見出し画像

一つ、凪 第09話

自伝的小説「一つ、凪」第09話
自伝的小説と断って来たが、話題が完全に随筆寄り。
今の自分を炙り出す目的で書いているが
日常に目を向けると、トピックスの箇条書きみたくなる。
どこかで分岐点を定めないと……。

「俺」と言う主語にも違和感が。
「僕」の方が、収まりのいい話題もあるし
かといって都度都度違えると統一感に欠ける。
第10話を終えるまでに小説モードに切り替えること
「俺」で押し通してもそぐう内容にすること。
そういう指針を立てながら、今回の着地点を決める。

主人公の名前はどうしようか?
シンプルに岩永 桂でもいい気がするが
ここ数日で決定する案件としよう。
自伝的小説で書きたい内容は
今作と次回作の狭間で揺れる、職業作家の成れの果て。
どうしてもプラスマイナスゼロでいくには
何度も数値を表記するが
規定部数5,000部に到達する必要がある。
不景気で本が売れない時代だが
せめて、生まれ故郷ではバズって欲しい計上利益。
有難いことに地元のHY書店では
20冊平積み状態で販売してくれている。
5,000部という大きな礎は
20冊という小さな目標を攻略することから始まる。

HY書店 店頭販売

店頭での販促活動は出来ないから
帯やカバーに惹かれて、手に取って貰うことを
只々願うばかりである。

風の方向が掴めない。四方八方から乱暴に吹き荒れる。
季節は冬枯れ、ウインドブレーカーで自己を護る時季だ。
(薄手のウインドブレーカーでは風邪を引く)。
雲だけが凪いでいる。素知らぬ顔で凪いでいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?