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視聴記録『月上重火』(全48話)

iQIYI国際版アプリで視聴。日本語自動翻訳付き。
男1主罗云熙(Luo Yunxi)、女1主陈钰琪(Chen Yuqi)。

あらすじ
江湖の一大勢力であった重火宮は5年前、宮主が起こした事件によって、今や邪教の烙印を押され、かつての勢いはなく。新たに重火宮を継いだ若き宮主、重雪芝は重火宮の潔白と復興を目指して立ち上がるも世間の目は冷たい。そんな中、彼女を助けに現れた月上谷の谷主、上官透。恩人から重雪芝を助けて欲しいと頼まれての事だったが、やがて二人は恋に落ち……。


このところ私の中でレオ・ロー様祭り。
というわけで、『霜花の姫』、『白華の姫』に続き、『月上重火』を視聴。
私が観たレオ・ロー様出演作品、三作目にして主演作品!

さすが主演とあって、のっけから古琴を奏る美しいレオ・ロー様、空から美しく舞い降りてくるレオ・ロー様、扇子を美しく操るレオ・ロー様、と、これでもかっっつーくらい美しいレオ・ロー様てんこ盛り。そしてひたすら格好良い。
最初の1話だけでも美しさと格好良さがてんこ盛りで渋滞起こしているのに、このクオリティー、48話まで持つの⁉︎と、要らぬ心配してしまいましたが、大丈夫、最後の最後までこの状態、続きます。しかも、今までは報われない片想いに身をやつす(主役じゃないから)切ないレオ・ロー様ばかり観てきた身にとって、幸せそうなレオ・ロー様もいっぱい観られて眼福。とにかくレオ・ロー様満喫するにはおすすめの一本。

そんでもって役名も素敵。透だなんて、まさに名は体を表す。がしかし、日本語自動翻訳の悲しさよ。おじさん達が「小透」って言う度に「透ちゃん」という字幕が……。もうそこはただの「透」でいいよ! あと他の登場人物も「無名」が「名がない」、「夏軽眉」が「サマーボーイ」だの「軽い眉」だの、この固有名詞だけでもちゃんと学習させる機能はないのかしら? 芝の部下の一人なんて、結構重要キャラなのに、最後の最後まで、カタカナ表記のやたら長い名前、としか認識できませんでした。
というわけで、当然ですが、ちゃんとした日本語字幕付き配信版(あちこちですでにレンタル配信有り)お勧めします。
名前といえば、上官透の女友達の赤い袖(これも魔訳! 紅袖?)さんだけが彼を「一品透」と呼んでいる理由がわからなかった。正規の日本語字幕付きで観た方、教えていただけると嬉しいです。

ところでレオ・ロー様見たさに視聴したわけだが、ヒロインのチェン・ユーチーも可愛い。『霜花の姫』で健気で芯の強い魔界の姫を演じていた子なのだが、今回も健気で芯の強い宮主。醸し出す雰囲気と役柄が合っていて好印象。今度、彼女の他の出演作品もチェックしてみようと思う。
でもって今回の男2主のゾウ・ティンウェイ。『霜花の姫』でもチェン・ユーチーとの切ない主従関係に涙だったけれど、今回も同じく切ない主従関係。シチュエーションが同じなので、時々前作のエピソードと混同しそうに。でも前回は切ないながらも両思いだったけれど、今回は最初から最後まで若き宮主に片思いの大護法役。でも最後の最後まで頼れる素敵な兄だった。大護法は裏切らない。ここ大事。

江湖ものといえば、私が今まで観たものは大抵、それを手に入れれば強くなるという奥義があって、それを巡って江湖の世界が大荒れ。主人公が艱難辛苦の末、秘宝をゲットしてめでたしめでたしで終わる。
まぁ、今回も大筋はそんな感じではあるのだが、とにかく上官透が美しくて格好いい、重雪芝可愛い、がんばれ! 大護法〜(涙)(涙)(涙)、と騒いでいるうちに見終わってしまうという、なかなかの良作であった。

最後に一言、「大護法、貴方はそのままでいい。だが上官透、もう少し彼女に胸の内を語ろうよ!」
以上。


追記
『月上重火』、冒頭シーンにパクリ騒動があったんですね。
今はちゃんと差し替えられて問題は解決済みなので、この件を掘り起こすのはいかがなものかと思わなくないのですが……。
検証サイトをつい観たら……。そのシーンの再現度が凄くてびっくり! 芝のお父さん格好良すぎ! なんというか、一番の見せ場がカットされてこの俳優さん、さぞかしがっかりだろうな……。
あくまでも個人的見解なんですが、創作物って何かしら既存のモノの影響があると思うのですよ。で、そこからインスピレーションを得たものが、圧倒的にオリジナルを超えれば「リスペクト」という言葉の下に認められ、越えられないと「パクリ」に成り果てる。そう言った意味では今回の件は「パクリ」以外なにものではない。当然許されることではない。
でもそのシーンを観て、ちょっと心躍ってしまった自分がいて、心中複雑です。

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