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陰陽座 '鬼道に横道無きものを' @東京に参加して

気づけば8月も最後の週末である日曜日。陰陽座のアルバムレコ発ツアーの東京公演に参加したので簡単に感想を書いておく。

陰陽座は先日5月に、黒猫の闘病を経て復活を果たしたばかり。
ただその時のライブは、その少し前に発売されたアルバム「龍凰童子」からの音源は一切演奏されず、あくまで陰陽座復活ライブの位置付けだった。

今回のツアーは「龍凰童子」のレコ発ツアーに当たり、全国7箇所7公演を予定していた。
しかし、7月の広島公演の後に黒猫の体調不良というアクシデントが発生。喉の調子が歩く悪く衰弱もしてるということで、残念ながら名古屋、仙台、大阪公演が中止となっている。
察するにこの夏猛威を奮っているコロナかインフルエンザに感染したと思われるが、長い闘病を経てのカムバックを果たしたばかりであるため、ファンも少し緊張が走ったはず。
結果的に東京とファイナル福岡は予定通り行われるということでアナウンスがあり、ホッと一安心。
「猫さん、無理せんでくれ」という思いもありつつ、本日の会場へ向かったいうところ。

場所はZEPP HANEDA(TOKYO)
5月の摩天楼オペラ以来の会場だ。 
そういえば今日は行く道中のペデストリアンデッキみたいな場所でプチ夏祭りをやってたので、陰陽座参加じゃない浴衣の方もチラホラ。

定時18:00丁度になり暗転し、ライブ開始。
メンバー構成は、もはやなんの説明も不要の陰陽座+土橋・阿部のいつもの6人体制。
ちなみに今日はファイナルではないので、会場内に撮影カメラとかはなかった模様。
セトリ全体はファイナル前なので記事一番下へ
また以下ネタバレ含みます。



「龍凰童子」のレコ発ということで、まあアルバムからの曲が主軸、
というか陰陽座なら全曲やるかな?くらいに思っていたら、案の定全曲を投下。
「15年もやってて曲も多いバンドのライブなら、新しいアルバムからは4、5曲まぶしてあとは人気曲で構成するのが普通、俺もそういうライブが見たい(笑)」と瞬火も言っていたが、それって外国のミュージシャンの場合だよね。
外国のミュージシャンの場合は、そうしないと大真面目に暴動やブーイングが起きるらしいが、日本はアルバム出たらアルバムの曲は全部やってること多いはずなので、別に不思議ではないし、多分陰陽座は過去もアルバム全曲投下って普通に何回もやってるよね。

ライブを見てて流石だなと思ったのは、今回のアルバム曲だけで普通にバランスのいい本編構成ができていて、龍凰童子の曲だけでライブに必要とされるタイプの曲は概ね網羅されているんだなと感じたというか。
流れや緩急が凄くいいなと個人的には思った。
過去曲も「青天の三日月」と「吹けよ風、轟けよ雷」という、言うほど頻出している曲でもなかったし、補填したらより良くなるエッセンスをちゃんと選んできている気がした。

肝心の黒猫の調子だが、体調不良を微塵も感じさせない、いつも通りの120%の黒猫がそこにいた。
おそらくだが、体調自体はもうちょっと前に戻っていたのだろうが、「陰陽座のライブクオリティに耐えうる調子かどうか」という基準で大阪公演を見送ったのではないかと。

「静心なく花の散るらむ」では曲終わりに迫真の倒れ込み。
「大いなる闊歩」ではずっと足踏みマーチで歩き回る。
「覚悟」では「一寸待っては呉まいが」の歌詞に合わせてキュートな指手振り。
「羅刹」では突然メロイックサインを頭に当てて羅刹の角、のつもりw。
今日も様々な表情の変化を存分に見せてくれた。

なお、歌声については調子良すぎで言うことなし。茨木童子のファルセット安定しまくりだし分厚くて凄すぎ。

今日も安定かつ密度の高い陰陽座雷舞の時間を存分に堪能させてもらった。
ピチピチの会場でピチピチの魂を存分に燃やせたんじゃないだろうか笑。(狩姦MCより)
と言うか単純に楽しすぎた。陰陽座雷舞は本当にいつも楽しい。
肩と首をだいぶ負傷しているが、なんとなくいつもより涼しげな夜の空気感の中、帰り道は実に心地よい。(明日普通に仕事なんだけど・・・。)


(セトリ)

龍葬
鳳凰の柩
茨木童子
猪笹王
滑飄
月華忍法帖
迦楼羅
赤舌
大いなる闊歩
覚悟
静心なく花の散るらむ
白峯
両面宿儺
青天の三日月
吹けよ風、轟けよ雷
心悸

(EN)
焔之鳥〜鳳翼天翔
羅刹
甲賀忍法帖
組曲「義経」〜悪忌判官
無礼講
(EN2)
悪路王

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