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熟女彼氏。CHAPTER:02

年下彼女と熟女彼氏。その後 CHAPTER:02

VANちゃんは、自他共に認める愛猫家で知られる。
富士野自身はどうですか、って?
アイツは……嫌いじゃないけど、溺愛レベルじゃないかな。
でも、二人で暮らすならペット可を条件に組むべきなのかも?
結婚を機に、愛猫生活とおさらばって言うのも
キツイ決断でしょうからね。

富士野は今、夜学が忙しくて、VANちゃんは精神的に少し揺れ気味。
秋季は心身共に崩しがちな季節って呼ばれるけど
二人の精神が健やかであることを願います。

レポートする僕自身、鴻峯商事に足が遠のいているから
新しい情報は入りにくいけど
富士野にブライダル・リサーチさせたのは僕自身だし
VANちゃんは頑なに個人情報漏洩防止策を講じているので
富士野の口から二人の進展を調査している次第です。

富士野からしたら、自分は一方的にモテていて
自分自身は自由な恋愛に羽根伸ばしている心地だろうけど
VANちゃんがそっぽ向いたら
婚期が十年単位で遅れることを思い知らないと。
富士野は女子と浮名を流したことなんて
「何度も!」「何度も!」あるって豪語するけど
彼から見た一方的な指標なので、全くの眉唾物です。

そもそも、看護婦長(マドンナ)とは両想いなのか?
熟女好きの根本はこの女性との色恋がきっかけ?
病弱な母親への、マザーコンプレックスが起因?
どちらにせよ、彼は熟女好き宣言中なのですが
夜学に通う、親子ほど離れた十代の女子にも関心があると言う。
いや、普通にそれは犯罪だから。
ロリータコンプレックスとまでは言わないが
未成年と関係を持つことは、法律で禁止されているのでは?

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