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Kamelot ’AWAKEN THE WORLD JAPAN 2023’@川崎に参加して

気づけばもう11月。先日文化の日に川崎で行われた、アメリカのメロディックメタルの雄、Kamelotの来日公演初日に参加してきたので、簡単に感想を書いておこう。

Kamelotは1987年にギターのThomas Youngbloodが中心となって結成したアメリカのメタルバンドで、結構オリエンティックで琴線に触れてくるような日本人好みのメロディックメタルを展開するバンドである。
(なお本人たちはFacebook等ではハッシュタグでシンフォニックメタルとしている)
加えてこのKamelotが大きくなる時期にボーカルだったVocal、Roy Khanの影響もあって、Vocalスタイルもしっかり感情や込めたスタイルという点でも、他のバンドとは一線を画しているバンドである。
(なお、Vocalは2012年にRoy KhanからTommy Karevikに交代している。)

個人的には2007年のGhost Operaからリアルタイムで追いかけているが、生で見るのはこれが初めてである。
バンドの来日自体は2018年のShodow Theory以来かな?
今回はアルバム「The Awakening」のリリースに伴うワールドツアーの一角としての来日となる。
なお、来日は大阪1公演に、川崎2公演で、今回は川崎の1日目に参加したが、なんと開演時間が14:00。
翌日は18:00なのに、なぜこの日は14:00?

場所はクラブチッタ川崎。
最近よく来ている会場である。
ただまさかの昼公演と言うことで、この時間帯にクラブチッタに来たのは最近では記憶にないためなんだか新鮮(2018年のDolls Festdで15:00開演と言うのがあったかな?)

比較的前の方に陣取りできたのでステージも近くよく見えたが、
ステージ中央が前に少しせり出している形。
14:00ほぼ定刻にライブスタート。
セットリストは以下の通り。

Veil of Elysium
Rule The World
Opus Of The Night
Insomnia
When The Lights Are Down
Vespertine(My Crimson Bride)
New Babylon
Karma
Sacrimony(Angel Of Afterlife)
Song For Jolee
Nightsky
March Of Mephisto
Forever
(EN)
Phantom Divine(Shodow Empire)
One More Flag In The Ground
Liar Liar(Wastelamd Monarchy)

最初バンドメンバーが登場してから、Tommyが遅れて出てくるという流れ。
開始しばらくは明らかにマイクトラブルが発生(Tommyも耳を押さえていたのでイヤモニの方もトラブっていたと思われる。

それにしても、Tommyがカッコ良すぎた。
フロントマンとしての立ち振る舞いが本当に雰囲気があって、積極的に客を煽りもしていた。
他方Song For Joleeでは情感たっぷりに歌い上げ、観客の女性も涙していた。
ゲスト同行していたMellissa Bonnyとのハーモニーも珠玉。というかMellissaのデス声直後にクリーントーンを出すあのキャップは凄い。

海外ミュージシャンの来日公演をそう多く見ているわけじゃないが、観客の大合唱が終始すごかった。
とりわけ、One More Flag In The Groundのサビのところのチャントにおける会場の雰囲気は凄かった。
そういえばこの曲のところでTommyが日本国旗を持ってきて振っていた。おそらく各国でやっているパフォーマンスと思われるが、曲中に客席から別の旗が差し出された。
日本国旗をメインにアレンジし、Kamlot、Japanと書かれたもので、Tommyも嬉々として旗を振っていた。(なおこの旗と、ファンと一緒に写真撮影したOliverの様子がKamelotのFacebookにアップされている)
 
楽器隊も安定した演奏で、特に個人的にはDrumのAlexのプレイは音源よりも全然いい印象を持った。
途中のドラムソロでは、突然RUSHのTom sowyerを間に入れるなどのユーモアもあった。

総じて極上のメロディックメタルを堪能できたライブだったと言える。
加えて、シンフォニックメタル、メロディックメタルでありながら、会場の盛り上がりが凄くて熱いライブだったのは意外というか、やっぱりメタルバンドだなという感じ。
昼ライブだったという点も踏まえて、ここ最近見てきたライブとはまた一線を画すような、違った充実感に満たされたライブだった。



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