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宇宙に行けなかった日。推し活の偉大さと怖さを知った

XG𝟭𝘀𝘁WORLDTOUR
大阪、横浜の各2日間無事完走お疲れ様でした。

この話は横浜最終日26日に宇宙へ行けなかったママルファズのお話。

WORLDTOURの日程が発表された時、私には衝撃が走った。夏って言ってたジャーン∠( ˙-˙ )/

我が家は基本的に私が子育てメイン。たまにダンナ氏と義実家のおかあたまにお願いをして1人でお出かけをしている。必然的に私の自由は2人の手にかかっている。

5月だとっ?日程発表を見た時にとても危惧するものがあったのだ。
ダンナ氏の手術の予定と義妹の里帰り出産が5月。

うーん。これは行けないかな?とボソボソ言ってた所ダンナ氏から入院中の大阪は無理だけど退院した後の横浜なら大丈夫だよ!と。

ホントけ?術後の体の具合も分からないのに平気かぃ?そう何度も聞く私にダンナ氏はお袋もいるから大丈夫!行ってきなよ!と言ってくれた。それからは日曜日も預かってくれる保育に頼まなくて大丈夫なのか確認をしたり体調管理に励んだりとてんてこ舞だった。
一抹の不安を私は抱えていたが。

無事チケットを同行の方が当ててくれ参戦が決定!!

初めて一緒に行こうとお話してくれたフォロワーさんと行ける事になりドキドキしながらも日々ソンムルの作成に励む私。育休復帰後の慣れない生活の中時間はなくて沢山は作れなかったけどとても充実した日々だった。夜通し作っている私を見てダンナ氏も良くやるねぇと冷やかしとも賞賛とも取れる眼差しを向けながら苦笑いされた思ひ出。

大阪公演も終わりソンムルはできた!お手紙も後少しで終わりの段階で恐れていた出来事がやはり起こるもの。

娘っち発熱&不機嫌フィーバー到来

保育園生活を始めたばかりの我が家ではいつ爆発するか分からない風邪っぴきの爆弾を抱えているのが日常ではある。仕事を休んだりもしてたし、その度に私やダンナ氏の都合が着く方が看病していた。

そんな中どんどん想定しうる最悪なケースに近づいていた。
そう、旦那氏の術後の体調完全回復迄遠い(当たり前)
1人で不機嫌MAXリトルゴジラを見れるわけが無い。義実家里帰り出産フィーバー(おめでとう)
ふにゃふにゃの可愛い赤子に咳鼻水モンスターを近づける訳にはいかない。

横浜は厳しいか?と思い始めた段階で、私は何度も辞めた方がいいかな?と聞いていた。その度に大丈夫!なんとかするからと言われその言葉に縋ってしまった。
最悪はすぐそこに来ていたのに。

24日の夕方保育園からお迎えに行く途中発熱の連絡がきた。やっぱり……。が第1感想だった。
24日と25日で熱下がってくれればなんとか行けると思ってはいた。実際熱を出すと高熱ではあったが、すぐ下がる子だったので今回もなんとかなるかと淡い期待を抱いていたのは事実だ。

永遠と続く不機嫌と看病の果てにもしかしたら行けないかもしれないと思い最初のポストを投稿した。
沢山の方が良い方向に行くようにと祈ってくれてそれが嬉しかった。

ギリギリ迄粘る気持ちもあったが今回は同行の方もいる。早めに決断しないとと思いながらも、24日が終わり25日も変わらず熱は下がらない。

同行者の方はとても優しく、当日ギリギリで変更でも良いからと言って行く行かないの決断を先延ばししてくれた。本当にありがたかった。

ダンナ氏と相談した結果38度以下なら行く。それ以上なら辞める。
仕方ない事だけど、俺が見てるから行ってこいとは言っては貰えなかった。私も術後の彼に強くお願いもできなかった。
参戦出来ないかもしれない焦る気持ちと熱が下がらず辛そうな娘を見ている自分の心のざわつきと。
その両方でゴリゴリと岩塩のようにメンタルを削られていた私はほぼ眠れないまま当日を迎えた。渡せるか分からない手紙を書き終えて。

38.4度

やっぱり下がらなかったかぁ。朝焼けの時間に起こされヨシ今日はもう参戦は辞めよう。と静かに決めた。

それからいつもの朝の家事と娘の看病をしながら過ごしているとダンナ氏にそんなに泣くほど行きたいなら行ってきなよと言われた。実際私は恥ずかしい話だがちょこちょこ泣いてしまっていた。
凄く楽しみにしていたんだと自分の気持ちも再認識したし、思ってはいけないけどこんな時になんでと。
今まで頑張って一人の時間も作らずやってきたのにと自分の事ばかり考えて涙を流してしまっていた。

それでも行かないよ、もう同行の方にも連絡したし! (決意表明も兼ねてXに行きませんポストをした所だった)と突っぱねていると。

XのDMとインスタの電話がほぼ同時になった。
ともやくんからだった。
彼は今回の新曲WOKE UPのヘッドピースを作ってくれた私が尊敬するアーティストの1人だ。そしてダンナ氏の幼なじみでもある。

「行ってきなよ。後悔するから。」

電話に出た私に彼は開口一番こう告げてきた。
どうやら、私の一連の流れをXでみてダンナ氏に行かせてやれと言ってくれていたようでした。

「わかるよ。もっと気持ちよく送り出してくれたら行きやすいのにとかさ。でもあの子ああゆぅ性格だから。」
私がモヤモヤしていた部分をそっと包んでくれて電話口で泣いてしまった。

これからもっと大きくなるグループのLIVEなんて行ける時に行っとかないと絶対後悔するから行きなさい。家出たら連絡して。Xには何とかなったから行けますって言っとけw何なら行きのタクシー代出そうか?
とケラケラ笑いながら私に寄り添ってくれる彼は本当に優しく暖かい人だ。

その後、色々話をしてダンナ氏の意見としては開演ギリギリで行ってほしい。何かアクシデントがあれば帰宅して欲しいとの事だった。

その時点で時間は11時を回っていた。
今から化粧して、着替えて向かって間に合うか?
でもちょっとでも見れる?
1回は諦めたのに?
私の中で消えかけていた炎はまた燃え上がり、びっくりするぐらいのハイスピードで支度を勧めた。
やった!ギリギリだけど行けるよ!
同行者にも連絡をし、会場入りはギリギリだから席で落ち合おうと話もつけた。
ペンライトは会場受け取りだが、無くても良い!
参戦できるなら、宇宙に皆で行けるなら、なんだって良いさ。

あと少しで、家を出ないと15時の開演に間に合わないって時に再び娘のグズグズ酷くなりはじめた。
支度をしてる最中も、何度もグズるのでかなりのタイムロスが既におきていた。

開演してからでも入場ってできるかしらとぼんやり考えつつ最後の授乳。

ぐずる娘にサヨナラをし、会場に着く頃にはもう公演が始まってるであろう時間に家を出ていざ参戦。

待ってろよ私の宇宙。急いで顔はギラギラにした、ソンムルは交換できる時間無いから持っていくこともあきらめた、途中で帰らないといけないかもだけど私も宇宙の1部になりたい。

終わりは突然に

乗り換えをしようとしてる時に私の宇宙への旅は終わった。
電話口の娘の泣き叫ぶ声に、行ってきて良いからとゆう言葉の裏にある圧力に。
私の心は粉々になってしまった。

あんなにも楽しみにしていた物が、もう楽しめないとわかってしまった。

ギラギラの化粧を滲ませながら家路に着いた。

同行者の方には謝っても謝りきれない。
沢山振り回してしまった。それでも私の心情に寄り添いやさしい言葉をかけてくれて本当に感謝している。
Xでも沢山心配してくれた。ともやさんも次は楽しみなねと応援してくれた。

その後のことは正直ぼんやりとした時間をただ過ごしていたように思える。

消し炭のような。
海水浴をした後のような気だるさと泣いた顔の火照り。
こんなにもパワーをゴッソリ持っていかれるとは、恐るべし推しへの愛。

私のドタバタ寸劇を投稿してその度に応援して下さったフォロワーさんの温かさにも沢山触れた。

そして謎にフォロワーが増えるとゆう現象にも戸惑ったwww

皆さんへのコメントはまだ返せてない。少し自分の中でゆっくりしてからXも又ちょこちょこ復活したいなと思ってる。

たくさん心配と愛を送ってくださってありがとうございます。

初めての推し活は一歩間違えたら何も出来なくなる何もしたく無くなる衝撃を持っていた。

でもその何倍も何かをしたい一緒に楽しみたい、自分もやってみたいと思わせてくれる巨大なパワーをもっていた。

私に上手く扱えるほどの器量が無かったのだ、これから沢山経験して上手く乗りこなして行きたい。

一つだけ言わせて貰えるならばこんだけダンナ氏とのドタバタ劇を今回披露していたが、彼はとても素敵な人である。本当に娘を愛し、私も愛してくれている。彼なりに最大限私の希望も娘の希望も叶えようとしてくれた結果だ。体が辛い中、最初から諦めろと言わないでいてくれただけありがたい事だわね。

なので私はあの時感じた悲しみや、どすグロい感情はブラックホールの奥底へサヨナラしました。

私自身の暴走とも言える行動や感情の流れ、物事のタイミング全てが 合わさって横浜最終日は忘れられない日にある意味なったと言える。

次は素敵な気持ちの上書きができることを楽しみに。
そして物事の計画は慎重にを胸に推し活楽しんで行こうと思います。

ダラダラとした長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。

XGチャンふぉーえばぁー!
次は絶対会うぞー!ALPHAZとも一緒に宇宙へ行くどぉぉぉぉ!


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