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マウスを自在に操る ①

今回は、マウスを自在に操るについてです。

マウスの自動操作は

①     Excel上で選択した銘柄のチャートを見たいとき
②     sbi証券で発注したいとき(楽天RSSのように自動発注できないので)
③     カブコム証券のアラートに登録したいとき
④     HyperSBIⅡの個別銘柄を表示させたいとき

などです。
特にデイトレは、頻繁にマウス操作とエンターキー、数値キーを使います。
手入力していては、時間がかかるし、誤入力や、打ち間違えの再入力なども出てきます。
今の方式に変えてから、このようなミスは皆無になっています。

現在の各証券会社のトレードツールは、リンクが設定でき、ランキング銘柄と個別銘柄、チャートが連動できますが、Excel上でトレードしている私は、Excel上ですべてを完結したいので、マウス動作とキー入力などを自動化しています。

自動化する際のキーポイントは以下の通りです。

①     UWSCで各種ウインドウを定位置に配置
②     移動位置の座標はUWSCで取得
③     WinAPIのSetCursorPosを使いマウスを移動する
④     Sendkeysをつかい、キー操作
⑤     マウスを元の位置に戻す。

ボタンを押したら、マウスが自動で動いて、作業後、元の位置に戻ってくるといったイメージです。

UWSCで行うことはVBAやwinAPIでも実現しますが、UWSCのほうがとても簡単で、後々の保守も容易なので私はUWSCを多用しています。

UWSCの説明が遅れましたが、UWSCはWindowsの自動化フリーソフトです。
窓の杜でダウンロードできます。

インストールし、Windowsのスタートアップに登録すると、下の画像のように登録されます。


ここで右クリックしてタスクトレイから出るを選択すると、下図のように表示されます。
たったこれだけです。しかし、機能は無限大です。

UWSCにはランチメニューというのがあって、特定キーに割り当てて実行できます。
これは私が登録しているランチメニューです。
下記の画像のようにセットしています。これで、朝の画面設定は簡単に終わります。

CTRL+W+0でエクセルを立ち上げ
CTRL+W+1でhyperSBIⅡ立ち上げ
CTRL+W+2でMarketSpeedⅡ立ち上げ
CTRL+W+3でKABUstation立ち上げ
CTRL+W+4でhyperSBIⅡの取引パスワード入力
CTRL+W+5でhyperSBIⅡ各ウインドウを所定の位置にセット
CTRL+W+6ですべての証券ツールを閉じる
CTRL+W+7で画面の座標位置を取得する。
CTRL+W+9でWindowsをスリープにする。

CTRL+W+7で画面の座標位置を取得する、となっていますが、これで、画面の座標位置を取得しています。

UWSCはメモ帳で作れます。メモ帳にコードを書いて、拡張子にuwsを付けるだけです。
そのファイルをダブルクリックするとモニター左上に下図のような画像が表示されます。

ランチニューにセットすると、ショートカットで実行できます。

如何にUWSCが簡単か!!
以下のコードが座標を取得するツールのコードです。
コードの意味は1秒間隔で600回、10分間、座標を表示します。となります。

for i = 0 to 600
FUKIDASI("マウスカーソルの座標"+"x:" + G_MOUSE_X+"y:" + G_MOUSE_Y,100,100,,20)
sleep(1)
next

また、途中で実行を止めたいときはALT+F2で閉じます。
もし興味があれば上記コードをコピーし試してみてください。

以下の画像は私が作ったUWSCファイルです。デスクトップのUWSC制御というフォルダに85個保存しています。


UWSCの実行ファイルはVBAからも呼び出せます。以下のようなコードです。

Path = "C:\指定のフォルダパス\UWSC.exe"
file = "C:\指定のフォルダパス\座標を取得するツール.uws"
Ret = Shell(Path & " " & file, vbNormalFocus)

余談ですが、私は将棋が好きで、よく将棋ウォーズで対戦します。その棋譜を結果サイトでコピーし、
CTRL+W+8しています。すると、フリーソフトのshogiGUIが立ち上がり、勝手に棋譜解析してくれます。

工夫すればいろいろなところに活用できます。
今回はここまで、次回は、実際にマウスを動かす内容を記事にしたいと思います。


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