1月17日に

1995年の今日、大きな地震が起きたのは、
ずっとニュースで言ってる通り。
1995年 1月17日の5時46 分、
私は千葉の市原市の自宅で朝食やら弁当やら、
出勤の支度をしていた。
当時はやじうまワイドを見ながら支度をしていた。
6時ごろだったか、関西で大きな地震があったと言っていた。
私は兵庫県尼崎市生まれの西宮市育ち。
1993年に結婚して千葉県市原市で暮らし始めた。

仕事を抜け出して、公衆電話で実家に電話するけど、
通じたのは昼前だったとか、
仕事が終わる頃には被害の大きさがわかって、
テレビの報道特番を見て打ちのめされて、
大阪出身、当時川崎市在住の大学時代の友達と、
電話でその報道特番を見ながら、不安な気持ちを話し合った事。
そんな事を毎年、今日、思い出すと思う。

この日近辺に、実家に電話するようにしていた。
父は7年前の4月に亡くなったので、
一人暮らしの母の安否確認も兼ねて。
でも今年は、誰もいない。
地震の時、通販で買ったばかりの空っぽのタンスが、
寝ていた母の上に落ちてきて、
父がそのタンスを片付けたとか、
当時家の裏にあったゴルフ練習場の鉄柱が家に倒れないか近所の人と心配した、
とか、
そんな話をしたかった。

「あなたは何もできない子だから、お母さんの言う事を聞いてなさい」
が口癖の、いわゆる独親だったけど、
いなくなると淋しくなる。
安否確認も何も、もうこの世にいないのだから。

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