愛おしいという気持ち

始めてそうそうにたくさん投稿してしまってお恥ずかしいです。胸の中に思っていることが、ここ最近多くて…。

あらためてこのnoteを教えてくれた友達、ありがとう。文章は全く上手くないけれど、私はかなりnoteが好きです。


この一年間私は予備校に通っていたのだけれど、そこで生まれて初めて「愛おしい」という感情を男の人に抱いた。

(「いや、浪人の分際で恋愛ごっこしてんじゃねー--よ!」って思われた方々、ごめんなさいそうですよね。)

彼に初めて会った時に思ったのは

「めっっっっっっちゃ、陰キャそう」

だった。(ごめんなさい)

明らかに女子に慣れてなさそうで、服も無難な暗めの服のローテーション。でも頭はずば抜けて良い。そんな感じの人。

彼の友達から間接的に聴いたのだが、彼は

「女子と目が合うだけで申し訳なくなる」

とのことであった。

いや、慣れてないにもほどあるやろ!?

と心の中で盛大なツッコミをいれた私。

と同時にすごく興味が湧いたのだ。私の全く知らない人種の人に。
この間接的にきいた話だけで、爆笑させてくれる彼に。

そして少し緊張しながらも共通の男友達をパイプ役にして、少しずつ話すようになった。

話し始めてすぐに気が付いたのだが、彼は最初こそ気まずい感じで話していたが慣れてくると、かなり明るく社交的な人だった。
そして何より、かなりの天然だった。(天然というよりも抜けている、というのか)


そんな天然な彼が私を完全に虜にした言葉がある。


私がピンクっぽい色味の服装で塾に行った日のことだった。

教室で彼と遭遇して、いつも通りに挨拶をして別れようと思ったら彼の様子が少しおかしかったのだ。

私の服をじっとみつめていた。

どうしたのかと尋ねた後の彼の返事は



「その服装は、君のコンセプトじゃないね」



死ぬかと思った。
面白過ぎて。

今まで男の子に服装のことを指摘されたことはあったけど、どれも「かわいいね」とか「似合ってるね」などのよくあるやつばかり。

でも彼は
「コンセプト」
と、きた。

服装にコンセプトもクソもねぇっつーの。

よくよく話をきいてみると、それまでの私の服装は青色が多いためピンク色は物珍しかったそうな。
きっとグーグル翻訳とかしたら

「今日の服は、いつもと感じが違うね」

だったのだろう。一般的な人が言うなら。
でも彼の言葉のセレクトは コンセプト だったのだ、よりにもよって。

この人…結構気に入ったかも。

この言葉をきいた瞬間に私は彼に落ちたのだと思う。

でもこの感情は、世間でいう「恋」とは少し違うような、そんな括りに閉じ込めたくないような気がしてずっとこの気持ちの正体を探していた。

そしてある日、その答えを見つけた。

愛おしい

それが一番しっくりくる。

恋とか好きとか胸キュンとかじゃなくて、彼の発する言葉一つひとつが私のツボで、話しているといつも笑わせてくれる。ドキドキしないかわりに、まるであったかいお日さまの下でまどろんでいるような気分にさせてくれる。

私はこの人を一生大好きでいられる自信がある。その大好きは、愛おしいという感情を表す私なりの言葉だ。

周りから見たら、私は彼に恋をしているようにみえるかもしれないし、私自身もたまにそう思うことがある。

でもそういう枠組みにこだわらないで、この人生で初めて抱いた
「愛おしい」という感情を大切にしていきたい。
私の彼に対する気持ちがこれから先、恋に変化したとしてもこの感情だけは絶対に忘れないでいよう。

春からは別々の大学に行くけれど、彼は最後にこう言ってくれた。

「これからもよろ!」

愛おしい