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視聴記録『両世歓~ふたつの魂、一途な想い~』全36話

iQIYI国際版アプリで視聴。日本語自動翻訳付き。
男1主:アラン・ユー(于朦胧Yú ménglóng)
女1主:チェン・ユーチー(陈钰琪 Chényùqí)。
原題『两世欢』

あらすじ
風眠晩は赤ん坊の頃に攫われて殺されそうになったところを、当時5歳だった景辞に救われ、彼の侍女として育つ。実は景辞の母は風眠晩の母によって殺され、風眠晩は復讐のために攫われたのだった。そのため、昭州では景辞以外、彼女に対する態度はひどく辛いものだった。ある日、紀と昭州の和平のために風眠晩は嫁がされる事になる。それを阻止するために景辞は風眠晩を別人と入れ替える事を画策するが、景辞は大怪我を負い、風眠晩は記憶を失う。記憶を失った風眠晩は雍の将軍の娘、原清離として生きる事に……。

アラン・ユーと言えば、『永遠の桃花』のヒロインのお兄様役! 穏やかな癒し系。主役のマーク・チャオより好みでした。続編では演者が変わってショックだったのだが、その後、『新・白蛇伝』で主演に。それはそれは善良で、ノーブルな雰囲気を持つ医師の役を好演。その後、私の興味がヒロイン役の鞠婧祎に移ってしまって彼の事は記憶の片隅に追いやられていたのだが、iQIYIのアプリ内を検索してたら、彼の主演ドラマがあるではないの! しかもヒロイン役はチェン・ユーチー! なんで今まで見落としていたの⁉︎というわけで早速視聴開始。
実はたった1話で挫折しそうに。
というのも、中国ラブ時代劇にありがちな、地位も高くて頭も良くて性格も良いイケメンにはもれなく超厄介な性悪幼馴染がまとわりついてヒロインを虐める、という展開が苦手で……。もうのっけからその気配が濃厚で、「あ、これはダメかも……」と思ってしまったのだった。でもアラン・ユーだし、チェン・ユーチーだし……と視聴を続行してたら……。ヒロインが記憶を無くした4話からガラリとテイストが変わり、宮廷ドロドロ愛憎劇から、ミステリーアクションラブ劇に! いやはや、3話まで我慢して見続けて良かった……。
面白かったです。
アラン・ユーの演じる景辞様、とても賢いのだが、賢すぎて身動きが取れなくなっちゃうところも良ければ、武芸の才もあるのに、すこぶる病弱設定もいい。縛りが多すぎる公子の役を、それはそれは素敵に演じていて最高。
片やチェン・ユーチーも賢く強くて健気な女の子を好演。
ストーリーが、意外にちゃんとミステリーなのもいい。
色々な謎が一転二転して、最後まで飽きずに楽しく視聴出来ました。
代わりにネタバレをつい知りたくなる己の心との戦いがありましたが。
ところで昭王と雍帝、暗殺者の姜探と景辞の部下の小函の区別がつきにくくて、あれ? 今どっち?と混乱したのは私だけだろうか。
ハッピーエンドなので視聴後観もいいです。でも意外と人が死ぬので要注意。

そうそう、観終わってから早速検索したら……。『狼殿下』の元ネタでもある、博王をモデルにした人物が出てるという事。
言われてみれば!
武功に優れるも実子によって排斥されちゃう気の毒な養子の王子……。
日本だとマイナーなエピソードだけど、中国だと有名なのかな?

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