JRAの西高東低時代は終わったのか?

2023年に美浦トレセンの坂路コースが改修され、栗東優位の状況が変わるのではないかと期待されましたね

現状はどうでしょうか

2024年1月から5月末までのデータ

1.全体データ
美浦所属 出走9379回 勝率6.2%
栗東所属 出走10161回 勝率8.2%

栗東の方が若干高いですね。それよりも意外なことに栗東の方が出走回数が多い。東京や中山がフルゲートで開催されることが多いのに対し、京都・阪神は少頭数のイメージが強かったのに。さてはレベルが低い関東へ遠征しているな


2.遠征時データ
※美浦所属→京都・阪神 栗東所属→東京・中山
美浦所属 出走583回 勝率3.8%
栗東所属 出走964回 勝率9.2%

西高東低と言われて文句を言えない成績です。たしかに6月1日・2日のデータを見ても関東に遠征した栗東所属馬は人気になる馬が多かった。みんな分かっているんですね。しかし、関東所属馬は勝機があるとみて関西へ遠征するんでしょうが散々ですね

さて、ここからはマニアックなデータ

馬に負担のかかる長距離輸送ですが、レース間隔が詰まっているとさらに負担が大きくなるのではないか調べてみた


3.遠征×レース間隔

美浦所属
連闘 出走24回 勝率0.0%
中1 出走94回 勝率3.2%
中2 出走87回 勝率2.3%
中3 出走79回 勝率2.5%


栗東所属
連闘 出走11回 勝率9.1%
中1 出走89回 勝率12.4%
中2 出走157回 勝率11.5%
中3 出走99回 勝率12.1%


美浦所属馬が関西へ遠征するときはレース間隔が詰まっているとさらに成績が落ち、反対に栗東所属馬が関東へ遠征するときはレース間隔が詰まっている方が好成績を収めるようです


不思議ですね。飛行機と同じように偏西風の影響でも受けるのかな


レース予想の参考になれば

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