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質問と詰問

質問の種類
質問には大きく分けて2つしかありません。
 ①クローズドクエスチョン
 ②オープンクエスチョン
この使い方によっては、メリットもありデメリットもあります。
ここでは少し質問について説明します。

クローズドクエスチョン
相手が「はい、いいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問です。
「本を読むのは好きですか?」
「明日までにこの仕事は終わりますか?」
と、いった質問はクローズドクエスチョンです。

事実を明確にしたい時や同意を得たい時には有効ですが、この質問を繰り返すと尋問されているように感じます。
またこの質問だけでは、会話が広がりにくいです。

オープンクエスチョン
「はい、いいえ」などの回答範囲を設けずに、相手が自由に返答できる質問のことをいいます。
「何の(What)本を読んでいますか?」
「この仕事はいつ(When)終わりますか?」
など、5W1Hを使った質問がオープンクエスチョンです。

非常に自由度の高い回答をすることがで出来るので、話したいと思っていることを話させることができ、会話が発展します。
しかし、質問の仕方によっては...
「何か問題がある?」と尋ねれば、部下はついつい「特にありません」と答えてしまいがちです。なぜならこれが一番楽であり、頭を使わずに済むからです。

こんな場合は、「今一番、問題と思っていることは何?」と聞けば、部下は考えることが始まります。そして回答の自由度が高いので、思いのたけを話すことができます。

このように自由度が高いために、質問の仕方によってはデメリットもあります。

詰問とは

相手を厳しく責めて問いただすこと。相手を咎めて問いつめること。
普段、意識していなくてもついつい詰問になっていることはよくあります。
どのような質問が詰問になるのでしょうか?
「なぜ10時までに提出しなかったの?」
「なぜ出来なかったの?」

上記は詰問になる可能性があります。
部下がミスしてしまった時に言ってしまう人多いのではないでしょうか?
詰問になりやすい法則として
 「 なぜ(Why)  +  過去  +  否定 」=  詰問になりやすい
という条件があります。

次、同じ失敗をさせない為にというつもりが、詰問になっていたりしているのではないでしょうか。

詰問しないためには

上記のような質問や話を先に言えば詰問になりにくいです。
「次はどうのようにすれば出来ると思う?」
などです。

但し、「なぜ」を言いたいが為に前振りしていくと誘導尋問になりますので
気をつけなければなりません。

■まとめ
クローズドクエスチョンもなぜ(Why)質問も使い方によっては便利ですが、間違えると相手に嫌な思いをさせてしまいます。
様々な質問を交えてコミュニケーションを測ることが大事です。

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