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ロミオの青い空関連書籍のご紹介

この1年半で欲しかったロミオの青い空の関連書籍がほぼ揃ったと思うので、1冊ずつ紹介してみようと思います。
というのも私がロミオの青い空にハマったころ、絵を描くための資料として関連書籍を探し回りました。けれど25年以上前の作品ということもあって、どんな本が出版されていて、どんな内容なのかが全く分からなかったんですよね。やっと見つけてもいいお値段だったりして「買い」かどうかの判断ができず悩みました😅
(古本屋さんで見つけたら内容も確認できるかもしれませんが、地方なので基本はネットで探していました)
なのでもし、これからロミ空関連本が欲しい!と思う方がいたら、自分の体験と解説が少しでも役に立てばいいなと思いました。
マニアな内容ですが、ドンピシャな人にぜひ読んで欲しいです😄
※入手困難度とか勝手に書いてますが、これは約1年半、オークションなどで書籍を追っての主観です。


おしながき
こちらの7冊を紹介します。

① 設定資料集
② MEGU EXTRA ロミオの青い空
③ 世界名作劇場シリーズ メモリアルブック/ヨーロッパ編
④ 25周年記念アンソロジー
⑤ 10周年オフィシャルファンブック
⑥ 脚本集 上・下
⑦ 黒い兄弟 上・下



①ロミオの青い空 設定資料集

日本アニメーション MOVIC 64枚
定価1500円

いちばん欲しかった本です。完全に設定画に特化している本なのでカラーページや文章は一切無いです。最初から最後まで64枚が設定画のみ。片面印刷なので裏の絵が透けて見えることもなくて有難い。各キャラクター(全身、顔、表情など)が1枚の紙いっぱいに載っていて見やすいです。他の本にもこの設定画が掲載されていることが多いですが、だいたい縮小されているので、絵の参考にしたい人にはこちらがいちばんおススメです。
ただ、建物や背景の設定画などは他の本に載っているのにこの本には無いものもありました。

入手困難度★★★
メルカリにて定価の3倍くらいで入手。出品されること自体が稀です。



②MEGU EXTRA ロミオの青い空

青磁ビブロス 89P
定価1500円

アニメ雑誌などに掲載された描きおろしイラストが割と大きく多数掲載されています。前半のカラーページは各話エピソードの紹介。後半は設定資料になっていて建物や背景のレイアウトは「設定資料集」よりも充実しています。
楠葉宏三監督、佐藤好春さん他スタッフのインタビューもあります。
ページ数が少ないながらバランスの取れた一冊だと思います。

入手困難度★★☆
メルカリで定価の2倍程度で入手。比較的出品されている印象です。


③世界名作劇場シリーズ
メモリアルブック/ヨーロッパ編

新紀元社 375P 
初版年月日/2010年5月4日
定価2800円

設定画が充実しているとの情報を得ていちばん最初に入手した本でした。初版年月日からも分かる通りロミ空関連としては比較的新しい本です(とは言っても10年以上前💦)世界名作劇場の中でもヨーロッパが舞台の13作品を扱った本。ロミオの青い空も収録されています。
A5サイズでかなり分厚い。最初にカラーで各作品の紹介と名場面集。その後に各作品を18~20Pで解説しており設定画もかなり掲載されています。
各話放送リストやキャストインタビュー、シリーズコラムとして胸キュン男子、メイドさん、お母さんなどの特集もあって楽しい。
資料としても名作劇場を楽しむ本としてもギュッと凝縮された充実の一冊です。ただ本のサイズが小さいので、絵の資料としては見にくかったです。
以前取り上げた楠葉監督のロミ空BL発言があるのはこの本。

入手困難度★★★
Amazonで定価の2倍〜3倍くらいで入手。この中ではいちばん高額な本でした。メルカリでは一度も見たことがないし、かなりレアかもしれません。



④ロミオの青い空25周年記念アンソロジー

ロミオの青い空交流会実行委員 
212P
定価1000円

41人のロミ空ファンは集う!
ロミ空ファンの方々によるアンソロジー本です。マンガ、イラスト、小説など、それぞれの愛溢れる作品が楽しめます。個人的にはロミ空スタッフの方のページがとても貴重で、ファンとの交流の深さも伺えて感動しました。
ここで気になった方をTwitterで探して仲良くなって、ロミ空ファンの輪が広がったりもしました(^^)
boothから現在も購入できます。

入手困難度★☆☆
現在も正規ルートで確実に入手できます。ただ数に限りがあると思われますのでお早めに!
https://romeofan.booth.pm/



⑤10周年オフィシャルファンブック
アイプランニング 株式会社双葉社 
127P
定価2300円

放送から10年後に出版された本。ファンブックというだけあってファンの欲しいものが詰まっている。いちばん嬉しかったのはDVDパッケージやポストカードなど、かなりの数の佐藤好春さんのイラストが掲載されていること。またスタッフ•キャストのインタビューも充実していて、特に声優の折笠愛さんと藤田淑子さんの対談はロミオとアルフレドの関係を女子トークのノリで語っていておもしろい。また当時の延期続きだった放送の裏側を語ったプロデューサーのお話も貴重です。
後半はファンページ。イベントのレポートもあって楽しい。島田満さんの描き下ろし「11人の勇者は集う」のコミックス版も読めます。その他、各話エピソードや設定画など。

入手困難度★★★
メルカリで定価の2倍程で入手。出品されるのは稀なうえにけっこう高額なことが多いです。




⑥ロミオの青い空脚本集 上・下

作・監修 島田満
ブッキング
定価各1800円

脚本を手掛けた島田満さんの脚本集。放送当時のシナリオ全33話をそのまま掲載している他、書き下ろしのエピソードが2話(11人の勇者は集う、アディーナ•アルマヴィーラ)とアニメイトカセットコレクション(モントバーニ家の亡霊、ビアンカの日記)の2話も収録されています。

心理描写など脚本にしか書かれていない情報があって、アニメ本編の理解がより深まるし、逆にアニメと全然違っている部分もあり驚きます。(出会いのリンゴのエピソードや、アルフレドの最期の描写など)どこでどんな風にアニメの演出に変わっていったのか考えるとおもしろいです。(島田さんと監督で意見を戦わせた思い出話がファンブックに載っています(^^))
下巻に収録の「アディーナ・アルマヴィーラ」は貴族時代のアルフレドのことがよく分かる貴重なエピソードだと思います。お話もとても深くて感動しました。

入手困難度★★★
メルカリで定価より少し高め程度で入手できてラッキーでした。ただ出品自体が稀で私は半年以上待ってやっとお目にかかれた本です。
他(Amazonなど)だと3万円とかで出ているので、ほんと運ですね…



⑦黒い兄弟 上・下

リザ・テツナー 酒寄進一(訳)
ベネッセコーポレーション 福武文庫
定価各700円

ロミオの青い空の原作です。
同じ訳で現在4種類存在すると思われますが、アニメ放映開始に合わせて出版された文庫本サイズのもの。表紙もアニメの絵柄になっています。挿絵は一切無し。サイズ的にいちばん小さくて読みやすい。
主人公の名はジョルジョ。アニメが親方と絆を深め、契約を全うするのに対し真逆の道を辿っていきます。大逃亡劇の中での友情を描いています。アルフレドはアニメよりずっと早く亡くなってしまいます。必然的にロミオ(ジョルジョ)を主人公としてしっかり味わえます。
込められたメッセージはやっぱり共通していて、ロミ空の「要素」が散りばめられています。
余談ですが私は原作のおかみさんが恐ろしすぎてトラウマ。アンゼルモは更に執念深いし…

入手困難度★★☆
メルカリで定価より安く購入。原作の中では比較的出回っている本だと思います。
状態によって価格の変動も大きいようです。私は読めさえすればよかったので、お安く入手できて満足です。



以上でロミ空関連書籍のご紹介は終わります。これから入手したい方に少しでも参考になれば幸いです。
また、こんな本がおススメだよ!とか、私はここで見つけたよ!などの情報や体験談があったらぜひ共有して下さい。
「今、ロミ空が好き!」という人に当時の貴重な本たちが届きますように…!

2922.7.2.うみ

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