生まれ変わった厳島神社の大鳥居 2022年11月6日来訪

画像1 改修工事終了間近の厳島神社の大鳥居。 生まれ変わった『厳島神社の大鳥居』がお目見えする。
画像2 今年も開催された、宮島にある大本山大聖院のライトアップイベント。観光客向けに絶好の撮影スポットが案内され、暗闇の中浮かび上がる日本の美が、撮影する者の心をかき立てる。五百羅漢庭園では多数のお地蔵様に迎えられ、参拝客は祈りの世界へといざなわれる。
画像3 大聖院の境内広場より摩尼殿を望む。演出を凝らした霧が、お堂の神秘性をより一層高める。本堂である勅願堂では、護摩法要が行われていた。煩悩を象徴する護摩木に、「家内安全」の願いを書き込む。燃えさかる炎を前に、その護摩木を祈りとともにご本尊に捧げる。
画像4 今年も紅葉が期待される奥紅葉谷公園で、そこの住人である鹿と行き交う。色づきが進む木々は、赤黄緑3色のコントラストで紅葉を演出し、自然を見る者の目を楽しませる。
画像5 宮島ロープウェイにて獅子岩駅へ。島内最高峰である弥山(みせん)山頂を望む。岩を登ったところで視界に広がる、青い瀬戸内海と澄み切った青空。瀬戸内海に浮かぶ数多くの島々を、筒形ののぞき穴で位置確認できるのが楽しい。
画像6 長らくの改修工事で、その姿を隠し続けてきた宮島の大鳥居。新しく生まれ変わった大鳥居が、鮮やかな朱色をまとって凛としたたたずまいを見せる。9時から12時の時間限定で、まだ残っている作業用の橋渡し通路を使用し、満潮時間でも大鳥居への接近を試みられる。柱の足元から見上げる大鳥居の迫力に圧倒される。
画像7 豊国神社の五重塔を背後に、長い歴史の風格をいまだ持ち続けている厳島神社の社殿を、海岸線から望む。平清盛の厚い信仰により造営されたとされるこの海上社殿は、1996年には世界遺産に登録された。日本三景の一つでもある宮島を象徴する厳島神社。その背景にある自然とも調和する景観は、他に類を見ない抜群の美しさを創り上げている。
画像8 尾道を代表する寺院である千光寺を中腹に構える千光寺山。ロープウェイを利用して山頂へと移動し、瀬戸内海に隣接した尾道の街並みを見下ろす。急勾配の散歩道を行くと千光寺や文学の石碑があり、時折見かける自由気ままな猫も、その道中を楽しませてくれる。
画像9 入り組んだ街並みに寺院が多いことで知られる尾道は、日本映画のロケ地としても有名だ。今は亡き大林宣彦監督の尾道三部作には、監督の人一倍の尾道愛が表わされている。この石畳の階段は、その三部作の一つ『転校生』の転げ落ちシーンで使われた場所になる。懐かしのロケ地を求めて時をかけた尾道での旅。『転校生』・『時をかける少女』・『さびしんぼ』を思い起こさせる尾道の景観を、時を越えて各所に残している。
画像10 この長い石階段を登って到着するのが「御袖天満宮」。菅原道真を祀っているこの神社の名前は、道真が装束の片袖に自画像を描き、お世話になった里人に与えたことが由来になっている。ここからの見晴らしは良く、尾道にひしめく家々を一望できる。石段途中の随神門では、神の使いらしき猫に出迎えられ、微笑ましい神社参拝となった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?