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鍵付き個室

最近、大学ノートに書かれた入院記に目を通すことが多いのですが
興味深いと言うか、考えさせられる記録に目が留まりました。
2019年09月16日に幽閉されて
2019年09月28日から大学ノートを隔離室に持ち込めた、
とあるのです。
隔離室は鍵が掛かった独房で、見回りの看護師も2時間に1回のペース。
横に並列する患者三人も、やべえ奴の集いなので日常会話が成立せず。
隣に居たイトウ(伊藤/伊東)ってオンナはちゃんと喋れるのに
要旨を語る時だけろれつが回らない振りをするので「イラ!」っとします。
朋友のチューヤンの子供を妊娠しているそうです。
患者いじりはどうでもよくて、僕は隔離室に26日、鍵付き個室に25日
幽閉されていたので、28-16=12日と言う空白の期間が
どうしても思い出せない……。
周囲(知人/友人/家族)には、幽閉の翌日からボールペンを握っていた
って、豪語していたので猶更です。
唯一、記憶にあるのは読売ジャイアンツの月刊誌は、隔離室にありました。
吉川尚輝内野手が表紙の10月号だったかな?
(物持ちがいいなら、当該雑誌が我が家に現存する可能性あり!)
今更、記憶の整合なんて無意味だけど、不憫じゃないですか?
不眠を治すために精神科の敷居をまたいだのに、離脱だ、禁断症状だと、
見当違いな病名付されて、気付け薬レベルに強烈なアンモニア臭漂う
不衛生な独房にぶち込まれて……。
***
本当の理由はあるんです。加害者を護るために被害者の自由を奪って、
非人道的な入院プログラムを組んだ。
加害者は、刑事罰を犯して、措置入院で精神科に入って来ました。
刑事罰は、岩永家に、もっと言えば僕の生命に密接に関わります。
彼が入院して、8カ月後に僕が幽閉されました。
鉢合わせてはいけない! と、慌てたのでしょう。
今思えば、鍵付き個室でも足りたのですが、軽率にも隔離室を利用して
二者間の距離を保とうとしました。
8カ月自由の身だったなら、彼を幽閉すれば良かったのでは?

事実を書いたら疲弊しました。精神科は何かと訳アリです。
只、一冊一冊ノートを見返すのは楽しいし、
よくぞ、ここまで書いたと過去の自分を褒めたい気分。
疲れたので閉じます。
大学ノートの画像にしようかな? 外国の独房の画像にしようかな?

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