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【スプラ考察】塗り武器の存在意義

 どうも、ワイコラ塗り師のライノです。今回は「塗り」にフォーカスを当てていきます!

 スプラの武器は大きく分けて2種類に分かれます。それはキル武器と塗り武器です。両方をバランスよく兼ね備えた武器もあります。

 ここでひとつ問題が。我がワイコラは塗り武器です。これはいいんです。当たり前ですから。しかし、一般論としてこのような認識になっていることが問題なんです。それは・・・

 キル武器=強い、塗り武器=弱い

 ワイコラにとっては切ない話です(泣)

 もちろん、塗り武器のほうが強いんだぞ!というつもりは毛頭ございません。ただ、「塗り」がこのゲームにもたらす効果を再確認することで、キル武器使いの皆様にも塗り武器の存在意義を認めてもらおうっていうお話です。また、塗り武器使いの方はより効果的な使い方を一緒に考えていけたらなと思います。

 それではいきましょう!


はじめに


 スプラとは何か。

・・・いきなり哲学みたいになってしまいました(笑)
しかし、塗り武器の存在意義を考える上で、これが重要なのです。
そして、その答えがこちら。

 スプラとはカウントを進めるゲームである。
(ナワバリの場合は、陣地を広げるゲーム)

 ここで大切なのは、キルはあくまで手段ということです。目的ではありません。つまり、カウントを進められるのであれば、キルでなくても何でもいいということです。

 ここで誤解を生まないように言っておきますが、私はキルを軽視している訳ではありません。カウントを進めるのにはキルは有効な手段となります。それは間違いのない事実です。


キルを取ると何が起こるか

 塗りの前に、まずはキルについて考えてみましょう。

キルを取ると

 キルを取るとデスした相手は復帰まで何もできません。何もできないということは、ガチマッチではカウントを進める、止めることができない。ナワバリでは塗りを行うことができない。ということです。だから、キルは有効なのです。キルを取るだけで、試合を優位に進めることができるのです。

 「・・・そんなの分かってるわ!!」って話ですよね。では、そこに疑問を投げかけてみます。

相手をキルできれば、相手は復帰の間・・・
1.カウントを進める、止めることができない。
 →その間、こちらもカウントを進めていなかったら?
2.ナワバリでは塗りを行うことができない。
 →その間、こちらも塗りを行っていなかったら?

 どちらも状況は変わりませんよね。そうです。キルしただけでは勝ちにはならないのです。キルとルール関与が合わさって、初めてキルを取った意味が出てくるのです。


ナワバリバトルでの例

 先ほどは全くカウントを進めていない場合でしたが、別の例を挙げてみます。こちらも極端な例となりますが、私が持っているイメージを共有できればと思います。

 ナワバリバトルでの例を挙げてみましょう。しかも、キル武器と塗り武器の1対1でナワバリを行った場合です。

【試合時間】
3分間
【リザルト】
キル武器:10キル0デス
塗り武器:0キル10デス
【塗り量】
キル武器:4P/秒
塗り武器:8P/秒
【デスからの復帰時間】
8.5秒(復活7.5秒、射出1秒)

 この条件で戦ったとします。(塗りかぶりは無しで計算)
結果は・・・

 キル武器720P(4P×180秒) 対 塗り武器760P(8P×95秒)

 そうなんです。明らかにキルレはキル武器の方が良いのに、塗り武器が勝ってしまうのです。

 ・・・すみません。これは塗り武器が勝つように数字を調整しました。例えばキル武器がもう少し塗りをしていたり、キルをもっと取っていればキル武器の勝ちとなります。しかしながら、塗り武器がもっと塗っていたり、多少なりともキルが取れていれば逆に差は広がります。
 この結果から、キルとルール関与のバランスが大事だということが分かりますよね。バランスというより、総量と言ったほうがいいかもしれません。

 ある程度キルを取っても、ルール関与が無ければ負けるのです。反対にルール関与が無くても、キルを取りまくれば勝てるのです。
 これを言い換えると、キルが取れなくてもそれ以上のルール関与ができれば勝てるということになります。

 このキルとルール関与の総量を比べ、相手より少しでも上回っていればいいのです。今回は1対1で考えましたが、スプラはチームで戦います。
 キル特化で味方のルール関与を最大化するのも有効な手ですし、ルール関与をして、味方のキルの効果を最大化するのも一つの手だということです。

 キルであろうと、ルール関与であろうと、それによって生まれる相手との差が重要だということですね。この差を生み出せるかどうかが、勝敗の分かれ道となるのです。さぁ、塗り武器にも光が見えてきましたね。


塗り武器はどうするべきか

 やっと塗り武器の話題です(笑)

 ナワバリバトルやガチエリアの場合、塗りが勝敗に関わる為、イメージしやすいですよね。ですので今回は置いておきましょう。では、他のルールの時はどうでしょうか。

 先ほど申し上げた通りキルだけでは勝てません。しかしながら、それと同様にルール関与だけでも勝てません。
 厳しい話ですが、どちらかと言えば、キルだけのほうが全然いいです。キルさえ取れていれば、いざとなったらカウントを進められますからね。
 ルール関与だけでキルが全くないと、そもそもカウントを進められない、相手のカウントを止められないという事態に陥ります。

では塗り武器の我々はどうするべきか。4つに分けて説明していきます。

1.キル武器のサポートをする

 キルは基本的にキル武器に任せることになります。しかし、完全に任せてはいけません。キル武器のサポートをすることで、味方がキルを取りやすくなるのです。自分でキルは取れなくても、実質キルに貢献したことになります。

①塗りを行うことで動きやすくする。
 床や壁が自分のインクで染まっている場合、身動きがかなり取りやすくなります。やられそうになった場合も逃げやすくなります。これにより、味方はキルを取りやすく、生存もしやすくなります。
 味方のスリップダメージを緩和する役目もあります。

②サブやスペシャルを駆使してサポートする。
 相手にマーキングする、ポイズンミストで動きを遅くさせる、ボムを投げるなど、相手の自由を奪えれば味方のキルを助けることができます。
 スペシャルを使用するのも同様ですね。

③ヘイトを買う
 味方が1対2で対峙していたら、勝つ確率は低いです。ヘイトを買い、相手を剥がすことで、1対2を1回ではなく、1対1を2回の状況を作り出します。

2.キルを取る

 先ほどキルを任せるといいましたが、キルを全く取らなくていい訳ではありません。場面場面でキルを取る必要は出てきます。

①キル武器がデスした場合
 例えばキル武器が1対1で戦ってたとしましょう。惜しくもデスしてしまいました。それを放置してはいけません。相手の体力が削られているうちに、攻撃を仕掛けキルを取りましょう。
 キル武器も毎回対面で勝てるわけではありません。これをすることで、キル武器のデスが無駄にならずに済みます。

②キル武器が近くで戦っていた場合
 参戦して人数優位な場面を作りましょう。特にヘイトが味方に集まっている場合は、積極的にキルを取りましょう。

③オブジェクトの近くに相手が来た場合
 前線を抜け相手がオブジェクトの周りに来た場合、きちんとキルをしましょう。少なくとも簡単にデスすることだけは避けなければなりません。事前に塗りを行っていれば、優位な状況で相手を迎え撃つことができます。
 ここでのキルはかなり影響が大きいです。カウントの動きに直結しますので。

3.相手のルール関与を防ぐ

 塗りを行うことで、相手の進行速度は遅くなります。無理やり敵インクに飛び込めば、デスするリスクは高まります。それを嫌がり塗り返した場合、その時間が無駄になりますし、位置バレもします。そこからさらに攻めようと思った場合、一度インク回復する時間も必要となります。

 この攻めたくても攻められない時間が出来るという観点でみれば、キルを取ったときと似ている気がしませんか。つまり疑似キルですね。
 
 また、相手が攻め遅れている間に味方が復帰できれば、味方のデスによる被害も少なくすることができます。

4.ルール関与をする

 キルを味方に任せるのですから、ルール関与は徹底的にやりましょう。これはマストです。キルを取らない、ルール関与しないではさすがにマズイです。


まとめ

 さぁ、まとめていきましょう。

1.キルは試合を優位に進める有効な手段である。
2.そのキル力を向上させることで、自分はキルを取らずとも近い効果を発揮する。
3.サポートに入ることで、キル武器がデスした場合も人数不利を作らせない。
4.ルール関与を徹底する。キル武器が作ってくれた人数優位を無駄にしない。
5.相手の出方を遅らせることで、疑似キルを発生させる。
6.キルを取らなければいけない場面ももちろんある。


 まとめるとこんな感じですね。塗り武器だから、塗るのは当然です。しかし、それだけでは足りません。
 カウントを進めること」「カウントを止めること」に繋がる行動を行えれば、塗り武器の存在意義は生まれてきます。

「有効キル」ならぬ「有効アシスト」を目指して頑張りましょう!!

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう!!


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