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摩天楼オペラ 17th Anniversary Live@東京に参加して

中3日も通常の平日があったため、特にどこへもいく気も起きなかったGW後半。
そんな中、唯一外出し、観に行った摩天楼オペラの17周年ライブについて、簡単に感想を綴っておこうと思う。

V系ながらメタルバンドとして高品質な作品を届けている摩天楼オペラだが、毎年周年でライブを行なっている。
思えば昨年の16周年ライブは、真実を知っていく物語を中心とした長期ライブツアーの終着点にして、声出し解禁という大変感慨深いライブであった。

今回の場所はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)である。
摩天楼オペラとしては、メジャーデビュー発表の際にライブをやった以来ぶりの渋公とのこと。
個人的には昨年のDREAM THEATER来日公演以来ぶりである。

今回会場は16:45開場で、17:30開演の予定だったが、
開演前から大丈夫かな?と少し思っていた。
というのは、この日は新譜「闇を喰む」の会場限定販売があるため、
1時間無い中で捌けるのかなと。
混乱の緩和を狙ってのことなのだろうが、事前にネットで受付し、会場で引き取りできるという形になっており、おそらく多くのファンがこの事前申し込みを行なったと考えられる。
ただ実際当日行ってみると、物販ブースの引き取り場所がちゃんと定められていなかったため、多少混乱しており、会場内に長蛇の列ができてしまうという事態も起きていた。
おそらく引き取りが終演後になった人も多かったと思われる。
ライフ自体は、17:45頃にライブはスタート。
セトリは以下の通り。 

Eternal Symphony
EVIL
Murder Scope

誰も知らない天使
悲哀とメランコリー
S
ローンデイジー
Apocalypse
輝ける世界
眠れる夜
COCOON
闇を喰む
GLORIA
喝采と激情のグロリア

(EN)
夜明けは雪と共に
EVE
alkaloid showcase
光の雨

(EN2)
真っ白な闇が全てを塗り替えても


周年ライブということで、過去のアーカイブ的なライブになることが予想されていたが、最初のMCで、いつもとは一味違うセトリになるとの匂わせがあった。
結果的に、最新EPである「EVIL」と、インディーズ時代の曲を中心とした構成で、非常に興味深い内容となった。しかもインディーズでも、定番となっているANOMIE、Honey Dropという曲すら切って、輝ける世界やCOCOONのような登場頻度のあまり高くない曲が入ったというところも一味違う感じになっていた。
今回全編を通して思ったのは、やはりインディーズの時と最近の曲とではやはりテイストが微妙に違うんだなということ。
ここ何年もライブには通って色々なセトリは聞いているし、過去のライブで苑も「摩天楼オペラにはV系の曲とメタルの曲がある」とも述べているので理解をしているが、いざCurse Of BloodやBurning Soulといった曲もない、インディーズの曲中心で並ぶと、何かこう、不思議な感覚を覚える。
個人的には非常に楽しめたが、摩天楼オペラを見にきている、特に男性客はこのバンドにメタルエッセンスをだいぶ求めている面もあると思うので、そういう客層に今日のセトリはどう映ったのかは少し気になるところだ。
ちなみに摩天楼オペラのライブはいつも終演後、首を大分負傷するのだが、気持ちいつもより首は痛くない(決してセーブしていたわけではない。)

最新EP「EVIL」の曲はV系よりの作風であるとバンドも過去に言っていることもあって、インディーズ時代の楽曲に組み込まれても親和性が高く、現体制での今の曲とインディーズ自体の曲とのクロスオーバーは上手くいっていたと思う。
今回のライブは映像収録がされている。そういう意味では、昔と比べて、現体制の摩天楼オペラで当時の曲を表現するとこうなるということを、ここで示しておくという側面もあったのかもしれないなと思った。
(そういう意味では、16周年ライブ版のように今回もライブCD付きでの発売を期待したい。)

最後にPAについて、全体的にちょっと反響が強すぎかな?と思ったり。
直近で見たDREAM THEATERやT-SQUAREがどうなったかなと思い出して比較しても、音像がぼやけていたように思え、勿体なかったかなと。
音が団子になって潰れるところまでは行かなかったが、1階の半ばで見ていたにも関わらず、演奏が遠く聞こえるような感じだった。(中盤くらいからだいぶハッキリするようにはなったが)


今年は夏にまたツアーがあるが、アンコール時には12月にアルバムを発表すること、そして2025年のライブツアーの告知もされた。
東京公演はまだ発表になっていないが、1年後もまた予定を空けておくようにとの言及も。
特に12月のアルバムがどのようなテイストになるのかは、今からとても楽しみだ。




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