Oct.27, 2024:六本木ヒルズハロウィンパレード&そこから思えたクラウンに関する一考察
10月最終日曜日は六本木で過ごすのが
コロナ期間を除いて、ここ何年かの恒例となっている。
と言っても、パレードを観る為でも、
ましてや参加する為でもない。
毎回、クラウンさん方が大勢グリーティングに出ているから
なのだが、
そこでこれも毎回起こるのが
「ハロウィンにクラウンは相応しいのか?」問題。
お化けやら怪物やらがメインのイベントなのに、
そこにクラウンが入るのは如何なものか、という。
別にこれは六本木に限った事ではない。
ハロウィンイベントにクラウンが出演したり
パレードを先導したりしているのは、
各地で当然の様に行われている。
「所謂『(ペニーワイズを始めとする)怖いクラウン』の
影響じゃない?」
とも考えられなくもないが
(それ以前のハロウィンイベントではどうだったのかの記憶は
流石に無い…)
であるならば、それが良いかどうかは別にして、
USJ の様に、そういう「怖いクラウン」だけを出せばいいのだから。
じゃあ何故?と問われたならば、
今の自分が考えつける答えは
①子供が主役のイベントなので、子供達が喜んでくれるため
②クラウンも所謂仮装の延長線上の存在と思われているため
位しかない。
本当のところは分からないが、
もしこれらの想像が当たっているならば、
確かに「それはちょっと…」という意見も
出て来るかも知れない。
勿論、皆が楽しんでいるイベントに水を差す気もないし、
だからといって出演機会を減らされても困るのだが。
「日本にはクラウンが根付かない」と言われて久しいが、
悲観する事ばかりでもない。
何故なら、参加しているお客さん方は、
別にスティルトを履いているとか、
ジャグリングやマジックをしたりとかする以前に、
クラウン達を見てすぐに
「このクラウンさんは只の仮装ではなく
本物(プロ)だ」と判断していたのが
傍で見ていて分かったからである。
だとすれば、
課題はお客さん方よりも、
イベントを打つ側にあるのではなかろうか。
無論、全てがそうだ等と言う気も、
偉そうな事を言える立場でも無いが、
実際に、バイリンギャル(死語?)のMCさんが、
日本語で「ピエロさんが来てくれました〜」と
紹介しているのを聞いた時には
正直「ダメだこりゃ」と思ってしまった。
地道にクラウンを拡めて行くのも大事だが、
それと同時に(それ以上に?)、
イベント主催側への普及活動も重要だなぁ、と
思わされたのであった。
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