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【8割勝てる】26卒向け!GD攻略法[通過に必要な戦略と対策を徹底解説!]



0.【自己紹介】

ノートをご覧頂きありがとうございます。
25卒で専門商社(鉄鋼・機械・化学)就活中の三毛猫と申します。
5月も半ばという事で、そろそろ26卒の就活生が動き出した頃合いでしょうか?

私が第1志望群の専門商社から納得内定を頂き、就活を9割方終了して思うのは「GD(グループディスカッション)は正しい戦略で確実に通過できる」ということです。

GDの形式や攻略方法は就活初期~年明けの就活本番(本選考)の時期まで変わらないため、「面接で話す内容は固まってきたけど、GDで無駄になってしまう…」ということになりかねません。

本ノートでは、就活初期からGDの攻略法を身に付け、年明けの就活本番まで高いGD通過率(8割~)を保ち続けるにはどうすれば良いのか?私がGD14戦中12勝(勝率85%↑)を実現した攻略方法を解説していきます。

1.【本noteはこんな人にオススメ】

✅そもそもGDの目的が何かよく分からない…
✅GD(グループディスカッション)を経験した事がない…
✅インターンシップのGD選考で上手く発言できない…
✅GD前にできる準備を知りたい…
✅GDの通過率が安定しない…(50%前後)

2.【GDの目的とは?】

そもそも、なぜ企業はGDを採用選考に組み込むのでしょうか?

前述した【面接に進ませたい就活生の数を絞る】目的の裏では、【この学生の話をもっと聞いてみたい!】という就活生の見極めが存在します。

各企業の求める人物像は少しずつ異なりますが、一般的にGDで企業側が
高く評価するのはこの2点だと考えています。

それは【主体性】と【協調性】です。

主体性:議論を前に推し進めるリーダーシップを発揮し、周囲からの信頼を勝ち取る力
協調性:自分とは異なる立場の人の意見を受け入れながら、協力して目標を達成する力

「GDって協調性が大事なんじゃないの?」
「あまり目立たず、周囲に同調した方が通過するんじゃないの?」

こんな声が聞こえてきそうですが、最も望ましいのは「【主体性】と【協調性】のバランス」が取れた学生です。

〇主体的に意見を述べる姿勢を見せながらも、周囲から出た意見をまとめつつ「それいいですね!」「○○さんと××さんの意見、こんな風に合体できませんか?」と議論を強力に推し進められる学生。

〇自分の意見を積極的に発信することができず、GDに慣れてそうな就活生に対する愛想笑いで「私もそう思います…」と遠慮しがちな学生。

後者の学生には【議論を推し進めていく主体性】が見られず、【目立たずに通過したい】という魂胆が透けてしまうため、企業に「またこの学生に会いたい!」という強烈な印象を植え付けられないのです。

3.【具体的な戦略の前に:GDお題の3種の「型」】

「じゃあ具体的にどう対策すればいいんだよ!」
「主体性と協調性のバランスの取り方を教えろよ!」

こんな声が聞こえてきますが、まずはGDお題の「型」について学んでいきましょう。

《GDお題の「型」》

GDで出題されるお題は、以下の3つの「型」に分類されます。

  1. 「課題解決型」(例:若者の読書離れを防ぐには?)

  2. 「意思統一型」(例:新しい国民の休日を1日作るとしたら?)

  3. 「雰囲気重視型」(例:無人島に1つだけ持っていくなら何?)

上記の型の出現率は主に以下の通りです。

1.「課題解決型」…70~80%程度
2.「意思統一型」…20~30%程度
3.「雰囲気重視型」…0~10%程度

ここからは出現率の高いものから、議論の進め方を見ていきましょう。

1.「課題解決型」例:「ファーストフード店の売上を増やすには?」


最もオーソドックスな型で、まず真っ先にこの型の対策を行いましょう。
主な議論の進め方は以下の通りです。

⓪時間配分 (①~④の時間配分)
①前提確認  (お題中の用語定義を揃える)
②現状分析 (現状にはどんな課題がある?)
③アイデア出し (どんな解決策がありそう?)
④アイデア評価 (③で出した課題解決の施策を絞る)
⑤発表(させられるGDがほとんど)

上の流れに沿い、見出しのお題「ファーストフード店の売り上げを増やすには?」の進め方の一例を紹介します。

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⓪:時間配分


結論、時間をかけるべきなのは ②「現状分析」と ③「アイデア出し」です。①②③④の順に「3:7:7:3」又は「1:2:2:1」の比率がおすすめです。

<20分のGD>

①前提確認(3分)
②現状分析 (7分)
③アイデア出し (7分)
④アイデア評価(3分)
 

<30分のGD>

①前提確認(5分)
②現状分析 (10分)
③アイデア出し (10分)
④アイデア評価(5分)

上記の時間配分を目安にしてみてください。

①:前提確認(定義付け)

時間配分が決まったら、「お題に出てくる用語」の定義をそろえます。今回のお題、「ファーストフード店の売上を増やすには?」では

・「ファーストフード店」=マ〇ドナルド/ 全ファーストフードチェーン
・「店の範囲」=日本国内全店舗/首都圏の店舗のみ
・「売上を増やす」=店舗の売上のみ/⇔経費削減(実質的な売上向上)

このように、1人1人の学生が想定している「用語の定義」は様々です。そのため必ず全員の認識を揃える必要があります。

  • 「ファーストフード店の定義は、1つの大手チェーンに絞りませんか?全ファーストフード店だと広すぎるので。」

  • 「店の範囲を特定の地域にしませんか?都心部や地方を一緒くたにすると不都合が生じやすいので。」

  • 「売上を増やす」は店舗の売上を伸ばすことに限定しますか?人件費削減なども実質的な売上アップに入れますか?

このような発言を行いつつ、「考慮する情報が少なくて済む」ように誘導するのがポイントです。このお題の場合は、議論の進めやすさは「首都圏のマクドナルドの店舗売り上げを伸ばすには?」>>>「全国のファーストフード店の売り上げを伸ばすには?」と言えます。

②:現状分析

前提確認が終わったら、最初にファーストフード店を取り巻く現状を整理していきましょう。

・普段ファーストフード店を利用していて困ることは何か?
・1回の来店毎の客単価はどれくらいか?
・お客さんの多い時間帯はいつか?
・どんなメニューが人気か?
・競合他社はどこか?

など、身近な所からで構わないので、そのファーストフードチェーンが抱えていそうな問題・実際に利用する中で感じる「ここは改善できそう」というポイントを集めていきます。

この際、書記を任された場合のポイントとしては、「似た意見を別々に書かず、まとめて文章にする」ことです。議論の的を絞って「残りのGDの時間で解決案が浮かぶ、シンプルな課題」を見つけましょう。

③:アイデア出し

ここでようやく課題を解決する「施策立案」に入ります。②で出した課題を1~2つに絞り、それを解決するための施策を挙げていきます。

例)課題:「1回の来店当たりの客単価が低い」に設定した場合

・有名アニメや映画などとのコラボ商品を打ち出し、単価を底上げする
・「○○円以上で次回ドリンク無料」券を発行し、低原価率の商品を活用することで1来店あたりの客単価の低さをカバーする
・ファミリー層に向けたセット商品を販売する

マクドナルドの「シン・ゴジラ」コラボ商品の事例。

上記のような施策が考えられます。
こうした施策の中から、その場のメンバー全員が納得できる施策をピックアップし、実際に実行できそうなレベルまで内容を落とし込みましょう。

④:アイデア評価

③でリストアップした、課題に対する有力な施策を再度検討します。
「この施策はもっと○○にした方がいいんじゃない?」
「Aの施策とBの施策に被る部分が多いから、Cの施策も発表しよう」

といった具合に、発表する施策の内容が本当に今の状態で良いか、
より再現性を高くするにはどうすれば良いかなどを詰めていきます。
ここではグループの1人1人の意見がきちんと組み込まれているかが
重要であるため、あまり議論に参加できていなかったメンバーにも
「○○さんはこの施策に付け加えたい部分とかあったりしますか?」等と
話を振ってあげるようにしましょう。

⑤ : 発表

最近では発表をせず、議論の様子のみで合否を判断するGDも増えてきましたが、まだまだ最後に結論を発表させる企業は多いです。ここでは「「「「必ず」」」」発表者に立候補しましょう。

明らかに自分よりも理解度が高いメンバーがいればその人に譲ってもかまいませが、確実に発表を行った学生には加点がつくと言えます。(でなければ発表をやらせる意味がありません)

「誰もいなければ発表やらせて頂きたいんですが、他にやりたい方いますか?」と呼びかければ、他のメンバーは大抵の場合「どうぞどうぞ」と譲ってくれることでしょう。