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LIV MOON presents 「Buzzy Night with 'Mardelas' 」に参加して

桃の節句の3/3。
LIV MOON主催の対バンイベントに行ってきたので、感想を簡単に綴っておく。

元々この対バンには参加する気がなかったのだが、ここ最近プライベートで嫌なことが続いたので、前日に急遽チケを買って飛び込んだ。
場所は初台 the Doors。

最初この企画を見た時、
「え、なんだこの対局バンドの組み合わせは笑」と思ったのが第一。

優雅さと世界観で魅せる LIV MOON
パワーでねじ伏せるアウトサイダー Mardelas

表現は明らかにオカシイが「美女と野獣」みたいな見合わせだなと。
(そういえば数年前に「美女と金髪」って対バンイベントにMardelas出てたなぁ)

ただこの組み合わせに関しては、完全に俺得。
両方ともデビュー初期から聴き続けて入るバンドであり、実際にライブも足を運んでいた。
LIV MOONは10周年記念ライブ以来、
Mardelasは2019年のLADY STARDUSTという対バンイベント以来。
共に2022年に新譜を出して活発な活動を行っている最中での対バンだと言える。

個人的な興味としては、LIV MOON新譜の曲を生で聴くことが目当てではあったが、久々のMardelasも楽しみにしていた。
ちなみにこの日はマスク着用は求められたが、声出しはOK。


先鋒 Mardelas
まあLIV MOON presentsなので、先鋒はMardelasですわな。
セトリは以下の通り。

Burn out!
G-METAL
Deception
force & justice
Creopatra
Last One Surviver
Apocalypse
daybreak


EP「Ground ZERO」より後の曲自体は生で初めて聞いたが、旧曲との組み合わせが上手くハマる曲を持ってきた感じかな。
流石に対バンでSpider Threadとかはやらないか苦笑 聴きたくはあったけど。Mardelas IVの中ではExpendableが一番好きなので聴けなかったのは残念。
ただ代わりにDeceptionを聞けたのは嬉しかった。
LIV MOON層が多いと思しき客に対してでも、それなりに強気なセトリ、強気な客煽りになっていたのではなかろうか。
客側もバンド側の熱量に促される形で、終わりに向かって拳の上がる数も増えていった。

それにしても久々に蛇石マリナの歌を聴いて「相変わらず好き嫌いはっきり分かれるだろう歌声してんなぁ」と苦笑。
あの金切り、ガナリ、ハイトーンはダメな人はダメだろうが、そこが強烈な個性なのであって、結構クセになるのも事実。
私は何回も聴いているうちにクセになった一人なわけで。
ライブ中のキメアクションもなんだかんだライブ中だとカッコ良かったりする。

たった45分の持ち時間だったが、ワンマンライブを終了させてそれほど時間が経ってない中なだけあって、充実さが感じ取れたライブだったと思う。
秋には全国ツアーもあるとのことで、久々に参戦を検討してみるかな。

次鋒 LIV MOON

そして本日のお目当てLIV MOONが登場。
セットリストは以下の通り。

Escape
Addiction
Black Ruby
Tha Last Savior
Anemone
El Dorado
Fighter
溺れる人魚
アマラントスの翼

Buzzy Nightと銘打たれているイベントであり、今回はKey西脇とViの星野が不参加の体制ライブだったので、セトリ自体も結構攻撃的で良かった。
欲を言えば、この体制なら久々にAmen!とか零の天使もアリだったんじゃないかとも思ったりしたが、まあそれはワンマンに期待しましょう。

ライブでの感じ方はまた一段と違うバンドであり、楽器隊の演奏による音圧の強さを縫って飛んでくる、矢のような、レーザービームのようなAKANE LIVの声に撃ち抜かれること度々。
AKANE LIVのステージパフォーマンスはこの10年あまりのミュージカル等で培った演技力、表現力が存分に発揮されており、LIV MOONの世界に引き込むのに一役買っていたのは間違いない。溺れる人魚では感極まって泣きながら歌っていたしね。
Anemoneで特に感じたが、ライブハウスという会場で客を引き込み煽動する姿は、さながらドラクロワの女神。(ドラクロワの女神は今日はやらなかったけど)
ちなみに表現するあまり、時折「どこ見てるの?w」と、意識が新国立劇場にでも行ってらっしゃるかのごとく、視線が明後日の方向へ行ってることが度々あり、見てる方としては段々面白くなってしまった苦笑。

曲単体では、何はなくともAddictionが生で聴けたわけで。
新譜OUR STORIESの中でダントツに良いと思ってるこの曲が来たときは震えましたよ。予想通り圧倒的ライブ映えの曲だった。間違いなくキラーチューン確定。
Fighterがライブで初演奏だったとのこと。間奏のリズムが極めて変則的である難曲であるわけだが、間奏終わりの歌戻りのタイミングを見失っていたように見えた。
アマラントスの翼の前に大々的なコールアンドレスポンスをやったが、これ定番化するといいな。(他の曲の前でも良いけど)

たった9曲だったが、最高に楽しめた内容だった。
続きは来月のワンマンでということになるわけだが、
KeyとViolinが入った体制が本来の形態であるわけで、特に本日披露されなかった新譜の曲がどのような光り方をするのかは、今から楽しみで仕方ない。


ちなみにアンコールでは、LIV MOONに蛇石マリナを加えた状態で、
なんと浜田麻里のBlue Revolutionを披露。
やる前に「難曲だけど歌ってね」的なことを言われたが、確かに難曲だ苦笑
ただ二人の種類の違うハイトーンが堪能できて、なかなか面白いセッションだったように思う。

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