社印は3種類必要

後は公告、社印、定款の認証、となりますが、公告はもう面倒なのでfreeeの電子公告にしました。これも本音を言えばやる必要性を感じないのですが、やらないといけないので、しゃあなしです。少しでも手間がかからない方法、ということで電子公告です。

定款の認証もfreeeと契約したほうがいいだろうな、と思ったのですが、まだまだ売上が上がらない状況で余計な出費を増やすのもねぇ、ということで取り敢えずは5,000円の専門家の代行を選択。会社をちゃんとやろう、売上をすぐにでも立てていこう、と思うなら、freeeの契約のほうが良いと思います。

で、社印ですよ。これはfreee経由で注文もできますが、これが結構いいお値段するんだ。柘で15,900円、水牛で18,900円ですよ。Amazonで注文したら、水牛が3,980円でした。だったらこっちにするよね。

ちなみに法人の印鑑は基本は3本セットです。丸印、角印、銀行印です。すごくザックリ言うと、丸印は会社の実印、角印は認印、銀行印はそのまま銀行印です。

この3つを揃えておくことが重要、ということで、Amazonで注文しました。これも会社名が決まってないと注文できないからなー。

で、ここではたと気づくわけです。社名はまた変えりゃ良いや、と思ってたけど、社名を変えるということはこの法人印鑑も変える必要が出てくる、ということです。

いやー、完全にその意識なかったわ。まいった。やっぱり当面は社名変えられんな。

ここまでやれば、定款が完成です。やれやれ、結構長い道のりだった。この後で専門家(弁護士事務所)への定款の確認依頼からの登記手続きになるわけです。

というところで、次回に続きます。長くなったな、今回のは。。。

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