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吉川晃司 日本武道館公演初日に参加して

天皇誕生日の2/23、日本武道館で吉川晃司のライブツアー最終日に参加してきたので簡単に感想を綴っておく。

吉川晃司は昨年アルバム「OVER THE 9」を発表し、それを引っ提げて全国31公演のライブツアーを年を跨いで実施しており、本日の武道館公演がツアーファイナルの位置付けである。
ちなみに明日2/24も武道館公演があるが、こちらは「EXTRA SHOOTING LIVE」と銘打たれた、客入れはするが撮影主体というライブを行うとのこと。(公開リハの逆バージョンみたいな感じ?)

私個人としては、2018年に行われた武蔵野森総合スポーツアリーナのこけら落とし公演となったLive is Lifeの初日以来の参加。
ちなみに2019年の35周年の幕張ライブの時は、台風超接近の中、翌日どうしても仕事で休めなかったため、チケは取ってたが泣く泣く断念したことあったなぁ。

ところで、私は吉川晃司は別に個人的に直撃世代というわけでもない。もっと上の世代の人たちが直撃世代だっただろう。
そもそもライブを見に行くようになったのは参加した最大のきっかけは、

「湊雅史がライブでドラムを叩いているから」

湊雅史とは、ビジュアル系の始祖の一つと言っても過言ではない、後世のバンドに極めて大きな影響を与えたバンドである「DEAD END」のドラムを叩いていた人物である。
80年代後半のシーンにおいて多彩なフィルと手数の多さにより他の追随を許さない独自のプレイを見せつけ、湊雅史を「天才」と呼ぶ人も今持って多い。

DEAD END自体は90年に解散し、2007年に一時的に復活したものの、2020年にギタリストの逝去したことでで現在は完全に止まった状態。また、湊雅史は2007年の復活アルバムのレコーディングに参加したのを最後にDEAD ENDの活動に参加していない。

復活後のDEAD ENDは生で見たのだが、結局湊雅史のプレイを見ることはできておらず、生で見るためにたどり着いたのが、たまたま吉川晃司のライブだったというわけだ。
ただ2018年のライブは湊のプレイを堪能したのはもちろんのこと、そもそも吉川晃司がカッコ良すぎる、ライブが楽しすぎるということで、タイミングが合えば参加しているというところである。
しかも今回はギタリストにLUNA SEAのINORANも参加しているということで、完全に俺得。

定刻少しすぎてライブスタート。
セットリストは以下の通り。

ソウル・ブレイド
ギムレットには早すぎる
にくまれそうなNEWフェイス
LA VIE EN ROSE
タイトロープ・ダンサー
風が呼んでいる
One Side Liar
まだ愛のために
サイレントシンデレラ
Nobody's Perfect
BLOODY BLACK
ナイフ
GOOD SAVAGE
The Sliders
Lucky man
LOVIN' NOISE
SAMURAI ROCK
恋をとめないで
No No サーキュレーション
(EN)
INNOCENT SKY
KISSに撃たれて眠りたい

2階の下手側で見ていたので、湊のプレイが物凄くよく見えてラッキーだったわけであり、吉川晃司の曲中のダンス、足捌き、バンド全体の演奏を俯瞰して全部見えたのが個人的にはとてもよかった。
どうでもいいが、ステージ上手側の照明がイカれていたようで、勝手に動きまくってた。

湊のプレイはやはり凄い。震えた。
1タム2フロアで、スプラッシュシンバルやチャイナシンバルのないセットであれだけ多彩なドラミングができるのは魔法のよう。
LA VIE EN ROSEなどのやや早いナンバーでさえ、1泊の中に異常に細かいフィルを入れたり、曲中盤の何気ないところで突然ハイハットを32分で刻んだり、スネアのフレーズがまさにDEAD ENDぽかったり、ドラムだけでも十二分に堪能できた。

当の吉川晃司については、今に気づいたことじゃないけど、この人の立ち振る舞いは本当ステージ映えするし、ライブでの声の安定感は凄くあるよね。
あとこれだけ名うてのミュージシャンを揃えているだけあって、基本は音源よりもライブの方が断然いいと再確認。
タイトロープダンサーとか、風が呼んでいる、Lucky manとか、ミディアムなナンバーでも、ライブで聴くと印象が良い方に全然変わったなという感じ。旧曲のアレンジもGood。普通に元音源よりもカッコいい。
LA VIE EN ROSEなんかはライブ音源聴きたくて、35周年ライブブルーレイの完全限定版を買ったしね。

なんだかんだ、「恋を止めないで」と「No Noサーキュレーション」では、コールアンドレスポンスで普通に声出しも解禁されていた。
MCによると「冷やし中華始めました」的に「コールアンドレスポンス始めました」な感じで少しずつ解禁してきたらしい。
そういえばシンバルキックをスカるという貴重な場面も見れたw。


アンコールの時に突然、
喉に声帯結節があるとのカミングアウトもあったが、
それでも夏に再び武道館に立つという。
いつものロックテイストの形では内容ではないので、
それはそれで興味はあるな。


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