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DIR EN GREY ’TOUR24 PSYCHO NNECT'@神奈川に参加して

どうも天候が安定しない5月第3週の水曜日。平日ながらも、DIR EN GREYのライブに参加してきたので、簡単に感想書いておこうと思う。

痛みを表現するバンドとして他の追随を許さないDIR EN GREYだが、1999年の3枚同時シングルによるメジャーデビューから、今年で25周年を迎えている。
バンドは25周年の動きとして、「今しかできないことをやろう」ということでデビュー当時の3曲の再録版を年明けに発表。
海外ツアーを経て4月に発表されたシングル「The Devil in Me」においても、シングル「Cage」「予感」の再録を行なっている。
そして今回、そんな当時の曲が収録されていた1stアルバム「GAUZE」の曲を全曲する、半ばリバイバルライブのようなツアー「PSYCHONNECT」を今年敢行中だ。

元々DIR EN GREYは、「FROM DEPRESSION TO ________」と言う名目で、過去に何回もアルバムのリバイバルツアーをやっており、そのきっかけとも言えるGAUZEのリバイバルライブ「PSYCHONECT  mode of GAUZE?」を2014年に行なっている。
当時のメディアなどで、「何がmode of GAUZEだ」「ノリ方、動き方忘れた」(いずれも京の発言)と言っていたと記憶しており、自他ともに認めるところで1stの頃と現在とでは、音楽性も大分変わっているのは事実なので、
もう二度とGAUZEの曲メインのライブなんてやらないんだろうなぁ、と個人的には思っていた。
そんな矢先にこのツアー。それこそ、ここを逃したら、特にGAUZEの曲を生で聴くの機会は最後になるかもしれないと思ったので、参加を決めたところである。

場所は相模女子大グリーンホール。神奈川県相模原市の小田急相模大野駅から程近いところにある。
個人的には初めて足を踏み入れるところである。
最近思うのは、この会場でライブをするミュージシャン増えた気がする。
会場自体は最近できたわけではないはずで、おそらくコロナ禍明けのライブ会場争奪戦の余波により、ここも重宝され始めた会場の一つなのであろう。

今回は2階席の後方から拝見したが、これくらいなら個人的には全然遠く感じないため、普通に見やすい会場だなと思う。
ちなみに、本ライブは声出しは問題ないものの、完全マスク着用だった。

平日水曜日だったので、19:00ほぼ定刻にライブ開始となった。
なお、この日は収録カメラが入っていたようで、後に映像作品になると思われる。
セトリは以下の通り。

GAUZE -mode of Adam-
Schweinの椅子
Unknown…Despair…a Lost(インディーズVer)
Cage(再録)
raison detre
The Devil In Me
The Perfume of Sins
304号室、白死の桜
mazohyst of decadance(再録)
Ranunculus
ゆらめき(再録)
Mask
蜜と唾
蒼い月
業(インディーズVer)

(EN)
アクロの丘(再録)
予感(再録)
残-ZAN-(再録)
Sustain The Untruth
詩踏み

単純に感動し、感覚が当時に引き戻されたなと言うのが率直な感想。
GAUZEの楽曲を全曲やったわけ(mode of EVEが無いとか野暮なことは言うわないでw)だが、こんな日が来るなんて(泣)。
すっかり最近のDIRサウンドが好みになっている自分だが、「あー、やっぱりこれもDIR EN GREYだよなぁ」としみじみ。
ただ合間合間に挟まれる最近の曲も流れを汲んだ曲が選ばれているというか、過去と未来をつなぐ、クロスオーバーを実現していたと思うし、
最新のThe Devil In Meも大分狂気を帯びていて非常にいい感じ。
「mazohyst〜ゆらめき」までの流れは素晴らしく、この流れだとゆらめきはもはやバラードだな。
DIRのライブといえば、京のINWARD SCREAMが所々挟まるが、今回Rununculusの「生きてる」の叫びは、かなり胸にきた。
25年生きてきたから、今この光景を見ることができていることに、ただただバンドに感謝。

少し面白かったのが、予感は最後Dieのゆっくりなアルペジオで締めるのだが、締めてすぐShinyaがカウントして、京がシャウトして残-ZAN-がスタート。「え!?予感の余韻は?w w」と少し笑ってしまった。
あと残-ZAN-の時の合間合間の客席手拍子は、あれはあれで合ってるの?w
最後オーラスで京が舞台袖にはける前に、その手拍子真似てたから、京的にもちょっと面白かったのかもしれない。

あと全体を通して思ったのは、Toshiyaカッコ良すぎ(定期)。
襞襟をつけた貴族的なゴス衣装に絶対領域というV系側の衣装から、
アンコールではアシンメトリーのスパンコールの衣装。
立ち振る舞いはとにかくかっこいい。
そして何よりGAUZE楽曲のベースは動きまくりだし、メロディアスなので、
今回はとにかくベースが非常によく堪能できた。
そして今回はDieも最高。
赤いギターで上手で鬼カッティングしているDieを見ると、やっぱりテンションあがる。

平日の夜ながら、非常に素晴らしいライブを堪能させてもらった。
願わくばMACABREのリバイバルももう一回やってくれないかな、前見れなかったので。
なお、最後の最後に、今年の10月、2017年以来にPIERROTとの2マンライブ「ANDROGYNOS -THE FINAL WAR」が代々木第一体育館で行われることが発表された。
まだ戦争は終わっていなかったようだw。
という
2024年にPIERROTをまた見るチャンスがあるとは思っていなかった。
チャンスがあれば参加したいところである。

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