見出し画像

RPA製品を選ぶポイント(1):サーバー型か、デスクトップ型か

RPAは「サーバー型」と「デスクトップ型」に大きく分かれます。製品選定の際には、どちらのタイプを選ぶかを最初に決めたほうがよいでしょう。

サーバー型とは、一般的にロボットをサーバー側に置き、サーバーのロボットが複数のパソコンを集中管理するタイプです。一方、デスクトップ型とは、個々のパソコンにロボットを置き、パソコン内で自動化を完結するタイプとなります。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

サーバー型は、複数のパソコンを一括管理することができるため、大量のデータ処理や横断的な業務の自動化に向いています。たとえば1つの業務を10人の従業員が担当している場合、1か所で集中管理したほうがメンテナンスやトラブル対応などがやりやすくなります。一方、サーバー型のデメリットはコストです。専用のサーバーを用意する必要があるため初期コストが高くなり、またRPA製品の価格も一般的にサーバー型のほうが高くなります。

デスクトップ型は、パソコン1台からスタートでき、サーバー型と比べて構成もシンプルのため、スモールスタートに適しています。コストもサーバー型より低く抑えられます。また個人のパソコンでロボットの作成や修正ができるため、現場主導の改善がやりやすいでしょう。一方、デスクトップ型のデメリットは、大規模な業務の自動化や大量のデータ処理に向かない点です。また運用の集中管理ができないため、システム管理者は状況のモニタリングができず、個人のパソコン内でブラックボックスになりがちです。

以上のメリット、デメリットをまとめると、大規模な利用にはサーバー型、小規模な利用にはデスクトップ型が適していると言えます。なお製品によっては両方に対応しているものもあります。その場合、まずデスクトップ型でスタートし、後にサーバー型に変更するという選択肢も出てきます。

詳しくは下記をどうぞ!

定形業務を効率化する実践RPAガイドブック


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?