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GALNERYUS "STRUGGLING BETWEEN DREAD AND VALOR" TOUR @横浜に参加して

GWの2日目、雨が降るのか降らないのかよくわからない陽気に加え、変に湿気と気温の高い梅雨のような陽気の4月30日。
ジャパニーズメタルを牽引するバンドの1つであるGALNERYUSのライブツアー「"STRUGGLING BETWEEN DREAD AND VALOR" TOUR 2023」の横浜最終公演に参加してきたので簡単に感想を書いておきたいと思う。

GALNERYUSは先日、スペシャルアルバム「BETWEEN DREAD AND VALOR」を発表し、約一か月にわたる全国ツアーを回っていたところだ。
GALNERYUSはこのコロナ禍に発表した、前作「UNION GIVES STRENGTH」と今作をスペシャルアルバムと称している。
オリジナルアルバムというよりは、EPのような位置付けかなと個人的に考えているが、とはいえスペシャルアルバムは2枚出たので、実質アルバム1枚できたいるようなものだ。
前作よりドラムがFUMIYAからLEAに変更になったことから、オリジナルフルアルバムを作成するまでにLEAを馴染ませる意味合いもあるのかなと思うところ。

個人的にGALNERYUSを見るのは2020年1月以来。
実は「UNION GIVES STRENGTH」のツアーファイナルに参加する予定だったが、平日木曜日であったことから、仕事の都合をつけられず泣く泣く不参加となったため、前々作「INTO THE PARGATORY」のツアーに伴う、今は無き新木場STUDIO COASTでのファイナル以来となった。
そうか、GALNERYUSを見たのも、コロナが蔓延する直前だったんだね。そう考えると、またGALNERYUSを見ることが出来る世の中になって良かったなぁ、少し感慨深くなった。

場所は横浜にあるKT Zepp YOKOHAMA。
個人的には西川貴教(注:TMRじゃなくて個人名義)のライブで来た以来かな?
今回はたまたま2階席が当選。
GALNERYUSの楽器隊が隅から隅まで見ることができるということで、始まる前からワクワク。

定刻から5分程度経過してから暗転し、ライブススタート。
セトリは以下の通り

DEMOLISH THE WICKEDNESS!
RUN TO THE END
TIME WILL TELL
LET US SHINE
WITH PRIDE

FLAMES OF RAGE

THERE’S NO ESCAPE
BASH OUT!
BRAVEHEARTS
(EN)
Kill The King(RAINBOWカバー)
UNITED FLAGS
(EN2)
MY FAITH
RAISE MY SWORD
(EN3)
DESTINY


相変わらずギターとキーボードを主体とした演奏は超一級品。
つい2日前にDREAM THEATERというバカテク集団の演奏を目の当たりにしたばかりだが、GALNERYUSも立派にバカテク変態プレイ集団だ(褒めてる)。
あれだけスピードのある曲でスリリングで正確なプレイができている時点で、国内でも最高峰の演奏をしていると言っても過言ではないと思う。
いや前から知ってたけど、久々に見ると改めて目が醒める思いだった。
LEAのドラムも、特に違和感なし。
手数と多数のシンバルで細かく刻むFUMIYAとは違い、
Jun-ichi時代のフレージングに近いかな。

今回アルバム自体が結構ミドルチューンが多かったり、
前作が怒りなら今回は優しさみたいな印象を受けていたので、
激しい感じはいつもより薄まるのかな?と思ったが、
むしろ、SHOこと、小野'フラメンコ'正利さんの声の調子がすこぶる良く、
小野正利の声が十二分に活きてる曲群だなと感じた。
というかもう50代後半でしょ? 先日傑作アルバムを出した浜田麻里やANTHEMの森川之雄といい、この世代のメタルボーカリストの声帯はどうなってんだ?w

曲単体では、前作からの代表曲となっている「FLAMES OF RAGE」をようやく生で聞くことが出来て、暴れさせてもらった。
声出しができたということで、TIME WILL TELLやRAISE MY SWORDでの合唱、BASH OUT!の掛け合いなんかが本当に楽しくて仕方なかった。

SYUがMCで「この2、3年は失われた時間みたいだったけど、今回のツアーでGALNERYUSは改めて生きているんだなと実感した(やや甘噛み)」
という趣旨のことを言っていたが、よくぞ生きていてくれたと思う。
GALNERYUSから多大なエネルギーを受け取った、最高に充実した夜だった。

バンドは7月にイベントでたあと、デビュー月である10月から20周年ライブツアーを実施するとのこと。
大きな動きを仕込んでいるとのことで、今から夏、秋が楽しみだ。

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