「アジア史概説」

上の1冊を読み込む間に下の8冊が増えた。。
つまり、未読待機本がー7冊減った。

アジア史概説は期待にそぐわぬ骨太な内容で読むのにえらく時間がかかったけれど、その価値は十二分にあった。日本では軽視されがちな西アジア史の盛衰とそこからの文明文化の流れを軸に考えることで、古代から中世そして近代までのユーラシア全体の動きが明確に浮かび上がります。欲を言えばマルクス資本論的な生産力条件(共同体、奴隷制、封建制、原始資本主義、帝国資本主義、新資本主義)という観点が疎かな気もするけれど、それを差し引いても目を開かれる思いのする濃厚な一冊でした!

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